秀の湯

tenshinokuma2017-12-09

昨日の銭湯は、大田区の秀の湯。
蒲田のマックで仕事をしたあと、入浴。歩くと15分くらいあるけれど、線路脇から車両基地の横を通っていく。
ここ、何がいいって、広いです。大田区でいちばん広い、とか。浴室の天井は都内一、だんなさんが話していました。もうこれだけで、十分に気持ちいいです。
でも、広いからかえって、お客が少ないのが目立ってしまう、とも。まあ、入浴したのが5時ごろなので、まだ人は少ないか。それに、けっこう人は入っていて、普通の銭湯だったら、平日の夕方にけっこういるな、くらいなはずなんですけどね。
浴槽のお湯はぬるめ。強力なバイブラバスで前身がもみほぐされて、あとは黒湯でまったり。
背景は、意外とこぶりな富士山。ペンキ画だけど、天井たかいところまで絵があるわけじゃないので。磯からみた雰囲気です。
帰りがけに、だんなさんと少し話をしました。
お遍路のスタンプをもらうときに、直前に行ったのが、同じ大田区の第二栗の湯だったのですが、それを見て「栗ちゃんのところも行ったんだ」とか。一緒に組合の役員をやったことがあり、栗ちゃんとよんでいたとか。「おれより年下なんだけどさ、元気にしていたかい」って。してましたとも。
 でも、第二栗の湯ということは、ただの栗の湯もあるはずなのだけど、ときいてみると、最近まで世田谷にあった栗の湯なそうだとか。
 大田区でも先月、2店閉店しちゃって、品川区も2点、さびしいねえ。とも。その大田区の第二日の出湯も、本店は浅草だとか。
 だんなによると、秀の湯は家系としては銭湯ではもっとも古く、だんなの祖父が、全国欲情組合と東京都浴場組合をつくったとか。だから、組合長の写真のいちばんはじにいるよ、って。見る機会があるとも思えないけど。で、その祖父、国会議員でもあった。今は政治は?ときくと、政治家になってはいけない、というのが家訓だそうで。どろどろした世界には踏み込まない、とか。
 ルーツは新潟。昔は新潟が多かったんだよ。戦後は石川とか富山とか。でも、富山の人は金儲けが上手だからみんなやめちゃうね。新潟の人は人がいいから。とも。まあ、そんなことはないのでしょうが。
 「寒いから冷えないようにね」「おやすみなさい」ということで、蒲田駅に戻りました。そのあと、金町のマックで原稿を書いていたんですねどね。