【感想】塩田幸司(風景美術館チーム)

熊本大学M2の塩田です。
書き込みが大変遅くなり申し訳ありません。
今回は夏の学校初参加でしたが、何だかあっという間に過ぎ去った3日間でした。
徒歩で、自転車で、そして船で波止浜とその周辺の島々を巡り、地域の人々と触れ合い、たいへん
有意義な時間を過ごさせていただきました。
班の皆様、スタッフの皆様、講師の皆様、そして地域の方々、本当にありがとうございました。


お気に入りの写真は、小島にあった、よくわからない物体を写した一枚です。



私たちの班は「風景美術館」というテーマにおいて、特に人々の暮らしや生業がにじみ出た風景である「生活景」に着目して、ツーリズムプログラムを考えました。
この写真に写っているものが何かは分りませんが、こういった道端にある興味を惹かれるモノ、面白いモノを探して歩くことが、歩く楽しさの一つだと思います。
そして、これらのモノも、人々の暮らしや生業を感じさせる要素として、地域におけるひとつの「資源」となり得るのではないでしょうか。


この夏の学校で各々の学生が考えたプランが、十年後、百年後にカタチとなってあらわれるような波止浜の未来を期待したいです。

【感想】原 祐輔(産業ツーリズムチーム)

あれから2ヶ月弱が過ぎようとしているのかと思うと、
あの波止浜の火照るような暑さもまた、懐かしく感じます。
とか言いつつ、ブログ書くのが遅れたのはただの怠惰です、すみません。


さて、「移動するまなざし」というテーマに立ち返って、
シーカヤック一本で攻めた僕たちのグループでしたが、
夏の学校後にシーカヤックブームが来ていることを考えると、
内心しめしめ…と思っています。
とか言う自分はまだ未体験なので、四国で1回、
東京近郊でも1回はシーカヤックを体験しようと目論んでいます。


さて、この学校で自分が学んだことは何だろう?
と帰ってから何度か考えています。
徹夜のグループ作業、先生方の講義、
しまなみの島々を歩き回り、船で移動し、その地形や歴史を体感する。
地元の人々との交流、祭り、マンガ、灯篭。


様々な出来事の中で得られた刺激を整理すると、
やはりもう一度「移動するまなざし」というテーマに戻ってきてしまいます。


僕が普段、研究しているような交通行動分析や交通計画において、
移動手段は「選択肢」であって、「所要時間」とか「運賃」とか、
そういう属性に移動手段を分解して説明しようとするわけです。
縮尺1分の1の地図は役に立たない、とよく言われるように
このような捨象こそモデルらしさでもあるわけですが、
これまで伝統的に切り捨てたところに、まだ本質が潜んでいるんじゃないかと
考えさせられました。


同じ道でも、歩くときとクルマに乗ってるときと自転車に乗ってるとき、
全部見え方は違うし、見えるものも違うってのは誰もが気付くところです。
そのとき「体観する」という造語はあながち間違ってないなぁ…とか思いました。


さて、写真は次の1枚です。

ほら、今にも『ぼくらの』のオープニングシーンのような、
ここから何か物語が始まるんじゃないかと思わされるような、
美しい写真じゃないかと思います。
他にも候補があったけど、やっぱこれで!


しかし、自分たちが産業ツーリズムチームだったことを今、思い出しました。
どう見てもシーカヤックチームです、本当にありがとうございました。

【感想】 平岡優樹(絵師・しまなみの子どもたち班)

人は究極として孤独である。
自らの存在意義を求め、それを明確にしてくれる他者・共同体を求める。
結果、家族を育み血族を形成する。
この、あくまで社会的に許され認められた卵殻は同時に 異者(敵)を生ずる。


異者同士は、互いに卵殻に自閉し‘愛するもののため’に、互いに排除しあう。
それは『ガンダム』や現在の アメリカ対ムスリム世界 における対立構造を参照するまでもない。


この、容認しがたくも諦観せざるを得ない生@社会に対して、僕にとって光明を与えてくれたのが今回のイベントであった。

風景をテーマに勉強や散策を通じて都市をまなざした参加学生。
風景を題材にした音楽やマンガといったコンテンツを創った者。
その風景を最も近しく愛する地元の人たち(彼らが 家から各々チャッカマンをもちより、火の消えた灯篭を再び灯していた光景は忘れられない)。
そして、すべてに開かれた風景を舞台に、多くを巻き込んで祭(あえて「祭」と呼びたい)に昇華させた主催者。


皆が、卵殻より大きくて柔らかな 風景愛という膜によって包まれていた。
それは 「主体」愛を超えた「構造」愛によってつくられた膜、とも言えるだろう。


勉強会を「祭」にまで昇華させられたことは、とてつもなく素晴らしいことだと思う。
このイベントを企画・運営してきた皆に最大限の敬意を払いたい。
本当にありがとうございました。サイコーに楽しかったです!


