〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「啄木の父・一禎終焉の地」高知から


【啄木の父・一禎終焉の地の標柱】


高知支局長からの手紙--毎日新聞
「それはJR高知駅高架下の倉庫で眠っていました。包帯でぐるぐる巻きにされて」

  • 石川啄木の父一禎は縁あって晩年の2年余を高知市で過ごし、1927年(昭和2)に生涯を閉じました。駅近くの鉄道省官舎が最期の地です。
  • それを知った県歌人協会が1992年、駅前の市有地に標柱を建てました。
  • ところが、高知駅周辺の再開発に伴い、撤去される運命になりました。高知市が一時預かっていたものの、2007年JR四国に託されました。以来、倉庫で人目につかず保管されています。
  • 今、駅前再開発の工事が進められています。標柱の今後について、保管するJR四国の高知企画部は「未定」と言います。
  • せっかく建てられた標柱の行き場がないのは残念でなりません。駅前が工事中の今なら再設置にまだ間に合います。

(2009-03-09 毎日新聞 地域ニュース 高知)
啄木の息→啄木文学散歩「高知市・一禎終焉の地」