『屍者の帝国』伊藤 計劃 円城 塔

文庫に落ちたら買おうかなと思ってはや2年・・・図書館で借りてしまいました。でもこれは二度は読まないかもなので、ごめん読んじゃってよかった。最後の伊藤計劃本なので、読むの勿体無くてあえて読んでなかったんだけどだがしかし。
ワトソンさんとかヘルシング教授とか、文系スーパーヒーロー大戦なんで、リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメンみたいなノリだと思ってもらえれば。というかまんまなので、いい年こいた文系オタク向け。カラマーゾフの兄弟とかもちろん読んだことあるし、クトゥルフ系の単語とか息するようにわかります〜みたいなオタクじゃないと、あんま面白くないんでねぇか。伊藤氏だとキャラとドラマ、円城氏だとSFギミック書きたい比率が高いと思うので、伊藤氏の資料で書いた円城氏の本ってことで、キャラ設定集みたいになってる印象です。