しまなみ風景愛膜のいっそうの発展、そしてこれからの交流があることを願っています。


http://houjiro.velvet.jp/
↑僕のホームページです。
このイベントで展示したマンガなども数点公開しています。これからもよろしくです。

【感想】亀田真宏(スタッフ・八木邸のある風景)

愛媛大学B4の亀田です。
夏の学校が終わってから院試の勉強三昧の毎日で更新が遅れてしまいました。
申し訳ありません。
もう1ヶ月も前だと思うとすごく月日が経つのが早いなと思います。
夏の学校ではスタッフ、特に風景カフェのマスターということでいろいろ仕事をしなければならない状態になり、班のみなさんにはすごく迷惑をかけてしまいました。
でも、初めて夏の学校に参加させてもらってたくさんの人の意見が聞けたし、いろいろなアイデアや考え方があってすごく面白いと感じました。
僕自身、夏の学校の準備ということもあり、波止浜をたくさん見て回りましたが船が何隻も海を渡っていたり、あれだけの島、橋、海という景色があり、一望できる波止浜(しまなみ)はすごく魅力的だったように思います。

僕が気に入っている写真はこれです。↓

これは馬島から見える風景ですが、自然に出来たような木の道を通ってその先に広がるプライベートビーチのような空間で、すごく好きな場所です。
個人的に自然に出来た空間がとても好きで人間が手を加えなくても充分魅力的な空間はまだまだたくさんあるはずだと思いました。
そんな魅力的なしまなみにこれからも足を運びたいと思います。

スタッフ活動報告(シーカヤックへの挑戦)

こんばんは,愛媛大学B4の川口淳です.
前回予告したとおり9月12日に研究室のメンバーで今治の鴨池海岸でシーカヤックの体験をしてきました.

朝10時から残暑厳しい強い日差しの中,
まさに「海の男!!」とも呼べるカッコいいインストラクターの人達にまずシーカヤックの基本的な操作を教えてもらい海の中へ…
安定面,安全面に関してはかなり良いと聞いていたんですが自分が入るまで少し心配してました.でも実際に海の中に入ってみるとかなり快適で安定性抜群でした.
今年に入って100人以上体験しているらしいんですけど一人も舟から落ちていないらしく安全面も良くこれは誰でも気軽に体験できるスポーツだと実感できました.

↑こんな感じですけど僕らが乗ったのは二人乗り用でした.
乗り心地は最高で近くの小さな島々を巡り,疲れたら砂浜で最高の景色の中,風景カフェをしながら休憩…まさに夢のような時間でした.
今回僕らが体験したツアーはハーフデイツアーっていうやつで3時間だけだったんですけど夏の学校のプランでもあった自分達で好きなルートを決めることができるカスタムツアーってのがあるんです.1泊2日で自分で好きなプランを作ってBBQを砂浜でしたり夜はカヤックの上で星空を眺めたりと友達と旅行気分で行くのも良し,カップルでデート気分で行くのも良しな最高のツアーがあるのでみなさんもぜひ一度体験してみてください.

【感想】山田孝太郎(スタッフ・歴史風景地図チーム)

東京大学B4の山田です。
1ヶ月以上たってからの感想で申し訳ありません。
当日はスタッフとしても、班員としてもいまいちな働きしかできず、皆様にご迷惑をおかけしたと思います。次回はもう少し貢献できるようにがんばりたいです。
参加して感じたことは、皆さんの成果物のレベルの高さでした。事前・グループワークともに力作ぞろいで、いろいろと参考になったところが多々ありました。

印象に残った写真↓

数少ないやった(できた)仕事です。(描いたわけではありません。掲示しただけです。)しかも、これは掲示した場所がいまいちだったので、来年の戒めにここに載せておきます。
班でもいい仕事ができず、歴史風景地図の皆様にもご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

スタッフ活動予告(シーカヤックへの挑戦)

こんにちは,愛媛大学B4の川口淳です.お久しぶりです.
夏の学校が終わり早1ヶ月ちょっと経ちますがみなさんお元気ですか?
今回は9月12日に夏の学校のプランにも出ていたシーカヤックに僕たち愛媛大学の研究室の精鋭?たちで挑戦しようという計画を立てたのでとりあえず予告をしておきます.
予告なので特に写真とかありませんが今回参加する「来島ウォータートレイル」のHPをhttp://kurushima.watertrail.com/
もし興味のある方は見てみてください.