五線親父の縁側日誌

2017-06-11 鵼(ぬえ)の絵師

超久しぶりに漫画のおすすめ。


■「鵼(ぬえ)の絵師猪川朱美(著)

https://booklive.jp/product/index/title_id/303981/vol_no/001

 

舞台は昭和初期の東京。「生者を描けばその魂を奪い、死者を描けば蘇らせる」という噂の主人公の画家。不吉な噂を知りつつ、絵の制作を依頼してくる「訳ありの人々」と、所縁の死者たち。その人間模様を、1話完結のライトミステリータッチで見事に描き切っている。これ超おすすめです。現在第5巻まで刊行。

2017-05-13 ブラタモリ的に面白い研究結果

[]ブラタモリ的に面白い研究結果


ブラタモリ的に、ちょいと面白い研究結果を見つけた。宮城県沿岸の神社をくまなく調べ、震災津波被害を受けたか受けなかったかを調査したものだ。


東京工業大論文PDFはここ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejsp/68/2/68_I_167/_pdf


津波を免れた神社は、高台とか、地理的に有利な位置に建ってたのが大きい。が、それだけでなく、祀られている神を調べてみると、スサノヲノミコトを祀った八坂神社熊野神社系統が、地震の被害はあっても、津波被害は殆ど無かったと。津波被害が多かったのは稲荷神社農業ウカノミタマ)、五十鈴神社アマテラス)系統ばかりで、農地などの低い場所に建てられるケースが多かったせいだ、と。


スサノヲヤマタノオロチ退治以降、水神竜神であり、自然災害の神。であるから、昔の人はちゃ〜んと、そういう神を安全な場所に祀っていた。水害でどこが安全でどこが危ないかをちゃんと解っていた。知らぬは現代人ばかりなり、というオチだ。やっぱ伝説伝承、昔の人は凄かったということだね。(^^;

2017-05-04 ヨーロッパ個人主義の裏にあるもの

[]ヨーロッパ個人主義の裏にあるもの


ブログ:シンプル道の日々より「フランスという国」

http://simple-dou.asablo.jp/blog/2009/08/07/4485728

 

フランス人の人生観、それは一言でいうと、「自分のプライベートの生活を楽しむ」というもので、人生は自分が楽しむためにある、といものだ。自分の人生は、国家のためでもなく、会社、仕事のためでもなく、子供や親や親族のためでもなく、誰のためでもなく、自分のためのもの、という個人主義が徹底している。>

 

自分も不勉強ではあるが、フランスだけでなく、ヨーロッパ全体がこの考え「個人主義」だと思う。

 

なぜこういう考え方に行き着いたのか? 自分なりに考えるに、有史以来ヨーロッパは、ずーっと「戦乱の世だった」からではないだろうか。わが命は明日をも知れず、権力や権威がひっくり返ると、自分の環境や立場も途端にコロっと変わってしまう。頼るものなき社会では、強く打って出なければならない。「俺はこうだ!」と、言いたいことはきちんと言わないと、抹殺されたり、とんでもない貧困に落ちてしまうような社会に、それこそ2千年も生きて来たから、ではないだろうか。

 

それと、こういった戦乱の世情で物言わずにいると、知らず知らずにその時々の世情を是認したことにみなされ、心ならず戦争に加担されていく社会だったのではないか。そしてその戦争の後には、広大な焼け野原とおびただしい犠牲の屍が築かれる。一部の為政者のおかげで国が滅んだ経験は数知れない。そんな惨状を2千年見てきた上で、今のヨーロッパ個人主義民主主義人民主権「まずは個人がきちっと言うべきだろ!」という考えが醸成されたのではないか、と思う。

 

今日本では、教育勅語復権だ、憲法改正だ、自衛隊の事実上の国軍化だと、全体主義を復活させ、為政者側の好都合で国を動かせる算段が、着々と積み上げられている。お上と大企業が、わがフトコロを肥やすためなら、世界戦争の尻馬にでも乗ろうとさえしている。あまりにも愚かで、ヨーロッパ史を踏まえた人間の、知性と理性の進歩と積み重ねをも、完全に泥足で踏みにじる、日本政治史上最低の破廉恥政権が、我が物顔で闊歩している状況だ。

