lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

確信に繋がっていく


ファンタシースター「オフ」ラインでひとりぼっちででっかいドラゴンの足をチマチマ攻撃してやっつけたりしている間にどんどん日が傾いてきてなんか悔しかったので、ぼんやりお出かけ。玄関を開けるとお正月の雪がまだ溶けてなかった上にどっさり新雪が積もっていて、世界が眩しいや。小さな背中を向けた子供がその雪でかまくらを作っていて、あー、ホームページ向きな話題じゃん、デジカメでも用意して、ほのぼの系ラヴフールで今日はいくかー、とか一瞬で頭の中を巡る辺りが汚いオトナのいやらしさだと思って、俺編集長に却下させてみた。ところでいやらしい気持ちじゃない時以外写真は撮っちゃダメ!と1年ほど前に自分に厳しくなってみたところ、ほとんど一切カメラを持つ機会を失った僕です。もう根っからのどスケベですね。対外的なものを抜きにしてファインダーを覗けないのは、イタズラ書きが出来ない画家のようで片手落ちだよなぁ。


ゲーム屋さん、本屋、レコード屋洋服屋と順にのぞいていくものの、欲しいものなんか何一つなくて、結局靴下と一番下に着る綿のTシャツとか買っちゃう。それだけやったらもう真っ暗で、雑誌BRIDGEのナカコーのインタビューを立ち読み(立ち読みなんて年に数回しかしないんだけど)しちゃう。これがもう、また涙ものの発言が多くて良かったですよ。例えば僕はゲーム作りや、デザインという行為は、ある種のルール作りだと昔から思っているんだけど、フューチュラマの解説とも言える今回のインタビューでは、まさにそこに触れていたのね。例によってうろ覚えで再現。

インタビュアー:「フューチュラマというアルバムからはすごい自由と言うものを感じるけど、自由だー!って言っている感じではなくて、前から自由だったって事を気づかせてくれるような音ですね」。


ナカコー:「例えばアメリカって国がそうなように、ルールあっての自由っていうものがある。法律があって初めて自由が生きてくるんだけど、その自由を吸収できる法律って言うかね。今回はそれを目指して作った。ただ自由だっていうのは好きなものを勝手に組み合わせていけばいいだけだから誰にでも出来る。でも今回はルールをしっかり持たせて、全体でちゃんとしたものを作れたと思う」。

とても何才も年下の発言とは思えない。出来てるものが輝かしい上に、言いたいこと、守っていることがいつも僕と被る(しかも大体オンタイムって言うのが悔しさ倍増です)。まぁ、多分、当たり前で普遍的なことを大事にしているせいもあるんだけど、それが作品で言い切れなかったことの言い訳や補足じゃなくて、そうなんだよね? そう言いたいんだよねって思って聴いていたものが、やっぱり!って確信に繋がっていくのが、やばいくらいに恍惚です。今年はソロアルバムとか出しちゃうんじゃないのー?って邪推もしながら、やっぱりスーパーカーから目が離せないオレでした。今日もフューチュラマ4ループしたしなー。