IBM BladeCenter HT

IBM BladeCenter HT」は、大量のデータの高速処理が必要な、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)に対応するビジネスを展開する通信事業者向けに最適なシャーシだという。バックプレーンは、従来の14倍となる最大1.2Tbpsの通信帯域までに対応可能で、サーバとスイッチの間で高速かつ大量のデータ転送が実現できる。また、10Gbpsイーサネットスイッチをサポートしており、外部との高速データ通信が可能。12Uラックマウント型で、1台のシャーシに最大12台のサーバ・ブレード、10Gbps対応のネットワーク・スイッチを最大4台収容可能。ネットワーク機器の規格であるNEBSレベル3ならびにETSIにも準拠し、高い耐故障性を発揮する。電源は、AC/DCのどちらかを選択可。
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/08/08/025/index.html

ブレードサーバも次第に「シンプル」ではなくなりつつあります。それどころか、見た目がシンプルになった分、設計や運用は逆にややこしくなってきている気もします。オールインワンがいいことなのかどうか…。
統合監視や管理インターフェイスの統合など、いろいろなメリットが強調されていますが、今回BladeCenerのシャーシがアップデートされたように、非常に多くのサーバを「無理して」統合しているだけにバックプレーンの性能や信頼性、将来のデファクトスタンダードへの対応、そして何よりも特定のハードウェアベンダーに対するロックインなど、ユーザにとっては様々な問題も秘めています。
まぁ別にブレードサーバはトレンドで終わるとも思ってはいませんが、だからといってなんでもかんでもブレードサーバにすることもいい事ではないと思うわけで、ユーザはそのあたりも考えてサーバを選択してほしいものです。