いまさら アナログレコード 20 フォノヘッドアンプ K&R MC HeadAmp

何となく、何か面白そうなものを作りたいと思っていたところへ、K&R 社の MC HeadAmp. type1 フォノイコライザーキット 9,800円を見つけました。 ターンテーブル に MC カートリッジを組み合わせると 必須のアイテムの一つとなります。

発注後、届いた回路図を追いかけてみると、手馴れた回路作りをされていることがわかります。

しかし、スルー回路のリレー切換部分はいただけません。また、9,800円のキットですから、中国製のリレーではなく国産品を使って欲しかったです。

あと、基盤の金メッキが薄く、半田の乗りが悪いのが気になりました。

K&R MC HeadAmp はローノイズ、低歪みサウンドを売り物にしているだけあって、ortfon EQA-777 のMC HeadAmp とそこそこ互角に音がでています。

ortfon EQA-777 の MC HeadAmp より、少し利得が大きいので、レベル合わせが必要でした。出力はアッテネータを兼ねているので、100Ω で終端させると 出力がほぼ半分になります。これで ortfon EQA-777 の MC HeadAmp と同じくらいの出力を得ることができました。

より繊細な音楽性の点では、やはり ortfon EQA-777 のMC HeadAmp を選択することになりますが、コスト的にみると、 K&R MC HeadAmp も侮れません。フルキットではないので、ケースの加工等が必要であり、ちょっとお気軽お手軽とは行かない点が玉にキズでしょうか。

詳細は http://www.takajun.net/video/storyv080510.htm をご覧ください。




なお、http://www.takajun.net/video/gallery/mimi_comment.htm では、日本で唯一ネット上で 詩人 谷川俊太郎氏本人による朗読ビデオが視聴できます。