先輩と私/森奈津子

先輩と私

先輩と私

森奈津子先生の作品は官能小説だからか図書館に入っていないことも多々あるので購入するしかない。しかし借りて読んでも面白いのでけっきょく購入するしかない。最初から買ったほうが手間が省ける。大好きです!

別に私は官能小説が好きなわけではないんですよ……。たまたま好きになった小説家が官能小説家だっただけです(なんかBLの言い訳みたいだな!!!!!)

紀伊国屋でまとめ買いしたので幸せ。まだ積読本がいっぱいあるううう!いま生きてる小説家さんで一番尊敬するなぁ。
森絵都さんも好きだけど(同じ森でも偉い違いだな)

永遠の出口/森絵都

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

というわけで、森絵都先生の最高傑作と名高い「永遠の出口」をついに読んでしまった……。
主人公の少女の小学校時代〜中学校時代〜高校時代を時系列で追っていく連作短編集なのだけど、一作一作がぜんぶ別々の作品として面白すぎる上に全部をひとつの作品としてみても面白すぎるわけでとにかく面白すぎた。小学校の先生怖すぎる話とかグレてる中学生のときに家族旅行にいく話とか、初めてのバイトに新しい世界が開けてわくわくするけど実はそこの人間関係は一瞬であっさり終わってしまいみんなバラバラになる話とか、恋愛に執着しすぎてストーカー化する主人公とか。面白かったです!大事に読みました。

ふたりの距離の概算/米澤穂信

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

古典部シリーズ最新作きたー!即行読みました。摩耶花かわいいよ摩耶花。摩耶花と奉太郎の冷淡なやりとりが好きだよ。昔なじみのくせにお互いに興味なさすぎだよ。あまりにも仲良くないのでひょっとしたら実は二人とも究極のツンデレで本当には愛し合ってんのかなぁと淡い期待を抱いていたけど、そんなことなかったよ。う〜ん、私はいつも局所的なところに注目する。