「ピエロの赤い鼻プロデュース公演」 甘棠館Show劇場

teru10162011-12-18

13時〜 1500円  
九州小劇場の鈴木新平さんがプロデュースする劇作家を育てるイベント第2弾。 今回のテーマはバス停。 バス停に絡んだ小作品、映像2本を含む9作品。 作家・演出家・役者は聞いたことがある人が数名。 
印象に残ったのは映画「寝袋とチャラ男とリスカ女」この3人によびとめられた男の悲しい運命の話。 星新一風で好きだな。 知り合いの役者さん(渡辺ハンキン浩二)も出ていてびっくり。 これは短編としてインパクトあった。 「黄昏町バス停」かなりの高齢の男女と若い女性の3人芝居。 高齢のお二人がすごくて、アマっぽいのに上手いな〜と感じる。 女の子もちゃらっとしてて可愛かった。 映画「命の順番」ぼや〜っとした映像と字幕付きのセリフ。 日本語か?韓国語か?中国語か?はたまた宇宙語か。 たぶん冥途行きのバスに乗ろうとする女の子にまだ乗っちゃダメだよ、と諭すおじいさん。 そう、逆縁はダメなんだよ。 「化粧」女装趣味の男と初恋の男性に会いに行く老女、若い女。 みんな変わってる。けど、女装男性のインパクト強すぎて他の二人が全く目立たずw 
公演って作品や演出や役者や舞台装置や他たくさんの要素が絡み合っていいものができると思う。 まだまだの部分が多い公演ではあったけど、やっていくこと、実践することに意味があると思うので、これからもそれぞれに頑張ってください。 そういう私ももっと芝居の観かたを向上させなきゃね^^; はいw

「鬼灯の中の華」 ぽんプラザホール 

17時半〜 2800円(ペア早割2人分) 演劇銭団Do-リンク場  
 小林ゆうさんお得意の時代劇! うん、楽しかった♪ 人数の多さと昔の名前の複雑さで池田商会と同じく最初は名前と役柄を追うので一生懸命だったけど、だんだん新撰組仕立ての内容がわかってきて楽しくなってきた。 女性ばかりの新撰組だからネーミングも一ひねり。 近藤イサミだけはフルで登場、藤裕美さん、男前だった。 
女性だけで新撰組ってそりゃ辛いだろうな〜と思う。 性差は対決では越えられない。 むしろ話し合いで協調しあうものだと思うしね。 倒幕派との対決がメインかと思いきや、内部での女の嫉妬によるもつれ?  意外な展開で驚きというか面白い! アニメや舞台、映画で初めて新撰組を知ったようなレベルだけど、本当に魅力的な人物がいっぱい出てくる。 土方歳三近藤勇っていつもこんなラブラブな感じで描かれている。 親友というか命友というか。 鬼の正体は結構早い段階でわかったけど、イサミは辛かっただろうな、山南に自害を勧めるのも辛かったろう。 でも一番哀れだったのは山南。 嫉妬の炎にかられ、殺しまくる。 救いがなかったのが悲しい。 幼少時代のイサミ、トシ、山南の話はよく理解できなかった、発端は幼少時ということなのかな。 
それにしても魅力的な女性陣だった。 お甲役の西依さんはみんなのお母さん役っぽかったけど、前説にも登場ですごく面白かった。 話が上手いな〜と思ったら、パンフに話し方教室の案内があった! へ〜〜〜こういう教室があるのか!!!・・・ちょっと行ってみたいw コミュニケーション下手だから。 関係ないけど西依さんは胸がとっても大きかったです^^;  山南役のご贔屓役者、馬場阿紀子さんもMCなど話のプロ! ほんとに憧れる。 話って技術だけじゃなくて、ハートが大事なの。 長く生きてきてそれはほんとに思う。  
とと。。芝居から離れてしまったけど。。 えーと、男性陣も雪芽、柏木など女性に媚びてなくてよかったw  作・演出のゆうさんもちゃっかり一部に出演していました。 華があるねぇ〜〜  そしてやっぱり2時間半。。 時代劇って長いね〜〜 よかよか♪(^^)v
追記。この公演は東日本復興支援公演ということで収益の一部を被災地の募金にされたそうです。こんな大事なことを書き忘れててごめんね〜〜。゚(PД`q。)゚。