ベトナム&カンボジア紀行2

「8月12日」

前日の移動の疲れも何のその。
この日は、メインのアンコール遺跡観光。


ということで、朝早く起きてホテルで朝食を摂り、胸をワクワクさせてホテルのロビーで迎えを待った。しばらくするとそれっぽい現地の兄ちゃんが、
「白石さんですか?」
と日本語で尋ねてきた。純朴そうな彼の風貌と、少しアクセントのある日本語に、思わず笑顔になり、「そうです。今日はよろしくお願いします!」と返事をして、貸し切りワゴンに乗り込んだ。


初めに向かったのは、アンコールトム。
アンコールトムとは大きな町という意味で、アンコールワットとは異なり仏教寺院である(アンコールワットヒンズー教)。当時のクメール王国の王、ジャヤヴァルマン7世は敬虔な仏教徒であったため、バイヨン内では多くの観音様の彫刻を目にすることになる。
 

当時のクメール王国には既に中国人が移民してきていたようです。チャンパ軍と戦うためのクメール軍の中にちゃっかり中国人兵が混ざっています。相変わらず逞しいなー!

亀に尻を咬まれた男。遺跡造営に関わった当時の職人さん達もユーモアあるね☆


次はトゥームレイダーの撮影現場としてお馴染みのタ・プローム。ここはジャヤヴァルマン7世が母のために造った仏教寺院で、後にヒンズー教に改宗したものであるらしい。
巨大なスポアンという樹木がなぜこのように生えているのか、不思議でないですか?それはこの樹の種を食べた鳥が上空から糞をして、遺跡の屋根部に付着する。その糞には消化されていなかった種が含まれていて、そこで発芽・生育したからのようです。いやあ、人間の知と自然の神秘が共存していて、雰囲気がとても魅力的な場所でした。

遺跡付近の池で魚を捕まえる現地の男性と、その姿を横で見つめる女の子達。
  


35℃にもなる猛暑の中、遺跡を歩き回りすっかり疲れてしまったところで、お昼ご飯☆
写真はカンボジアのデザート(?)すあまやちまきに似ている物がありました。

腹一杯になって、2時間くらい昼寝をする。やっぱり暑い国の人は、昼食後に昼寝をするんだね。中国のウイグル自治区でもそうだったわ。暑くて体力無くなっちゃうからね。
しばらく寝た後、目が覚めてしまったのでホテルの近くを散歩してみると、店先でお母さんに体を洗われている子供を発見。たっぷり水浴びて、熱中症にならないようにね。


昼休みを終え、午後はいよいよアンコールワットへ。ここはヒンズー教のヴィシュヌ心に捧げられて寺院。と同時に、当時の王スールヤヴァルマン2世の墓でもあるらしい。
アンコールワットを見て、わっと喜ぶ観光客。

夕方には、夕日を見るのに良いスポットである、ワットプノンという小高い丘の上に建つ遺跡に登った。かーなり多くの観光客がまだかまだかと太陽が沈むのを待っています。

ついに夕日が見えてきました。でも地平線は雲で隠れてしまっていたので、この写真くらいにしか見えませんでした。せっかく登ったのに残念。。


一日中、色々な所を親切に案内してくれたガイドのポチさんとの一枚で、今回の日記を締めます!では!