 

だからここは、皆でもうちょっとは、個人主義になってもいいんじゃないか。空気を読んでその場を丸く収めたり、自分の時間を削って会社や周囲に奉仕したり、それもちょいと、考え直してもいんじゃないか。もっと、「嫌なものは嫌!俺はこうしたいんだ!」ってのを、高らかに叫ぶべきなんじゃないか。個人を主張し、自分を守ることが、実はこの悪政から、国を守ることに繋がるんではないかと、そんな風に思っています。

riamnriamn 2017/05/10 20:42 旅に出るともうひとりの自分を発見できるってそういうことかもしれないですね。ひとつの考え方に固辞せず、様々な角度から判断する。それによって他者の気持ちをより深く理解できるようになる。それによって無意味な争い事も減る。いまよりもっと生きることが愉しくなるはず。そのために人は旅をする。結局ぐるっと一周してしまいました。(笑)

riamnriamn 2017/05/10 20:59 このまま少子高齢化が進み、貧困格差が拡がっていけば、いずれ海外からの移民を受け入れざるを得なくなる。そのとき、異なる価値観を受け入れる柔軟な発想力が備わっていれば、どんな困難にも臆せず対処できるようになる。いまこの国の未来に必要とされるのは、自身の心を耕すための知恵と発想力。それが周囲に伝播し未来を耕すための原動力になる。そんな気がします。

terryyokotaterryyokota 2017/05/10 21:42 >riamnさん。
>異なる価値観を受け入れる柔軟な発想力が備わっていれば、
・・・そういえば、上野千鶴子っちゅー社会学者さんが、
「日本は移民を受け入れても、双方苦労する。結局受け入れなくなるだろう。人口減少に歯止めなども効かないし、このまま皆、平等に貧乏になるしかない。」
ってな発言をして、思いっきりひんしゅくを買っていました。

確かに、日本は言語も文化も独特なので、双方苦労するのは確かでしょう。でもある一線を越えれば、意外とスムーズに行くんじゃないかって気もしてるんです。多分下町的庶民のほうが、異人さんの個性とか価値観を、受け入れていくんじゃないかしらねえ。

心配なのは記事に書いたように、オカミ、AB政権が、どうにも異なる価値観をあまり認めたがらず、自分の都合のいい方へ思想誘導して、共謀罪だ治安維持法だとか言って他の異なる価値観を駆逐していこうとしていること。これはホント悪法で、将来とんでもないことになると危惧していますよ。(ーー;

2017-04-26 教育漫画

■ツイッタ漫画「厳しく育てたほうが失敗するんじゃないか説」

https://twitter.com/sirasuoden/status/856998600076795904

 

とてもよくわかる。我が母堂も虐待こそないが、まずはこっちの言うことを「そんなことして何になる?」という否定から入る人。戦前戦中の人格否定教育のせいだと、歴史や心理学やら勉強して分かったが、子供時代は相当抑圧だった。今は構わず自分のやりたいことやってるんで「お前は言う事を利かない人間に育った」と。(苦笑)


戦前の軍国教育やら間違った武士道教育のせいで、厳しく厳しく子供を育てようとする親は未だにたくさんいる。我が子だからと自分の理想通りの型に入れようとする。全て間違いです。子供は可愛がって可愛がりすぎることはありません。そして親のものではありません。

2017-04-11 浅田真央ちゃん引退

[]浅田真央ちゃん引退


浅田真央ちゃん引退表明。なんかTVで見た色々なシーンが去来する。残念なような止むを得ないような、もやもやした気持ちです。


シニア以上の抜群のジャンプと点数を出し、センセーショナルに登場してきた彼女。当時私は村主選手のファンで、若いライバルとして彼女を見ていました。ので正直応援していませんでした。ジャンプはいいんだけど、演技マイムの面がちょっとあっさりしてる印象だったので、そこも好みじゃなかった。


やがてキム・ヨナというライバルが登場します。所作の柔らかさと芝居演技の上手さで、自分は彼女のファンになりました。バンクーバー五輪での真央ちゃんとヨナの勝負は、今でも「真央ちゃんの点が低い」疑惑が言われますが、自分はヨナの弁護すら書いた記憶があります。


