日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

デザイン思考ができる人を育てる必要がある?

早朝のお勉強。奥出直人『デザイン思考の道具箱 イノベーションを生む会社のつくり方』を読了。以前、「これから子どもたちにどんなスキルを身につけてもらいたいと思いますか?」という質問を保護者様にしたことがあって、そのときにお一人が「広い意味で何かをデザインできる子を育てたいと思います」とおっしゃっていたことがあります。その言葉と並行しているような、これからはデザインのプロセスを思考の全体にもちこまなくてはならない*1、という奥出先生の本。非常におもしろかった。
「創造性は個人の才能ではなくて方法だ」=方法さえ身につければ誰でも創造性を発揮できるというのは、教育に携わる者として非常に心強い言葉だと感じる。ノウハウを伝えることで身につけてもらうことができる、ということは希望だと思うから。才能のある人だけができる、っていう領域があることは認めるけど、その前にがんばればできる部分も大きくあるのだ、ということ。もちろん、ノウハウに向き不向きは絶対にあると思うので、たくさん試してみて、だんだん自己流にアレンジしてみて、とにかくやってみるってことが大事なのかな、と思っている。手帳の使い方、ToDoの管理の仕方、アイデア発想法、そういったノウハウを自分に向いたものに出会うまでやってみる、ってことが大事なのかな、と。
その意味で、この本に出てきたデザイン思考のためのプロセスとプラクティスについても、意識してやってみようと考えています。[→blog@Yui デザイン思考の道具箱]

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

*1:可愛いものを作る、というだけでなくてね

クリエイティブな人たちが教育業界に来てくれればいいのに

昨日の帰りの電車の中で、小松洋支・中村卓司『新・コピーライター入門』を読了。コピーライターの駆け出しの頃の話がたくさん読めておもしろい。とにかく数を書く。100本ノック、とか書かれていますが、そういうことが大事なんだよな、と。それと、こうしてとにかく熱意を持っていいものを作ろうと何度も何度も作品を作っていく、ということの大事さを考えさせられる。
こういうクリエイティブな人たちって、「こういうコピーを書いたら、こんなふうに消費者は思ってくれるはずだ」と見込みを持って言葉をデザインしているよね。こういう方法論を、もっと学校の先生たちがやればいいと思うんです。「こういう前振りをして、このエピソードを紹介したら、公式に納得がいくかな」と考えて授業をしている先生がどれくらいいるだろう、ってことですよ。こういうデザインノウハウをもっともっと先生方が勉強して、磨いていけばいいのに*1
そういう意味で、今の日本でいちばん伝え方に気を遣っているのは広告業界とかエンターテイメント業界なのかな、とこないだ博報堂の人と話をしていて思った。「何かを伝える」ってことを一生懸命考えている、友人やすひろと話をしていても同じことを思った。クリエイターのみなさん、もっと教育業界に出てきませんか?

新・コピーライター入門

新・コピーライター入門

*1:学習塾の先生たちはけっこうやっている

初・甚平!

午前中、郵便局の人に家まで来てもらって、学資保険についての説明など聞く。民営化してどんなことが変わりました?みたいな質問をしたりとか。「正直、公務員でいたかった、という人が多いんですよね…」と言ってました。なるほど…。まあ、そうだろうな。郵便局が民営化なんて想像もせずに入った人も多いのだろうな、と。
午後はセンター南で買い物。暑くてぐったりですよ…。アカチャンホンポで長男S氏と2人で甚平を購入。僕、初めて甚平を着たよ!涼しいんだね。びっくり。
疲れていたのか、帰ってから甚平を着て、「ホームレス中学生」のドラマを見ていたのですが、ホームレス生活から抜け出す前に眠りに落ち、目が覚めたら午前3時過ぎでした…。長男S氏が激烈に泣いていたらしいですが、リビングで起きなかったらしい…ごめんね。だめパパで。