「ストレンジ ストーリーズ」 西鉄ホール

teru10162013-10-20

13時〜 4000円 表現・さわやか

作・演出 池田鉄洋

池田鉄洋率いる表現・さわやか。数年前に北九州で観たけれど、あのときも女装が印象に残っている。
意外に骨太でごっつい女性風だったけど、今回もほとんどかわらず、そこそこにマッチョな女装。
本物?らしい(実は本物か?)英語のアナウンスとか。

むちゃくちゃ楽しそうなちらしは徹子の部屋にやってきたジブリメンバーたち(かな?)
全員はわからないけど、ナウシカとかキキとか紅の豚に出てる人と。 いやぁめっちゃ楽しそうだ。
裏面にはたくさんの宮崎監督、これウケルww

たまにはいっぱい笑いたいよね、とチケット購入。
最近、手当たり次第にチケットを買えなくなったので、大事に大事にそれでもちょっと罪悪感を持ちつつ。。。

おなじみのイケテツさんや、伊藤明賢さん、いけだしんさん、そして佐藤真弓さん、上手いなぁ〜〜
すごく近くで観ているのにすごく高いところにいる感じ(って変ですか?)
数年前に観ただけなのに、なつかしく思い出せる。
そしてヒロインの原史奈さん、すっごく可愛い! キキの衣装がめちゃくちゃ似合う。
他にも村上さんとか岩本さんとか新人大川くんとか。 大川君は下手だけどイケメンwだし、これから頑張ってほしいな。

おじいちゃんと孫娘、孫の気持ちを損ないためだけに事実を曲げる。
お金を持っている年寄ならやりがちだよな、と納得。
子どもも孫もおとなが思う以上にうんと物を知ってるんだけどね。 
いろんな話を織り交ぜながら、観客からつっこみを入れながらw 
実に楽しい舞台を楽しみました♪

来年もまた来てくれるというイケテツさんのご挨拶。
これは絶対友達を引き連れて行きますよ!楽しみにしています(^^)v

「Case4〜他人と自分〜」 紺屋2013 konya-gallery

17時〜 1800円 劇団HIT!STAGE


作:森 馨由  演出:田原佐知子 出演:真島クミ、森カヲル、森タカコ

すっかりおなじみになった佐世保の劇団HIT!STAGE
男前な女優、クミさんはすごく好きなのだけど、今回はえらく女性っぽい。
それはすごくめだっているマニキュアのせいかも。
3人がそれぞれ違う色のマニキュアを手と足の爪に施している。
タカコさんが赤で、カヲルさんが青、クミさんが緑だったと思う。
服がモノクロっぽかったのでいっそう引き立つ。
会場に入ると3人が寝っころがっている。その寝姿に思わずどきまぎ。
寝姿ってものすごく無防備じゃない?女優さんってすごいなと思う。

人生に行き詰まった30代の女性ナオは、その対策として自分の影武者を募集する。
そして「自分になってくれ」と。
応募したモミジとスズは怪訝に思いながらもナオになりきろうと努力を。
その過程で見えてきたものとは。。
影武者ポイントをゲットしたり、絡まない会話、佐世保弁、ときどき現れる超現実感。
あはは、と笑いながらも不思議な世界に浸って見ていた。

田原さんのご挨拶の中に「他人」によって「自分」は作られるのでは。ということばがあった。
すごく共感する。そして、たぶんそれは一生そうなのだと最近よく思う。
絶対的自分、という感覚が薄れていっている。それがいいのか悪いのかはわからないけど。

舞台装置に背の高さほどの木の柱を組み合わせた三角柱があった。下にキャスターがついていてくるくると舞台上を動く。
その中にすっぽり3人とも入るときもあった。異次元を現しているのか非常に効果的。あと手作りのボックスは椅子になったり、
テーブルになったり、戸だなになったり。カップ、電話などをおもちゃのブロックを組み合わせて作っている。
これはうちの子供らが使っていたやつだ、懐かしいw 本物を使わないところにも何か意味があるのかもしれない、考え過ぎか。

konyaによく似合う舞台だった。

「エンドレス・サラヴァー’13」 湾岸劇場 博多扇貝

19時〜 2000円 あなピグモ捕獲団

脚本・演出 福永郁央

あなピ、初めて観たときはちょっとなじまない感じだったのだけど、だんだんいい感じになってきたというか慣れてきたのかも。
よく知っている役者さんもたくさん、客演していてとても面白かった。
特に立石さんとこがきょさん、双葉さん、大好きな女優さんたちなんだけど、今まで観たどの作品とも違うキャラでいいな、と思った。

開演前に機材トラブルがあって福永さんが場つなぎに駆り出された。 どうもスモーク発生の機材がトラブったらしい。
あせる福永さんだけど東京での話とかいろいろ聞けて観客的にはラッキー♪
15分押しで開演。


作家、大倉寛之(長岡暢陵)には妻一人(いっぱいいるぞ?)編集者も三人いるし、自称書生の純一郎(大竹謙作)が間男になったりするし。
現実と虚構を行ったり来たり、とかく物書きの人をテーマのドラマにはよくそういうのを観るような気がする。
いい作品を1本出すとこれでもかこれでもかと世間の期待と編集者からの催促が矢のように来る。 そして締切に追いまくられる。。。
場面は一転して大倉の世に出なかった作品を探しに廃校となる学校(?)にくるネット上の大倉ファン。ここらへんは現代っぽくておもしろい。
廃校の時期と締切の日をカケてどんどん伸びることに安堵と不安がないまぜに。

書くってこんなに厳しいものなのか? じゃあなぜ書くのか? 劇作家の人たちもみんな苦しんで書いているよな〜

そのあたりはわからなかったものの、書けない作家をとりまく人々の記述はとても面白かった。5人だっけ。。妻の顔、全然違うのに
ほんとに気にもとめてないんだろうなと驚いてしまう。

たぶん好き嫌いがある公演だろうと思うし、私も誰かを誘って・・・という気にはなれないあなピだけど、自分だけはこーっそりずっと
観たいなと思った今回の公演だった。

長岡さんの着流し姿に萌え。。。。(〃▽〃)