ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

芋三昧

予告通り,クロサワさんと川越を歩き倒してきました。もうくたくたです(^^;。
上野で待ち合わせて,まずは大宮へ。改装工事が終わり,駅ナカにミニモール・「エキュート」ができていました。そこには,関西の高級スーパー「いかり」の関東1号店が!みやげ街なんかは,もうデパ地下そのまんま。埼玉の交通の要所だというのに,「十万石まんじゅう」が見当たらないだなんて…何か間違っている気がします(笑)。川越線に乗り換えますが…単線だったんですね。今日の今日まで知りませんでした(^^;。
JR川越駅から,大正浪漫と銘打つ通りを経て,「蔵造りの町並み」へ。ここから,「菓子屋横丁」と銘打つ駄菓子街へ。ここの名物は,長さ1m弱の超ロング麩菓子。歩いていて,これを持っている観光客の多いこと(笑)。ぼくらのお目当ては…芋菓子店の稲葉屋。「ここのいもドーナツがおいしい」と,クロサワさんが持ってきた栄養士向け業界誌のコピーにあったので,まずはここを目標にしました。で,お味は…さくさくのふんわりでいもいも…むちゃくちゃうまい!オールドファッションドーナツが好きな方にはお勧め。ぼくだけでなく,茨城娘も,この埼玉の技には感動しておりました。

そこから蔵の通りへ戻ると,「川越産芋のソフトクリーム」を発見。紫いも使用のソフトクリームは,川越はもちろん色々な場所で見かけますが,普通の肉色のさつまいもを使っているソフトは,口上通りここくらいのようです。後で,さっきの菓子屋横丁に戻り,「自家製裏ごし紫いもミックス使用ソフト」も食べてみました。裏ごした芋を無理やりミックスに練り込んでいる分,なめらかさでは劣ります。が,ソフトクリームではなくジェラートだと思えば,これはかなりのものです。しかも,ソフトクリームは,マシンの掃除が不十分だと即食中毒につながる,恐ろしい食べ物。汎用機に合わないミックスで安全に出食するのは,並大抵の努力ではないはず。参りました…。
ソフトの後,川越城本殿→桜並木と歩き,蔵造りの町並みからランドマーク・時の鐘へ。この角にあった豆腐店では,豆腐料理のイートインサービスをやっていました。一家総出でぼくら観光客を出迎えてくれます。

  • 大将:テイクアウトとレジ
  • 女将:イートインの調理
  • 兄:イートインのウエイター
  • 姉:イートインの出食と皿洗い
  • 弟:イートインの皿洗い

ここで,ぼくは冷ややっこの盛り合わせ定食を頼みました。内容は…

  • 冷ややっこ5品
    • ざる豆腐(おぼろ豆腐のざるごし)
    • ゆず豆腐
    • ごま豆腐
    • 紫いも豆腐
    • (あと1種類は何だっけ?(^^;)
  • 豚汁(豆腐店系の具は油揚げと木綿豆腐)
  • 豆乳
  • 白飯ひとくち
  • ふかしいも2切れ

これに,厚揚げのみそ田楽とおぼろ豆腐を追加して,二人でつつきます。が…これがまたむちゃくちゃうまい!豆乳を口に含んだ時なんて,もう二人して「おいしい!」「うめぇ〜っ!」と,他の客をはばからずに口に出してしまいました(^^;。青身がちょうどよく,無限にきめの細かい豆腐をそのまま飲み干している感覚なんです。豆腐料理でここまで幸せな気分になれるなんて,思ってもいませんでした。

そこから引き返し,お互いのお土産を買います。芋菓子・ひとくち麩菓子だけでなく,クロサワさんはお父様からの頼まれもの(ぬれ甘納豆)を,ぼくは「発狂くん」を。両面をびっしりと埋め尽くす七味唐辛子…想像しただけでもぞくぞくします(笑)。
夕方には川越を出て,上野の夜桜(まだ見ごろではありませんが)を軽く眺め,今回の旅行はおしまい。あとは「発狂くん」を平らげるだけ(^^;。