失敗を恐れさせない社内システムを持っている


この言葉は『新規事業・成功の〈教科書〉』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者は新規事業立ち上げのプロ、フロイデ会長の坂本桂一さん。
坂本さんは次のように書いています。


新規事業の運営責任者は、インキュベーションチームとは別に、社内・社外から引っ張ってくる形で準備を進めます。
運営責任者を社内からリクルートする場合のルールとしては、
「行くことがキャリアパスとしてよい」というお膳立てをすることです。
それが意味することは、新規事業に対し「手を上げただけで評価され」
「成功すればさらに付加的な評価を得ることができ」
「たとえ失敗した場合でも、最低限もとの部署に無条件で戻れる」ということです。
つまりどう転んでもマイナスにはまったくならないルールを人事と一緒に決めておくべきです。
新規事業に強い会社は、失敗を恐れさせない社内システムを持っているものです。


あなたの会社はいかがですか?
この本は月刊トークス2010年6月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201006