FAA, SpaceX社の事故調査結果を承認。1/9のIridium NEXT衛星打ち上げで飛行再開予定

Spaceflightnow(1/6) SpaceNews(1/6)
LOX中のCFRP気蓄器(COPV)のALライナがバックリングしてできた空隙にLOXが入り込み(場合によってはSOX化し)、気蓄器が加圧された際のCFRP繊維破断もしくは摩擦による熱でLOXが着火したと推定。
Iridium打上げ用ロケットは1/5に燃焼試験を実施(衛星は非搭載)。
SpaceXの調査結果プレスリリース:SpaceXプレスリリース(1/2)
是正処置は気蓄器充填運用の変更を過去の実績ある方法に戻す(充填温度を上げるが時間はかかるようになる)こととしており、将来的には気蓄器の設計を見直してライナーがバックリングしないようにすることで急速充填運用に戻す計画。

Arianespace社, Sky Perfect JSATとIntelsatから打上げを受注。2017年は年間12機打上げ予定

SpaceNews(1/4)
Intelsat-39 (SS/L社製)は2018年後半に、JCsat-17(Lockheed Martin社製)は2019年に打上げ予定。
2017年の同社の打上げは、7機のAriane 5、3機のVega、2機のSoyuzの予定。また、現時点の同社のバックログは55機だが、そのうち21機はOneWeb衛星打ち上げ用のSoyuz機体。

NASA, Discoveryプログラムで小惑星探査ミッション2つを選定

SpaceNews(1/4)
LucyとPsycheの2つでそれぞれ$450Mの費用上限がある。
Lucyは2021年に打上げられて2025年にメインベルト小惑星を探査した後、木星と同じ軌道上にあるトロヤ群の小惑星に向かう。2027から2033年にかけて6個のトロヤ群小惑星を探査予定。
Psycheは2023年に打上げられ、2030年にメインベルト小惑星Psyche(初期太陽系形成時に破壊された小型惑星の核だと考えられており金属核が露出している)に到着して探査を行う。

NASA, 再整備したスペースシャトルOMSエンジンをOrion SM用にドイツに輸送

Spaceflightnow(1/2)
Orion Service Moduleは主推進系にスペースシャトル用OMSエンジンを使うため、再整備したエンジンをNASAからAirbus DS社の工場に輸送。当該エンジンは過去19回のシャトルミッションで使用したもの。

ブラジルの衛星メーカVisiona Tecnologia Espacial社, リモセン衛星や小型衛星に進出を計画

SpaceNews(12/30)
Visiona社はブラジル国内で静止衛星製造技術を獲得するために2012年に設立され、現在、Thales Alenia Space社でブラジル人エンジニア育成を兼ねて軍用通信衛星を製造している。この衛星が3月に打上げられることから、継続的な技術蓄積のためにリモセン衛星や小型衛星分野への進出を計画中。同社にはブラジル宇宙機関であるINPEでリモセン衛星を開発していたメンバーが集まっている。