たやすく好きになれば 終わりとはいつも隣りあわせ まるで寄せては返す海の波 満ちたと思えば 足跡を残し彼方へと 空っぽの貝殻 浜辺に隠して 貴方の何か言いたげな その表情が嫌いだ 彼方へと還ってゆく どこから来るのか ねぇ、教えてくれない? 我儘が過ぎるので さよならはすぐに訪れる まるで海を渡る鳥の群れ 留まったかと思えば ひとつ残らず彼方へと 僅かな羽根 風にのせて 貴方の裏表のない 無邪気な表情が好きだった 彼方へと還ってゆく どうして来たのか ねぇ、教えてくれない? 隠れた貝殻を見つけて はしゃぐ それは水沫の煌めき 舞い降りた羽根を拾い 思いを馳せる それは南風の温もり 貴方と過ごし…