ただ真央ちゃんも、ロシアの重鎮コーチ・タラソワに師事し、ステップなどの表現面の向上を図ります。猛練習の成果もあって、演技マイム面・表現面でも恐ろしいほど上手になっていきました。ソチ五輪を経て現在まで、彼女の演技はトータルな意味で「世界最高のフィギュアスケート演技」になっていたと思います。


剣の道を極めようとする宮本武蔵のように、彼女は自分の中の理想の演技を極めることを主眼としていたと思います。「お客さんのために滑る」というエンタメ型演技とは対極の位置だったと。それはそれでスポーツとして素晴らしいことなんですが、在宅テレビファンの私は「もっとこれ見よがしに、大げさにアッピールしてくれないかなあ」と、はがゆく思うことが多かった。


しかし近年は、その点も克服されて、すばらしくアッピールする演技も見せてくれるようになりました。うわっつらの芸術性アッピールとは違う、もっと奥底から滲み出て来るような、見ていてヒリヒリするような凄みをも見せてくれる。ああこれが本来の「内側からの芸術性」なんだなと、私も彼女から教えられることもありました。


トリプルアクセル・クイーンが、そのジャンプに苦しめられて、現役競技人生を終える。何の因果かと嘆き悲しみたくもなる。どのスポーツもそうですが、フィギュアスケートも、やっぱり非情な競技ですね。


でも彼女は、歴史に残るすばらしい選手でしたし、その高潔な、穏やかで厳しい人格の立派さでもスポーツマンの見本だったし、私たちみんなのアイドルでした。本当に長い間楽しかったです。おつかれさま。

2017-04-05 ビリージョエル「ウイーン」

[]Billy Joel「Vienna」


えー、ネット友のボーカリストさんとの音楽制作。Billy Joel「Vienna」をやってみました。アルバム「Stranger」の収録曲ですね。


【Cover Version, Vocal:kay-chan、Track:Terry】

http://musictrack.jp/musics/72792


【歌詞意訳】ウィーン


ゆっくり行くんだ、若者よ

あせる気持ちもわかるけど

いつもはスマートに対応するくせに

何を恐れているんだい?


火事を知らせるみたいに大騒ぎしないで

クールダウンするんだ

君は今まで十分な

準備と練習の日々を積んできたはず


求めたものを得られるか

ただ漫然と年をとるか

人生はこの二つしかない

でも逆に焦っちゃうと

目的の半分も行かなうちに

力尽きてしまうよ

気づいておくれ

ウイーンはいつだって

君を待ってるって事を


ゆっくり行くんだ、大丈夫だ

時間前に全部なんて出来ないんだよ

それより今夜は

街境いあたりはとてもロマンチックだよ


しょうがないんだ それも人生さ

君はちゃんと進んでいるよ

正しいとか間違ってるとか

君に本当に分かる事かい?


情熱とプライドは立派だよ

でも時には満足も知らないと愚かだよ

夢はちゃんと実現するさ

気づいておくれ

ウイーンはいつだって

君を待ってるって事を


ゆっくり行くんだ、若者よ

電話なんか2−3日

電源を切っちゃえよ

気づいておくれ

ウイーンはいつだって

君を待ってるって事を


焦っちゃうと

目的の半分も行かなうちに

力尽きてしまうよ

気づいておくれ

ウイーンはいつだって

君を待ってるって事を

2017-02-23 青い星(獣の奏者エリン挿入歌

えー。この間完成したカバー曲の、YouTube動画を、ボーカル担当の琴子さんが作ってくれました。よろしければどうぞ。


■青い星(獣の奏者エリン挿入歌/cossami/Cover)



D


原曲;歌=Cossami Vo&動画=琴子、打ち込み=テリー


2009年のアニメ獣の奏者エリン」の挿入歌。女性二人のデュオによるアコースティックギター伴奏によるワルツ。まるで英国トラッドフォークのような(サイモンとガーファンクル「スカボローフェア」の元歌とか有名)世界観を日本語で構築していて、ファンタジーアニメにふさわしい歌でした。邦楽にはなかなかないタイプの曲と思います。今回は琴子さんのボーカルで、清潔で透明な世界になったと自負しております。