B型肝炎訴訟傍聴(大阪地裁)、きのこハウス理事会、「漱石と落語」




 17日(木)は夜、きのこハウスの理事会があったので参加した。今回の議題は27日(日)夜に開かれるきのこハウス総会の議案を協議するものであった。この一年間、いろんな活動に取り組んできたことが理解される内容であった。きょうされんの目標とする、以下の4点を踏まえてやってきたと言ってよいだろう。
 1.わたしたちは、障害のある人びとが労働を通じて社会に参加し、また、地域でのゆたかな暮らしを築く権利の保障をめざします。
 2.わたしたちは、障害のある人びとと関係者一人ひとりが大切にされる事業体として民主的な経営をめざします。
 3.わたしたちは、地域における共同の事業や運動をすすめ、障害のある人びとが生きがいと誇りをもてる社会をめざします。
 4.わたしたちは、障害のある人びとの夢ある明日をめざし、科学と創造の視点を大切にしながら団結して前進します。
 昨日は、大阪地裁でB型肝炎訴訟の裁判があったので傍聴してきた。私がB型肝炎訴訟に関わりだしたのは2010年7月からであった。2ヶ月に1回開かれる裁判の傍聴も欠かさず続けてきている。この頃は、高速バスに乗って大阪に行くのもだいぶ疲れる。傍聴席があふれる、100人余の参加で、大学生も参加していた。B型肝炎訴訟をきちんと理解してくれる若者が多くいるのは嬉しい限りだ。
 今回の意見陳述は遺族原告の女性二人であった。そのうちお一人は自身も集団予防接種の被害者であり、自分のことについては和解が成立している。しかし、父親・弟も被害者ですでに亡くなっている。集団予防接種による注射器の使い回しで、一家で3人もの方がB型肝炎に感染し、健康だけでなく亡くなるという大きな被害を受けている。厚労省はもっと被害者の現状を認識して、一日でも早く和解ができるように審理体制を整え、無駄な書類を被害者に提出させることのないようにして欲しいと感じさせられた。
 大阪に行くと、つい本屋に寄ってしまう。徳島では買えない本がたくさん見つかるので、嬉しい半面財布が辛い。今回買ったのは、「回想の明治維新」(岩波文庫)と「本気で学ぶ中級中国語」(ベル出版)。それと古書店(杉本梁江堂)で見つけた「漱石と落語」(彩流社 水川隆夫)。ここの本屋はいいですね。本にセロファンのカバーを掛けて、汚れないようにしている。

今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第4巻251ページまで読了。なかなか進まない。

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「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
◯山家なれども我が古里は 柴の庵も懐かしや
◯山家々々となしげに仰(お)しゃる 色のよい花山に咲く
◯親が片親ござらぬ故に 人も侮(あなづ)りゃ身も痩せる
◯人は羨(け)なりや咲く花なれど われは木陰のしをれ草
  ケナリイは「羨ましい」の意。
◯様とわしとは山吹育ち 花は咲けども実はのらぬ