天元突破グレンラガン #27 天の光は全て星

taske2007-09-30

道理とか、辻褄とか、相対性理論とか、そんなものはどうだっていいくらいに勢いだけのラストバトル。銀河を足場にしたり、銀河にぶつけられたり、銀河を丸めて投げたりともうやりたい放題。しかし最後はシモンとカミナが最初に編み出したラガンインパクトというのはニクい演出。ニア@福井裕佳梨との別れはあのタイミングで良かったのかと思うけど、静かなエンディングはこれまでとのアツい展開とメリハリが効いていて感慨深いものがある。

総評

最初は90年代アニメ臭さが鼻について*1あまり好きなアニメではなかったけど、序盤でカミナというキャラを徹底的に持ち上げて、しかも潔く殺してしまうことで主人公のシモンも、番組自体も一皮むけたように思えた。最初からそれをもくろんでいたのならお見事。常に最終回のようなテンションと、それを支えるクオリティの高いアニメーションは「トップをねらえ!」や「エヴァンゲリオン」のようにひとつの時代を作り上げるほどのインパクトはないにせよ強烈なバイタリティを持ったアニメであることは間違いない。

*1:個人的にこの頃のアニメ嫌いなんですよ

アイドルマスター XENOGLOSSIA #26 月とペンギン

インベル、ネーブラ、ヒエムス、テンペスタースがアウリンを破壊するために宇宙へと上がり、伊織@田村ゆかりと真@喜多村英梨の犠牲でその中心部までたどり着く。アイドルと隕石群との戦闘はさすがサンライズとうならせるクオリティがあったし、自らを犠牲にして春香@井口裕香を守ったインベルの行動はまさに生命と呼べるものであった。
と書けばなんだかいい話に見えるけど、起こる出来事のすべてが説明不足で、唐突で、ご都合主義的。伊織と真がどうしてアウリンへの侵入方法を知っていたのか謎だし、どうして5体そろうとアウリンがよみがえると言われていたアウリンを5体のアイドルが破壊できるのか意味不明。いやそもそもアウリン、というよりアイドルって何だ?
とってつけたような展開ではどんなにそれっぽいイベントを並べられても感動のひとつも起こらない。

総評

月が砕けてできた隕石を破壊するためのロボットや、それを操縦するアイドルマスター達、電波障害で有線でないと使えない携帯電話とか、世界観は良かったのだけど途中から物事のすべてを説明することを放棄してしまったかのように完全に視聴者が突き放されてしまった感が強い。最後も誰かを倒すわけではなく、突如出現した何かを壊すだけで盛り上がりに欠けるし、制作者はこのアニメでいったい何がしたかったんだ?
アイドルマスター」の冠をつけていなくても、キャスト総取っ替えでなくても、これでは批判されても仕方ないかな。

ハヤテのごとく! #27 ハヤテ大地に立つ

奇跡の3クール目突入でOPもEDもワーニングも新しい者に変わって新キャラと新展開で挑む今週、なぜだかわからないけど唐突に天下一武道会に参加することになってしまったハヤテ@白石涼子。展開に困ったらトーナメントにってのはジャンプ漫画のお約束だが……ってこれはサンデー掲載では!? 執事の大会にもかかわらず最大の見所は少女革命なヒナギク伊藤静てのはこのアニメらしいというか、なんというか(汗)
今週のサブタイトルはガンダム第一話サブタイトルのパロディ「ハヤテ大地に立つ」、来週はZガンダム第一話サブタイトルのパロディ「黒いハヤテ」。なら再来週はZZ第一話サブタイトルのパロディで「シャングリラのハヤテ」?なワケない。