声を出すこと
*声を出すこと
会社が異なったり、業種が違ったりしても、根源的に存在する問題点は非常に似通っているのではないかな。それを解決させるためには目の前の現実に「おかしい」と異を唱えることだと思っている。もっとシンプルに声を出してみること。
今思えば、私が調達購買部門へ異動した時の上司は酷かった。
約束は守らない、私の仕事でその上司に認許を得るために提出した書類は紛失する、サプライヤーへも全く根拠のない・・・思いつきとしか考えられない無理難題を投げかけ、回答が得られないと怒鳴りまくる・・・そんな上司だった。
そんな上司への対抗策は「怒ること」だった。単純に仕事の期日を設定し、期日を守らなかったら怒った。ある時は課のメンバーの前で机を叩いて私が自分の一次成績考課者である相手を罵倒したこともある。
そんな立ち振る舞いを見て周囲からは
「(上に)あんな態度は慎んだ方が良い」
「周囲からの評価は、お前(私のこと)が悪くなる」
なんてご忠告を頂いた。でもそもそも問題点は何処にあるのか?冷静に考えれば、誰が悪いのか?なんで約束を守らなかった同僚をかばい立てするのか?さも自分は全てをわかっている賢人が如く忠告した人だって、見過ごしているとの点で同罪だと思っている。全く納得がいかずに私はおかしい点はおかしい!と言い続けた。最終的にどうなったか?その上司は資材部門より放逐されたのである。同時に周囲から見てやり過ぎだったんでしょう・・・私の昇進も人より遅れる結果になった。
おかしい状況をそのまま放置することがどれほど大きなロスを生むのか?今も根強く残る旧態依然としたバイヤーの立ち振る舞いが、どれほど時代錯誤であるのか?バイヤーが「お客様は神様」を標榜する事は既に全く価値を生まない過去の遺物である。フラットな関係でフェアーにビジネスを進めるスタンスでないと、個人の立ち振る舞いが会社全体の大きな損失へ繋がる可能性がある。
別に上司を目の前にし、机を叩けとは言わない。ただ、いろいろな刺激を受けて「おかしい」、逆に「面白い」と思った事も、口に出して他人へ聞かせてみるのが一番だと思っている。絶対に反応して賛同してくれる人はいるはずだし、前向きに助言を貰えるかもしれない。
「あいつ一体何を考えているの?」
ってのが、一番勿体ないと思う。
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新年だから、あえて……
*新年だからあえて……
新年明けましておめでとうございます。
皆さん、新たな気持ちで新年をお迎えのことと存じます。晴れやかな気持ちで、今年一年の目標に思いをめぐらせた方も多いのではないでしょうか。私も、多分に漏れずやりました。でも、今年は昨年までと少し違うことにも挑戦しようと思っています。
「今年、やらないことを決める」
一日の時間は24時間と、誰彼の区別なく決まっています。例えば、RSSリーダーで一日に6〜700本くらい読んでいた記事、読む量を1/10位に減らしました。もともと、読み飛ばす記事が大多数だったのが理由です。初めて数日ですが、残した記事は丹念に読むようになりました。しばらくは、続けようと思っています。
●今年最初の金言
君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。
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・サイバースペースで生き続けるということ(坂口孝則)
文書の重要性
*文書の重要性
パソコンの業務活用が一般的になって久しいですね。最近では、会議室でもネットへ接続することが可能になっています。会議出席者にメールで送られた資料を、各自がパソコンで見ながら打ち合わせを進めることも、めずらしくありません。
だからこそ、紙の状態でなくとも「文書」が重要になっています。かつて私が勤務していた会社では、徹底的に標準的な文書の作成方法をたたき込まれました。それは、体裁に留まることなく、伝えたいことを効率的に相手に理解してもらう珠玉のノウハウでした。紙から画面へと変わっても、それを見るのは目であり、理解するのは、過去と同じく人間であることを忘れてはなりませんね。
●今日の金言
最初は計算、 次は実証、 これを繰り返し、仮想のモデルを組み立てる。 そして、ついに源泉に到達する。 そうなれば、最後は一般への展開です
月曜日に最新号を発行予定です!
一年を振り返る
*一年を振り返る
今の時期、来年起こりうる事象を予測する文献を多く目にします。私も未来は気になるので、できるだけ手にとって、目を通します。そして同時に今年一年どうだったのか?振り返りもおこないます。
大きな変化が、個人の生活に大きな影響を与えることは、そんなに多くありません。些細な変化が、時の経過にともなってジリジリと大きな影響になるのです。例えば、今年の手帳を見直してみる。今年自分が送ったメールを読み返す。今年を正しく理解することで、来年にどう挑むかを決めませんか。
●今日の金言
人生は列車のようなもの。時に遅く走ることは予測のうちだが、脱線だけは困る
ウィリー・スタージェル
月曜日に最新号を発行予定です!
顧客満足度を上げるために、なにをするか
*顧客満足度をあげるために、なにをするか
私は調達購買部門に勤務しています。顧客満足度の向上を考えるとき、まず身近な製造部門を顧客として想定します。「次工程はお客様」という言葉も意識しています。なにより、調達購買部門で適正なQCDをたもち購入できれば、当然後工程にも、悪い影響を与えません。
当然、実際のお客様を意識することもあります。しかし、私が購入したものがそのままお客様のところに行くので無ければ、すこし遠い存在なんです。遠い存在とは、私の仕事の現場から少し遠いという意味。お客様へ調達購買部門がいかに適正な仕事をしているかを説明するのも大事ですけど、それはあくまでも自分たちが正しく業務をおこなった上での話。
●きょうの金言
よく聞け、
金を残して死ぬ者は下だ。
仕事を残して死ぬ者は中だ。
人を残して死ぬ者は上だ。
よく覚えておけ
後藤 新平
最新号の執筆中です!
……つもり、はやめる
*……つもり、はやめる
「伝わっていると思いました」
だから、報告しなくてもいいということではありません。しつこく確認!確認!で押しまくるのも問題ですが、……つもりで、そうでなかった場合に想定される損失は甚大です。多くの場合、失われるのは人間関係です。しつこく思われない確認もテクニックです。スマートに盤石を実現させましょう。
●今日の金言
時間を最も有効に利用した者に、最も立派な仕事ができる
お申し込み後、1ヶ月間無料です。