意味不明な理屈でガイドラインの空文化を画策する、「まともな議論は到底無理」な矢野穂積と朝木直子(敬称略)


東村山市民新聞」の10月28日付更新は、時間は27日午後3時半ごろ(15:25:23)と早かったのですが、中身はないものでした。トップページは「最終更新日」の修正のみでしたが、〈これが「保育園つぶしの手口」だ!〉の冒頭に大幅加筆が行なわれています(追記スクリーンショット画像が醜悪で目がチラチラするので、文末に移します)。

これが佐藤自身が自白した保育園つぶしの「手口」だ!
(佐藤発言 04.9.10本会議)
ガイドラインの6番に、意見書の提出についてというところがあります。意見書はもう市は出されたのでしょうか。出したとすれば、そこには第2から第5までを踏まえて出せと書いてあります。その整合性について明確にお答えください。」
と叫び、「りんごっこ保育園」つぶし=開園阻止のため、佐藤は必死に、「ガイドライン」第6(市長の「意見書」の提出要件)があるから、ガイドライン第2〜第5を踏まえれば「市長の意見書」は出せるはずがない、「整合性があるのか」と主張した。
ところが、どうも、物忘れが激しいようで、5年たつと、すっかり「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んで、下のようにとぼけたご主張なのである。
「これはもちろん市としての良識を示した『指針』であり、『認可基準』ではありません。あくまで認可権者は東京都であり、指針に強制力がないことは誰にでもわかる話です。守らなかったからといって、開園できないわけではありません。市の指針を満たさない(満たせない)認可保育園だというだけの話ですので、都の認可・不認可には影響を与えません。」
などと忘れたフリをしているから笑える話だ。
「認可保育園のつぶし屋=待機児保護者の敵」に、まともな議論は到底無理ということかもしれないが、ならば、少なくとも、市長の「意見書」の「提出要件」を義務付けた「ガイドライン」第6「市長は、東京都知事に対し私立保育所の設置申請に係る意見書を提出するときは、第2から第5までの経過を十分踏まえたものとするようにしなければならない。」 は削除することだ。できるのか?早く態度で示せ。できないということは、保育事業者を参入させない障壁を残そうという意思の表れそのものだ。(敬称略)
(佐藤市議の発言・主張の引用箇所のみ、3羽の雀が太字にした)


まともな議論」と言うなら、意味のわからない理屈を振り回して「できるのか?早く態度で示せ」などという無様な迫り方をするのはやめていただきたいものです。「さあ、さあ、さあ、はやく!」事件を思い出させるだけですよ。



今日は疲れているのでつっこみは後回しにしますが、矢野・朝木両「市議」があいかわらず出典さえ示せずに引用している佐藤市議の主張は、言うまでもなく、佐藤市議ブログ〈当事者の議員が待機児童解消の妨げだと敵視するガイドラインとは〉に掲載されたものです。なお、矢野「市議」が触れている2004(平成16)年9月10日の本会議で、佐藤市議が次のように述べていることもご紹介しておきます(太字は引用者=3羽の雀)。

 12番、分権が進んでいるけれども、認可権は都にあるので、と仕方がないというお話もこの間の場でありましたが、確かに認可権は東京都にあって、認可基準が下がってますので、それを超えて市が云々することはできないと私も思います。けれども実施主体は市であることを市が認めていらっしゃいます。実施に関するその自治体にふさわしい一定のルールづくりをすることは、何ら問題がないと考えます。認可イコール実施であると、市は今でも考えているのか。そういうお話を私伺いましたので、現在はどう考えているのか伺います。


ちなみに、疲れているのは〈「東村山市民新聞」の迷宮〉の方で「市議会だより」におけるりんごっこ保育園問題の取り上げ方をまとめていたためです。とりあえず173号(平成17〔2005〕年3月定例会)までまとめを済ませておきましたので、りんごっこ保育園開園(平成16〔2004〕年10月1日)前後の市議会の雰囲気を手っ取り早くつかめるかと思います。


【冒頭で引用した箇所のスクリーンショット画像】


ここまではこの記事は、10月27日午後8時前にアップしたものです。〕