宇宙旅行の中の七夕の夜に彼らの歌があった。:THE PINBALLS LIVE at Shibuya Milkyway 2012.07.07

今日は七夕。
東京はあいにくの雨で空が曇っていた。

そんな中、
THE PINBALLSのライブが
Shibuya milkyway にて行われた。

「SPACESHIP RIDE!」TOURと題して
ツアーを行っている彼ら。

彼らにとって
今日の七夕のライブが
意味のあるライブだった。


S.E.が鳴り響き、ライブは始まる。

まずはファストビートの
"サイコ"からスタート。

メンバーのテンションが
一気に上がっていく。

その流れで"ten bear(s)"、"アンテナ"と
ライブではおなじみのセットが続く。

ツアーで各地を回っている彼らだが、
2週間ほど前に見た彼らのライブとは
また違うライブに見えた。

ライブパフォーマンスも若干だが、
激しさの中にある感情を
うまくコントロールできているように見えた。

もちろん、彼らの演奏面でも
パワーアップしている様子は見える。

最新ミニアルバム「100 years on spaceship」から
"地球最後の夜"を披露。

この七夕の夜のようではないが、
暗闇の中に光る星たちを
想像させるような曲。

ゆっくりとしたリズムだが、
ギターの渋い音、
若干エコーがかったような声。

その流れで"悪魔は隣のテーブルに"。

スローだったリズムを一気に変える。
弾ける音に体を動かさずにはいられない。

感情のままだが、
その中にしっかりとした意思があり、
まっすぐを見据えたその瞳が
彼らの行く先なのだろう。


"ICE AGE"はそういう彼らを象徴している曲。

荒地を選んで張っていけ

歌詞にもある彼らの意思表示である。

ラストは"ダンスパーティーの夜"で締めくくる。

パーティーはいつか終わってしまう。
それは仕方のないことだ。

今日のライブは宇宙をテーマにしたアルバム
100 years on spaceshipのために用意された夜かもしれない。

このアルバムの曲たちは
まるで星座のようにつながり、
それぞれに輝きを持っている。

そして、何かを示すような
存在でもあるようにも思える。


これからの彼らの行く末は
きっとこの曲たちが教えてくれる。

そして、その曲の形は少しずつ意思を持ち、
彼らを大きく未来へと引っ張っていくだろう。


これからの彼らが楽しみだ。