樫の木山公園

 デジイチを購入して、数日が経つが、ずっと天気がイマイチだったり、たまたま晴れても、仕事が有ったりで、中々カメラを持って外に出かける事も出来なかったが、今日は一日中休みで、お天気も良かったので、近所の公園に出かけた。
 近所と云っても、家の前の道路を渡って20メーターも歩けば入り口なので、至近距離と云える。
        
 公園と云っても、私有地の山林だったところを、放っておけば開発の波に押されて、自然が破壊されるだろう、と云う事で、町田市が買い取って自然公園にしたらしい。
 そんな事なので、ところどころにベンチや東屋が有る程度で、遊具なども何も無い。
 多分、後から植えたものも有るのだろうが、元々が山林だったから、色んな木が有って、名前を書いた札が付けられていたりするので、植物園に近いとも云えるだろう。
 園内には、昔、新田義貞らが通ったとも云われる、鎌倉古道の一部が残っていたりもして、歴史的にも由緒があるところでもあるらしい。
 入り口からしばらくは、その鎌倉古道を通って、公園の中に入っていく。
 
        
 たしか、この時期は紅梅が咲いているのでは、と思ったら、まさに満開に近い状態だった。
 「ブンゴウメ」と書いた札が付いていたが、このブンゴウメ、花の一つ一つを見ると、なんだかぐちゃっとした感じで、あまり美しい花とは思えないのだが、遠目には中々綺麗だ。
 
        
 この開けた部分が、多分、この公園のメインとも云える場所なのだろう。
 少し先には、東屋が有ったり、丸太を利用したベンチ、水飲み場などもある。
 

 こんな竹藪も、何カ所か有る。
 春になったら立派なタケノコが出そうな気がするが、その時期の管理はどうしているのだろうか、など、余計な心配をしたりして。
 京都の嵯峨野の竹を撮った写真を、テレビや雑誌などでよく見る。
 あんな感じにならないか、と思いつつ撮ってみたのだが、中々そう上手くは行かないようだ。
 午前中だったので、あまり人影は無かったが、中学生を数名引率した先生(多分)に出会った。
 三脚に付けたカメラを持っている。
「こんにちわ〜」
とか挨拶する。
こちらも首からカメラを下げているのを見てか
「なにか良い物、撮れましたか?」
「いやいや、なかなか・・・」
「さっき、ルリビタキを見ましたよ〜」
「へぇ、そんなのが居るんですね〜」
てな会話を交わした。
 時間帯から云って、授業の一環として、自然観察でもしていたのだろうか。
 自宅から歩いて1分もしないところに、こう云う公園が有るのは、結構恵まれていると云えるのかも知れない。