巣箱、軽井沢編

 またもや巣箱だが、2006-10-25に書いたものは町田の自宅だが、それとは違って、こちらは別宅の方だ。

 ここには2個の巣箱が掛けてあって、南西側に掛けてあるのは、よく見える位置にあるので、シジュウカラやコガラが入っているのを確認しているし、時々巣箱の清掃もしていたのだが、こちらの方は、あまり目に付かないところに掛けてあるので、少なくとも5、6年前から、ずっと放置してあった事になる。
 大体、小鳥が営巣する時期に、中々来れない、と云う事もあって、小鳥が入っているところを確認した事が無いような気がするのだが、昨年だったか、なんと蜂、それもスズメバチらしきハチが出入りしているのに気がついた。
 大きさから判断して、多分キイロスズメバチとかではないかと思っていたのだが、定かではない。

 今まで、家の壁の中に入ったスズメバチの退治は、バルサンを使ったりして何度かやった事があったのだが、この巣箱に関しては、位置が2メーター以上と高いところに掛かっている事にくわえて、危険と云えばそうなのだが、放っておけば危害を加える事もないだろう、と思って、放置していた。


 で、この時期(11月)になれば、もうスズメバチも居ないので、ふと思いついて、巣箱の清掃をしてみる事にした。

 屋根の部分をはずしたのが、この写真だが、蜂の巣には似つかわしくない、苔のようなモノが見える。 やはり小鳥も入っていたのだな、と思いながら、蜂の巣の部分の中身を引きずり出したのが、この写真になる。 底の対角線が25センチ弱の巣箱だから、それほど大きくはなく、よく見るスズメバチの巣とはちょっと違う感じがするが、詳しい事は分からない。 


 この蜂の巣の部分を取り出した後に残っているのが、この写真で、卵の殻が一つ見える。
 見た感じ、かなり古いもののようだ。
 今までの経験では、殻が残っている事は無かったように思うが、穴が開いているところをみると、孵化した跡なのだろう。
 詳しい事は分からないが、この状況を見ると、なにか小鳥が営巣した後で、蜂が入ったのだろう。 しかし、苔がかなり上の部分にまで有ったところを見ると、さらにその後で小鳥が入ったのではないか、とも考えられる。
 とにかく、中を清掃した後、若干補修して、また元のところに掛けておいた。 また、来年、なにかが入ってくるかも知れないので、観察を怠らないようにしたいものだ。