Portable Airport and Space Station No.9


劇場公開時はぼんやりと見てしまって「オシャレなPVだな」ぐらいにしか思ってなかったのですが、改めて見ると各場面かなり濃い作画してますね。参加メンバーから考えると当たり前なんですが、ちゃんと見ないと気付かないことも多いものです。


先日に引き続いて気になってる人も多いであろう大平晋也さんのカットですが、ポーダブル空港では独特の線と変なフォルムの手や異常な密度の作画が入る「capsule」というタイトルが出た後から「welcome」の文字が出るところまではないかと。主にモニターの映像です。「スペースステーション」はもっとわかりやすくて、当て逃げされた車をサーチングしたところでしょうね。服の形や髪の毛のなびき方とかモロ大平テイスト入ってます。


「ポーダブル空港」冒頭の部分が大塚伸治さんでしょうか。帽子が雑誌からもにゅっと出てくるあたりが生っぽくて良い感じです。「スペースステーション」でメインのモデルが出てくるところと、手を繋いで走るところが物凄く上手い、しかもどこかで見たような作画で名前も出かかってるんですが出てこない。ここわかった人いたら教えて下さい!実にスッキリしない。


ジブリも今までのいわゆる宮崎アニメのようなアニメーターの個性を消す方向から方向転換して逆に生かす方向に移ってきていますね。好ましいことと思いながらも、不勉強で吸収しきれてないのが悔しいです。これについては何度見てるうちにまた色々分かってくるかもしれませんので、また時間を置いて何か書くかもしれません。