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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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TVドラマ「クライマーズ・ハイ」

原作は横山秀夫のベストセラー小説です。日航機墜落事件をモチーフに架空の地方新聞支社のデスクが奮闘します。


このドラマのすごいところは、登場人物がそれぞれに濃くて、ちっぽけだけどプライドを持って戦う姿が熱いってとこです。主人公は実務レベルでのディレクター的な役割を持つデスクを任されていますが、実際のところ、その采配はいろんな人の思惑に引き裂かれてばかりいます。それでもいつかなんかやってくれるだろう、という周りの信頼だけは厚いので、彼が乗り気になって独走態勢に入ったときは、結果的に体制側の矢面に立って処分される側になります。手柄を焦る若手の部下だったり、保守的で社長になびいているだけの上司だったり、仲の悪い販売部との諍いであったり、自分の子供ともうまくコミュニケーションが取れてなかったりして、どんどん追い込まれていきます。そんな中で起きる未曽有の飛行機事故で、最初で最後かもしれない大きな事件(ヤマ)を扱うことになる。こんな自分に抱えきれるのだろうか? 


この主人公を演じるのが佐藤浩市です。割といろんな人の意見に引っ張られすぎな小物ぶりと、それでも部下に慕われている熱い男ぶり、でもやっぱり最後の最後の最終決断は、、、、やっぱ怖い! みたいなオトナのモラトリアム。この役柄にもうホント完璧にマッチしている。さらに脇を固めて、主人公をいじめ抜くのが綿貫克彦、岸部一徳杉浦直樹の豪華俳優陣です。こんなのに囲まれて責められたら、誰だってくじけます。


中小の会社で30代を過ごしているおっさん(僕ら)世代であるなら、誰しもが感じるであろう社会の軋轢と家庭の問題をぎゅぎゅっと圧縮した濃密な2時間半をぜひ味わって欲しいです。ラストシーンのロッククライミングでのポエム的なエンディングは目眩がするほど好きです。もう5回ぐらい見たんじゃないかな。


2008年には堤真一主演で映画化されている本作ですが、圧倒的にこちらの2006年ドラマ版を推したいと思います。DVDも買ったし!



まず、中国のインターネットでは“明日”という文字が入っている文章は検索できないようになっている。“明日”という言葉自体が、規制対象になったのだ

http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2978

500メートルほど先に津波が見えた。たまげたよ。三角のとがった山みたいな、壁みたいな波で、7〜8メートル、いやもっとあったろうか。そのままじゃ、のみこまれそうだった

http://dotnuke.tumblr.com/post/4717287863/100