第13回 『遠まわりする雛 Little birds can remember』

今回は『遠まわりする雛』の第七篇をお送りいたします。

書き下ろし。

2001年4月の始め。奉太郎はえると地元の祭り、「生き雛まつり」に参加する。参加したはいいものの、連絡の手違いで開催が危ぶまれるが、何とか無事に祭事は行われた。
その手違いが気になった二人は、真相を推理する。

いやぁ、なんとも華やかな話でした。えるの十二単、とても美しいものでしょうし、奉太郎の束帯は実に似合わないと頭の中で想像し、ちょっと笑ってしまいました。
推理自体は簡単なものでしたが。
なんともいえない気持ちが心の中に残ってしまいました。
青春のほろ苦さをよくかみしめられた、411ページでした。

660円(Tax in)です。

遠まわりする雛 (角川文庫)

遠まわりする雛 (角川文庫)