NEX-7にたどり着くまでのいきさつ

さて設定も無事終了し、NEX-7がやっと使える!ってのに、あいにくの雨。
つまんないなぁ。ちぇっ。

もとはといえば昨年、ニコンがついにミラーレス市場に参入、というニュースを
見かけたのがきっかけでした。
一眼レフのデジカメが欲しいけど、素人には敷居が高いしなぁ。普段連れて歩く
のにはちょっと“がたい”がごっついしなぁ。
と思いながら、それでも5万円以下のデジカメを使っていると、仕上がりに
イマイチ物足りなさを覚えるのも事実。

そんなことを思いながら記事を読んでいると、
「コンパクトデジタルカメラからのステップアップユーザーをターゲットとして」
なんて書いてある。さらに
デジタル一眼レフに匹敵する実力ながら、ミラーレスだからボディがコンパクト」
なーんて書いてるではありませんか。
ニコンはミラーレス機では最後発だ、てことは“後出しじゃんけん”みたいなもんで
きっといいとこ取りのいいもの撮り、できるものを投入してくるに違いない。

こいつはイケる。

と勝手に踏んだ訳です。
ついにこの時が来たか、我慢して待った甲斐があったってもんだぜ。ふっふっふ。
で、そのミラーレスってなんですのん?(%)ゞ?

素人ってのはこんなもんです。
今まで触れる機会がなかったら、ミラーレスと言われてもなんのことやらさっぱり、
V6エンジンて6回も優勝したんでしょスゴいねーって思うのが当たり前だし、
フィンタ・デ・レギレテを必殺技に分類するのはおかしくないかと釈然としない
気持ちになる、なんてことはごくごく自然なことなのです。

・・・えーと、困ったときはWikipediaに聞いてみよう!

ミラーレス一眼カメラ(ミラーレスいちがんカメラ)とはデジタルカメラの分類のひとつで、一眼レフカメラの光学式ファインダーの代わりに電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて像を確認する形式のレンズ交換式デジタルカメラの総称である。
ミラーレス一眼の呼称は、従来の一眼レフカメラと比較して、撮影用レンズの入射光を光学式ファインダーに導くための反射ミラーが存在しないことに由来する。ミラーレス式カメラ、ミラーレス機などとも称される。市場では画質・表現力が同等のデジタル一眼レフカメラとひとくくりに分類され、デジタル一眼カメラもしくはレンズ交換式カメラという表現を用いるメーカーや販売店、価格比較サイトも見られる。
メーカーによっては「ミラーレスと呼んで欲しくない」とするメーカーや、独自の名称を使用しているメーカーも存在している。
Wikipedia


理系の人ってさ、専門用語がわからないから説明してってお願いしてるのに、わざわざ
べつな小難しい専門用語に言い換えて「わかった?」みたいな顔することありません?
あれ、ぜーったい“わざと”でしょ?ねぇ?

光学式ファインダー、といわれると身構えちゃいますけど、太陽や室内の明るさで
見える昔ながらの覗くとこ、ですよね。潜望鏡のように鏡で反射させながら見える
ようにする構造上どうしてもある程度の大きさが必要になる、それをデジタル処理する
ファインダーに替えてコンパクト化して、だけど一眼レフと同じクオリティーの写真が
撮れちゃうよ、てことでしょうね。たぶん。
そっか、一眼レフの“レフ”ってレフ板のレフ、反射板のreflexから来てるんだね、
知らなかったー。
撮影用とファインダー用が別々ではなく同じ系統で被写体を覗いているよ、一系統だよ
てのが“一眼”ってことなんだってさ。レンズが1コしかないからかと思ってたよ。

で、そんなミラーレスは一眼レフを凌駕するほど高性能化してるぞ、しかもあの
老舗ニコンが新規参入したぞ、と伝える特集記事が『DIME』2011年11月15日号に
あったんです。

ニコンが「Nikon 1 V1」を投入するタイミングでの特集記事ですから
当然のように「Nikon 1 V1」を買うつもりになってました。
60コマ/秒の超高速連写ができるだ、へぇー!とか、位相差AFポイントとコントラスト
AF*1の2つを搭載してるんだ、スゲー!、って位相差AFってそもそもなんだよ、とか
あこがれの眼差しで見てたんですが・・・
なんというか、ね。
兄弟機の「Nikon 1 J1」の内蔵フラッシュがポップアップした写真を見たのが
ダメ押しになったのですが・・・デザインがなんというか、洗練されてない。
はっきりいうと、ちとちゃちくない? 交換レンズも少ないみたいだし。

こんなもんなのかなと次のページをめくったら、“らしい”風貌のカメラがでん、と
こちらを見据えてました。「一眼レフをしのぐ2430万画素の高画質を実現」という
コピーがついて、さらっと「プロ用一眼レフ・ニコン『D3X』の2450万画素と肩を
並べる2430万画素Exmor APSHD CMOSセンサーをミラーレスに初搭載した。
これ以上の高画質化は当分のあいだ、実現は難しいだろう」と書いてある。
いいじゃん。
それがソニーの「NEX-7」だったんです。

*1:位相差AFとコントラストAF
位相差AFは人間の目と同じように2つの専用センサーを使って、素早くピントを合わせる仕組み。一眼レフに組み込むのに適している。コントラストAFはコンデジとミラーレスに適した方式で、精度が高く、動画にもそのまま使え、AFポイントを自由に設定できる。ただし、ピントを合わせる速度が位相差AFより遅いのが弱点。(『DIME』No.22より)