そして私はふさわしい場所へ帰る

■21日(火)。予備校高等予備科2コマ。家庭教師1件。13時より、母校の出身ゼミの卒論発表会を聴きに大学へ。歴史学/宗教史・人類学セクションの学生さん18名の発表で、終了が18時過ぎという持久戦。しかし、質は非常に高し。卒業論文の内容そのものもさることながら、そのプレゼンテーションがとにかく上手い。文句のつけどころがない。当該テーマに関する先行研究の全体像がどんな感じで、それらのなかで自説がどのような位置づけにあり、それら既存の学説に欠けているどのような点を主張しようとしているのか。換言するなら、その論文のオリジナリティとは何であるか。このことを、前提を共有しない人たちに向けて、わかりやすく、かつ、簡潔に提示すること。これら全てにおいて、非常に質の高い発表ばかりでありました。本当にありがとうございました。恩師のA先生、Y先生にもご挨拶。
■22日(水)。予備校高等予備科2コマ。居場所スタッフ・ミーティング。
■23日(木)。予備校高等予備科2コマ。居場所スタッフ。家庭教師2件。

検証・若者の変貌―失われた10年の後に

検証・若者の変貌―失われた10年の後に

はじめて出会う政治学―フリー・ライダーを超えて (有斐閣アルマ)

はじめて出会う政治学―フリー・ライダーを超えて (有斐閣アルマ)

■読んだ本。27−28冊目。前者に関しては、「第六章 若者の道徳意識は衰退したのか」と「第七章 若者の現在」が面白かった。個人的には、若者の政治意識のありようについて知りたいところ。後者は、教科書リーディングの続き。有斐閣アルマのシリーズはわかりやすくてよい。共著者の1人に、先日読んだ『労働政治』の著者の名前が。「退出(exit)」と「参加(voice)」と「ただ乗り(free rider)」の辺りなど、まさに労働組合の話題そのままだ。