生きがいについての作者として知られる。ハンセン病者を介護する愛生園で医師として従事した。 現在の美智子皇后の相談役としても知られる。
生きがいについて (神谷美恵子コレクション)
こころの旅
神谷美恵子日記 (角川文庫)
人間をみつめて (神谷美恵子コレクション)
ハリール・ジブラーンの詩 (角川文庫)
神谷美恵子・浦口真左 往復書簡集
神谷美恵子―いのちのよろこび (人生のエッセイ)
自省録 (岩波文庫)
他にも「神谷美恵子著作集」など著書多し。 参照: http://www.pcs.ne.jp/~yu/ticket/kamiya/kamiya.html
9月20日(土)、「長島愛生園」見学ツアーに参加してきました。2022年以来、二回目です。今回もドラゴン先生からお誘いを受けて一緒に参加させて頂きました。朝、名古屋を出発して新幹線(ひかり)で姫路駅に、在来線に乗り換えて播州赤穂駅に、更に乗り換えて日生駅(”ひなせ”と読みます)。日生駅でドラゴン先生、そして、ドラゴン先生の京都マンション住人であるT女史、神谷美恵子さんの次男さんの嫁さんの神谷永子さん、もう一人T女史のお友達(K女史、今回が初参加)と合流しました。T女史、永子さんは主催者側に近い方です。初めて訪問した時にも詳しく案内、説明をして頂きました。三年振りの再会ですが、お変わりなくお元気…
名著の話「生きがいについて」は必読書だと思う。 人生をただの暇つぶしだと捉えないのだとしたら。「生きがいについて」のなかに「どこを切っても生血が出るような文字で書かれた文章」的な表現がある。 これは、自分そのもの、自分の身体が乗り移ったような文章ってことだと思う。涼しい部屋でYouTubeのまとめ動画だけみてたんじゃ何もわからないだろうね。生きがいとは、まったく個人的なもの。他人は関係ない。 そして、使命的なことも感じる。僕にはそれがある。前に進まないといけない。 フラストレーションは前に進めていないことから来ている。
生きがいについて――神谷美恵子コレクション 作者:神谷美恵子 みすず書房 Amazon 【18/05/28】 書名こそ知ってはいたものの、Eテレ「100分de名著」で、かつ若松英輔さんの解説で取り上げられることがなかったら、この本は読まなかっただろう。「神谷美恵子コレクション」として2004年に刊行された際に、「執筆日記」と柳田邦男さんによる「解説」が付される。読中は、その文の精神主義への偏りと倫理性にいささか辟易としていた。しかし、一番感心したのは「執筆日記」であった。神谷さんにとって、この著を完成させることは、「生きがい」に他ならなかっただろうと思われる。
坪内祐三『考える人』新潮文庫(2009) スティーブン・ピンカー『暴力の人類史 上』青土社(2015) 新・読書日記206(読書日記1546) – ラボ読書梟 関連ある本 nainaiteiyan.hatenablog.com
前のブログ 読書 生きがいについて1 - sazaesansazaesan’s diary の増補です。 高校倫理で知った、『生きがいについて』の中のいい言葉を引用します。(引用は『神谷美恵子著作集1』みすず書房1980年初版)教採対策にもなりそう。 3章「生きがいを求める心」 P60 ほんとうは、驚きの材料は私たちの身辺に満ち満ちている。少し心を沈め、心の目をくもらせている習俗や実利的配慮のちりを払いさえすれば、私たちをとりまく自然界も人間界も、たちまちその相貌を変え、めずらしいものをたくさんみせてくれる。自分や他人の心の中にあるものもつきぬおもしろさのある風景を示してくれる。わざわざ外面的…
瀧川 裕英 (著, 編集), 米村 幸太郎, 鈴木 慎太郎, 若松 良樹 (著)『問いかける法哲学』法律文化社(2016) ジェシー・プリンツ『はらわたが煮えくりかえる: 情動の身体知覚説』勁草書房(2016) 神谷美恵子『生きがいについて (神谷美恵子コレクション)』みすず書房(2004) 新・読書日記167(読書日記1507) – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
高校倫理で知った、『生きがいについて』の中のいい言葉を引用します。いずれも3章「生きがいを求める心」からです。(引用は『神谷美恵子著作集1』みすず書房1980年初版) p70 「自己実現」と単なる「わがまま」の区別は、生きがい感と結びつけて考えてみれば明らかである。「わがまま」というのは、自我の周辺部にある、末消的な要求に固執することで、これがみたされても真の生きがい感は生まれない。これに反し、「自己実現」の場合には、実現されるべき自我とは、いわゆる「小我」ではなく、中心的、本質的な自我を意味する。この点についてはさいきんの岡潔・小林秀雄の対談(23)に述べてあることが参考になる。(注(23)…
フリードリヒ・ニーチェ『反時代的考察』ちくま文庫(1993) 神谷 美恵子『生きがいについて (神谷美恵子コレクション)』みすず書房(2004) 新・読書日記166(読書日記1506) – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
神谷 美恵子『生きがいについて (神谷美恵子コレクション)』みすず書房(2004) メアリー・マッカーシー『アメリカの鳥』河出書房新社(2009) 新・読書日記165(読書日記1505) – ラボ読書梟
私はあまり芸術的ではありませんが、本に没頭していた時期があり、その中に心を打たれた詩がありました。 先にご紹介した神谷美恵子氏の訳で、ハリール・ジブラーンという詩人の本があります。 子どもについて書かれた詩の一部抜粋をこちらに載せます。 赤ん坊を抱いたひとりの女が言った。どうぞ子どもたちの話をしてください。それで彼は言った。 あなたがたの子どもたちはあなたがたのものではない。彼らはいのちそのもののあこがれの息子や娘である。 彼らはあなたがたを通して生まれてくるけれどもあなたがたから生じたものではない、彼らはあなたがたと共にあるけれどもあなたがたの所有物ではない。 あなたがたは彼らに愛情を与えう…