モンゴル紀行

遅ればせながら、モンゴル日記を書きます。

4月27日から5月4日までモンゴルでワークキャンプ(植樹ボランティア)に参加した。
旅行や留学で色々なところに行ってはいたんだけど、ワークキャンプに参加するのは今回が初めてで、どんなもんかと楽しみ半分、不安半分だった。

参加メンバーの国籍は、日本5人(後でさらに3人が合流)、韓国2人、セルビア2人(カップル)、フィンランド1人。
みんな色々な経験をしている人たちで、何より旅好きということで話してて楽しかった。


活動内容については、まず到着した4月27日から30日までは、ウランバートルから車で一時間くらい離れた場所にある、とてもカントリーサイドのキャンプ地で、植樹や建物の改装を行った。
正直なところ、もっとモンゴルの大草原に植樹するのかと思ってたけど、主にボランティア団体が使用する施設の中庭に植えた。
まあ、少しでも現地の団体の役に立てたなら今回は良しとしよう。
でも、これからはもう少し現地の人に密着したところで活動が出来たらなと思う。
自分達がやった事が、どのように役立ってどう喜んでもらえてるのかを少しでも感じたい。


キャンプ地の食事は基本的に自炊。
交替で食事当番になって、メニューを考え、必要材料の買い出しを現地リーダーに頼む。
中国ウイグル自治区の田舎に行った時でさえ水道はあったのだが、ここには無い。そこで、おそらくどこかから汲んできた湧き水を煮沸して、料理や飲み物に使う。
このような乾燥地帯での「水」の重要性を再認識した。

ある日、現地のお母さんと一緒にホーショール(揚げ餃子)というモンゴル料理を作った。
具は、羊肉とマッシュポテトの2種類。
小麦粉を練って作った皮に包んで、中国餃子よりも平べったくして油で揚げる。
おいしかったが、揚げものなのでかなりヘビーだった。
10個以上食べたら、ずっとお腹に溜まっている感じだった。


5月1日にはウランバートルの孤児院を訪ねた。
ウランバートルでは、養育費が払えないために親に捨てられマンホールで暮らす子供達が少なくないそうです。
孤児院に入れば彼らの生活は18歳までは保障されます。
問題は卒院後進学や就職が希望通りにいくのは一握りだけで、貧困生活に逆戻りしてしまう子供たちも少なくないそうです。
今回訪ねた孤児院の子供達も、こちらから笑顔で接すると、とても嬉しそうに笑顔を見せてくれた。
こういう何気ない素朴な笑顔に触れると、俺はすごく嬉しい気持ちになる。
世界で困っている人たちの「笑顔」を間近で見られる仕事に就けるようにより一層努力しようと心に誓った。



2日から3日は、Freedayということで、ウランバートルからヴァンに乗って、ハラホリンというモンゴル帝国の古都カラコルムのあった街とリトルゴビ砂漠へ旅行に行った。

エルデニゾーという世界遺産に登録されているチベット仏教寺院群。
ここの歴史などについて詳しく知りたい人は自分で調べてください。
書き始めると長くなります


その夜は、大草原にポツンと組み立てられたゲルに宿泊。
夕方には、短時間ながらラクダと馬に乗せてもらえました。
また、放牧の手伝いもさせてもらえて、鞭をもって山羊たちを誘導しました。
その夜は、ちょっとした手違いで1つのゲルに14人で泊まるというなんとも密度の高い夜を経験しました 笑



2日目の夜は、現地のおっさんにウォッカを飲ませたら大暴走!
突然、服をめくり上げ自分の乳首を触れ触れと言ってきた 笑
こうなったらさっきまで、馬やラクダに跨っていた凛々しい姿は跡形もなく、ただの酔っ払いのオヤジだ!
女の子にも容赦なく同じ事をさせようとしていた。
もう少しでインターナショナルセクハラで訴えられるところだったよ 笑


そして最高によかったのはリトルゴビ砂漠
敦煌の鳴砂山とは違って、四方どこを見回しても街はなく、砂漠と草原(草はまだ生えかけ)が広がるばかり。
ただただ、「でっかいなあ」と感じていた。
日本で些細なことでストレスを感じたり、悩んだりしてるのが本当に小さなことなんだ、とモンゴルの大自然が諭してくれているようだった。


そんなこんなで、モンゴルの大自然と、現地のおっさんのクレイジーさを存分に味わうことができ、とても満足していますウインク

残りの写真はこちらを見て下さい。
http://picasaweb.google.co.jp/tak.tak.tak.attack