よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「博士の愛した数式」小川洋子

小川 洋子
新潮社
発売日:2003-08-28

話題が高い本は
基本的に読まないのですが
これは気にはなっていました。
そろそろ
ほとぼりもさめただろうと
   (何のほとぼり?)
読んでみました。

「博士」という
素敵な存在
それは
常に別れを内包する
せつなさであり
「真実」から掘り出された
数の美しさであり
いつくしむ心だった
彼とかかわった時間は
宝物となる
そんな
素敵な存在

★ このお話の8つの要素

 ・博士
 ・ルート少年
 ・不断の「別れ」
 ・子供は素数
 ・いつくしみ
 ・透明な沈黙
 ・数の美しさ
 ・何ものにも左右されない真実の存在

(2007-02-25読了)