「アリスインワンダーランド」 映画 マイカルシネマ

teru10162010-05-05

1300円 (夫婦割引) 
久しぶりの映画、最近どれもこれも観たいものを観てなくて映画館から遠ざかっていた。 これはいかんと観る宣言。 アリス3Dをネット予約♪ マイカルはメガネお持ち帰りだけど、ユナイテッドは貸し出しらしい。 不思議の国のアリスをモチーフにした映画や舞台はたくさんありそうだけど、たぶんこどもの頃に読んだ簡単な絵本以外では読んだことはない、それなのになぜかいろんなエピソードとかの記憶があったのは子どもが小さいときに通っていた英語教室のテープにアリスやディズニー系の歌やセリフや単語があったからだと思う。 あまり考えずに観たけど楽しかった、子どもっぽかったけど楽しかった。 いいんだよ、子どもに戻れるんだからw 日本では見られない狂気の楽しさ。子どもだけに向けたものでないというか。 ティムバートンのような人というと。。。。宮崎駿? ちょっとイメージが似ているかも。 ジョニーデップはスウィーニートッドで初めて観たがとにかくカッコいい。 演技も歌もたぶん私生活も。 時々買うTHE BIG ISSUEの表紙によく出ているし、彼が出ているときは完売のときが多い。 役者としてもアブノーマルっぽい感じではあるが、きっと演出等は神妙に監督の指示を仰ぐのではないだろうか。 不真面目そうに見える人が真面目ってことは多々あるし。 しかし、一押しは赤の女王!!! へレナ・ボナム=カーター  もうこれに勝るものなし。 すばらしいキャラクター(天上天下唯我独尊)でアリスもマッドハッターも食われた。 4頭身の体も。。えーどうやって撮影したんだろう、もう今ってなんでもありだよね。 彼女はティムバートンの奥さん(みたいなものw)なので自由放題やり放題!! 一般的に監督と女優のペアっていい仕事してるよね。 マッドハッターの異常さは昔の帽子屋は水銀を使っていたので、それを吸って頭がおかしい人が多かったということ。 うわ〜〜職業病なのか・・・   「不思議の国のアリス」のときより年齢があがったアリスは昔のことを覚えていない。 思わぬ人に求婚され逃げ出したアリスは白うさぎのアトを追って穴に落ちる。 「これはアリスじゃない!」のことばに不快感を示しながらも小さいときを思い出せないアリスは夢の中と割り切りながらもマッドハッターと会い、予言の書により赤の女王のジャバウォッキーと闘うこととなる。 結果は??  アリス役のミア・ワシコウスカはどうも私の感覚では可愛いとは言いがたい顔立ちなのだが、大抜擢なんだよね。 不思議ちゃんな感じはよく出ていたと思う。 そうだ、顔が白すぎる。 ダレもそんなこと言わないから私が可笑しいんだろうな。 アン・ハサウェイはとてもきれいだけど妙に変w 彼女がちょいふけたアリスでもいいかもしれない。 他のアリスの登場人物(動物?)白うさぎ、チェシャキャット、アブソレム、ヤマネ、双子の兄弟などなどもそれぞれの役目をしっかり担っていた。 楽しかった♪  気楽に観れた。 こういうのが楽でいいかもしれない、いや楽ばかりじゃいけないとは思っていますって・・・ヾ(_ _。) あ、そうだ3Dはあまり意識しなかったけど、別に3Dで観る必要はない作品だったかもしれない。

「すべてではないにしても、ほぼ絶対。」 西鉄ホール

19時〜 9950円(共通チケット) village80%
渡部さんの作・演出。 さてどうだろう、西鉄ホールの中に入るとやっぱり。。という舞台設営。 四方に客席を配置した、中央に四角形の舞台。 チェルフィッチュを非常に意識したと思われる。 確かにvillageの自由さは舞台があって、その前に観客がいて、という定型ではくくられないものになってきているかもしれない。 私は慣れたけど初めて見る人はびっくりするだろうな、とほくそ笑む。 どこがベストシートかをひとしきり考えて座る。 この作業もまた楽し。 中央に数個のパイプ椅子が輪になっておかれている。 それとは別に四方に1つずつ椅子。 天井からそこにまっすぐスポットライトがあたっている。 とてもきれい。 開演後にわらわらと人物登場、座るやいなやしゃべり始める。 夢とか就職とか仕事とか本編と関係ないような会話で学生たちか。 わらわらとはけていき、舞台は香椎浜ワールドバザール会場。 いきなり福岡の実名登場でちょっと親近感が出てくる。 ショップやカフェ、バスの運転手、警備員らがそれぞれのシーンで日常を披露。 その際、椅子の並べ方を変えて違う場所を表現。 おもしろい、シンプルな場転だと思った。 だが何度も繰り返されるのはちょっと時間がかかりすぎていたかな。 その分、もっと内容をもっと濃くできたかもしれないと思った。 時間にして1時間30分を越えていたので。 なにげない会話の中にもちかっとスイッチが入るものがあり。 閉店が決まった同店ではそれぞれの従業員が先を考え出す。 客演の渡口さん演じるこのショッピングモールのチーフはキャリアの女性らしき気の強さと責任感を持っている。 雑貨ショップの品物に興味があるけどそれを言い出せず、ショップ店員にちぐはぐな値引き提案を繰り返す。 椅子の仕入れ先や品物について強いこだわりのある店員、同店のファンでなぜか外国人の彼氏ができた女性客が1脚35万だっけ?の椅子を購入するという。 考えてみればなんてことない風景なのだが、こうやって思い返すと鮮明にそのシーンが思い出されるっていうのは自分も思いいれを持って観てるからかな。 キャリアウーマンの寂しさとか不倫中の若い女性のくったくのなさとか、女性中心で見ていた。 さて警備員男性二人はこの仕事が終われば自分の道を探しなおすつもりのようだったが、結局次の職場も同じ警備員で偶然に顔を合わせてしまったという部分がオチとなっていた。 夢と現実は別のもの。 勉強や仕事や夢や現実、人がそれらとどうやって向き合っているかを考えなおさせる機会になったと思う。 もちろん私自身のことも。 演劇フェスティバルは確実に活かされている。 高山氏の作品「私たちの誠実さにはいつも、何かしたの嘘が混じっている。」のDVDを購入。 去年のベスト3に入るおもしろさったのだが、やはり映像になるとプラス面もあるが生に比べての臨場感に欠ける。 もちろん撮影のテクニックにも関係するとは思うけど。 ラベルもきれいに作ってあり、これは保存に値する作品だと思う。