キルケゴール著作集 第5巻 おそれとおののき/反復 作者:セーレーン・オービエ・キールケゴール,桝田啓三郎 白水社 Amazon 今回は哲学と宗教の接点にある重要な問いについて考えてみたいと思います。「信仰とは神に従うことなのか」という問いです。 信仰と服従の関係は、宗教を考える上で避けては通れない問題です。神の言葉に従うことは信仰の証しなのでしょうか。それとも、信仰にはもっと別の本質があるのでしょうか。 そこで、デンマークの哲学者キルケゴールの『おそれとおののき』を手がかりに、「信仰とは神に従うことなのか」について考えていきます。内容は以下の通りです。 [内容] ■キリスト教の基本的な考え …