漁書日誌 3.0

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パンチ新書

新刊書店で新書二冊。
今橋映子「フォト・リテラシー中公新書
竹内洋社会学の名著30」ちくま新書

それから古書一冊。
「weekly平凡パンチ」昭和41年8月1日号 500円

まー、平パンは、冒頭のグラビア特集「フシギな男 三島由紀夫」が目当て。平パン読者が選ぶダンディのベストワンに選ばれたり、昭和四十年代はこういった層にも人気があったわけで、そこいらへんは少し前に出た「平凡パンチ三島由紀夫」(新潮社)でじっくり読んだのだが、これがまた「サド侯爵夫人」とか「春の雪」とか並行してやっているわけだから、そこがネ。

それでまた、いってることがすごい。外形さえ健康な力に充ちていればそれが礼儀正しい私なのであって、裸であっても私は礼儀正しいのである、とか、続けて、大体健康であること以上に大切なのは健康に見えることである、とか、ここらへん、実はスゴイこといってますよ。これって、「黒蜥蜴」の美学そのまんまじゃないですか。剥製美術館!
写真でも文字読めるように撮影したつもりですがどうでしょう。