州濱団子 By 玉英堂彦九郎

ta-nuki2005-05-25

玉英堂彦九郎は京都三条大橋付近で創業し、御所に州浜という御菓子を納めていたと聞く。彦九郎の名前は、三条大橋たもとの通称「土下座像」のモチーフとなった高山彦九郎に由来していると聞く。しかし、タウンページで調べたところ、京都には玉英堂という名前の店は見つけられなかった。
ということで、東京人形町へ。店の人に京都にも店があるかと尋ねたところ「京都の店は、とうに無いです」とのこと。
そして、玉英堂彦九郎が無くしたのは京都の店だけでなく、かつての主力商品である州濱も、今は作っていないのだ。
前置きが長くなりましたが、州濱団子(12本1500円)を購入しました。州浜団子は直径1cmぐらいの3色の団子を3つ串に刺したものです。で、団子の生地が、往年の州濱同様に、きな粉を飴で練ったものなのです。このため、一口かむと、きな粉の香りが口いっぱいに広がります。

 参考:御洲濱 By 植村義次

玉饅 By 玉英堂彦九郎

ついでに、玉饅(ぎょくまん)も購入。玉饅は皮の色に紅白2種類あり、あわせて2個購入すると、外見は普通の紅白饅頭です。
で、食べてみると、まんなかの栗を中心として同心円状に、つぶあん、ピンク色の餡、うぐいす餡と彩り鮮やかに作られている。が、お店から貰ったチラシには5味餡と書かれており、チラシのイラストにも粒あんとピンク色の餡の間に何かがあるように書かれている。しかし、岸朝子も[続]東京五つ星の手みやげ(isbn:4487799996)にて「栗を包んで3色の餡」と書いている。真相は。。。