啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ハワイの国立天文台のすばる望遠鏡に撤去要請

日経新聞の「2015/5/28 22:25」付けのデジタル速報は、「ハワイ州知事、各国に天文台撤去要請へ」というヘッドラインの下に、米国のハワイ州知事がマウナケア山頂に設置してある各国の天文台の4分の一を撤去するように要請したと伝えています。
この撤去には、国立天文台すばる望遠鏡も、この撤去要請に入っており、この成り行きが心配されます。
(参考)
「米ハワイ州のイゲ知事は27日までに、ハワイ島マウナケア山頂近くに各国の研究機関が建設した13基の天文台施設のうち4分の1を撤去するよう求めると発表した。日本の国立天文台すばる望遠鏡も含まれ、今後影響を受ける可能性がある。
 自然や伝統文化を損なうとして反対運動が起きている口径30メートルの超大型望遠鏡(TMT)の建設を認める代わりに、既存施設の一部撤去を求めた。
 標高約4200メートルのマウナケア山頂は天候や大気の影響が少なく、天体観測に絶好の場所。1960年代以降に州政府が土地を貸与する形で13基が建設され、マウナケア天文台群と呼ばれる。
 ハワイの先住民にとって山頂は神が住む神聖な場所で、約15年前に新たな天文台を建設しない取り決めが結ばれていた。
 TMTは山頂から少し低い場所で建設許可を得るまで7年を要し、昨年10月の起工式は抗議活動のため中断。今年4月にも抗議が起きて建設がストップし、知事が関係者と対応を協議していた。」
(引用:
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG28H4Z_Y5A520C1000000/)