Hatena::ブログ(Diary)

353log

2017-04-15

3月のライオン 前編

様々な人間が、何かを取り戻していく
優しい物語です。

全ての巻の裏表紙に書かれていることば。

「3月のライオン」といってまず頭に思い浮かぶのは、川本家の“ふくふく”なあたたかさ、おいしそうなごはん、個人的にはそっちだったりします。壮絶な人間ドラマが圧倒的気迫で描かれていることも当然知っているのだけど、羽海野先生のタッチもあってか、イメージとしては“優しい物語”のほうが強い作品のように思います。

さて、この実写版。いきなりお通夜のシーン(それも親子の遺体が川の字に並ぶ、ショッキングな映像)、続けて火葬場のシーンと、かなりダークな幕開け。原作では途中途中で描かれる義実家のエピソードが劇中の多くを占め、有村架純演じる“魔女”香子も頻繁に登場します。川本家のあたたかさに触れるシーンは意外なほど少なく、すぐに引き剥がされて盤面に向かい合う零が印象的です。

冒頭のお通夜〜火葬場シーンを見せられてすぐに思ったのは「ああ、これだけのことがあったんだよな」ということ。漫画では伝えきれない“リアル”なんだなと。主人公は幼くして両親と妹を事故で亡くした、文字で書けば、言葉で言えばそれで終わってしまうことが、生身の人間を使って描写されるとそのニュアンスは全然変わってくるように感じました。零の過去をこれでもかと具体的に描いたことが、この映画の説得力(なんて陳腐な表現しか思い浮かびませんが)を高めてくれています。

幼くして肉親を失い、義実家でも居場所なく生きてきた主人公。彼の居場所を作ってくれる川本家の三人娘もまた、母と死に別れ、父から逃げてきた人たち。羽海野タッチがあたたかくて忘れかけているかもしれないけれど、そんな過去のもとに繰り広げられている物語なのだということを思い出させてくれる、衝撃的なくらいの実写化作品でした。描きすぎだと思う人もいるかもしれません。あたたかさの描写が少ないと思う人もいるかもしれません。個人的には、この実写化における取捨がとても好きです。


てなわけで、将棋ドラマのほうにはまったく触れられてませんが、既に長くなったためこのへんで。しかもまだ前編。来週から始まる後編も覚悟して臨もうと思います。この映画めちゃくちゃ精神力吸い取られるので、前後編ハシゴして観ようなんて考えないほうがいいです(笑) わたしは観賞後、甘い缶コーヒーを衝動的に買って飲みました。

140字以上に対応する文章力リハビリのために

353と申します。最後の更新は2012年。只今、2017年。25歳だったわたしが三十路を迎えてしまうほどの月日です。

主に音楽鑑賞の記録を残していたこのはてなダイアリーですが、空白5年のあいだに一人暮らしを始めたこともあり、音楽鑑賞よりはテレビ鑑賞のほうが多くなるというありがちな事態に。ここ1年くらいは映画鑑賞がマイブームとなり、家でも映画館でも結構観ています。

そのたびつらつらとTwitterに感想を書き殴っているものの、しっかり残るところに(Twitterも残るけど)ちゃんとまとめて残しておいたほうがいいかなーという気分になったため、久々にここを使ってみることにしました。主に映画鑑賞メモとして使う予定です。

「140字以上に対応する文章力リハビリ」とは書きましたが、つい長文になってしまう癖もあるわたしなので(だからこそ、細切れに出していけるTwitterは性に合っているのだろう)、なるべくコンパクトにまとめる努力もしようと思います。

まあ、とりあえずやってみよう。

2012-02-29

東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage / 日本武道館(2012/02/29)

2012年1月11日。

この周波数[バンド]をお楽しみくださったすべての方へ御礼申し上げます。短い間ではございましたが、いままで本当に有難うございました。事変は来る閏日解散致しますが、我らが作品群は永久に不滅です。

ロングツアーを無事終えてますます脂乗りまくりの東京事変が、突然この声明とともに解散を発表、同時に最後のツアーも発表しました。事変ファン歴はそこそこ長かったのでだいぶガツーンと衝撃を受けたわたしですが、激戦を乗り越えてどうにか初日2/14の横浜アリーナ、そして“閏日”日本武道館のライブビューイング(このライブの模様は全国各地の映画館で生中継された)に行ってきました。基本的には武道館メインで書いていくつもりです。なんせ書きたいことが多すぎるので、なるべく割愛していきます。なるべく…なるべくね。

一言で感想を言うとすれば−

素晴らしい解散でした。


「間もなく開演致します」。アナウンスが入ると早くも客席は総立ちに。そこから10分ほどじらしたのち、暗転。カラーバーが映し出されるなか、オーケストラのチューニング音が鳴り響く。オケ…? いやまさか。スクリーンには古めいたカウントダウンが表示され、カウントが0になると静かにストリングスがフェードインしてくる、そして…。

01. 生きる
ステージに広がる巨大なスクリーンの中央部分が開き、vox椎名林檎登場。客席を貫く緑の光が印象的。壮大なオケをバックに1コーラス目が歌い上げられていくなか、ステージには残り4人のメンバーもスタンバイ。まるで開会式のように厳かな1コーラス目が終わり、バンドが入ると同時にステージ全体がぱっと広がりを見せる。そこにあるのはいつも通り5人の東京事変、そして「まさか」のフルオーケストラであった。

…と!いうわけでさー!(こんにちは) もう疲れたんで普通に書きますけど、もうこの「生きる」から鳥肌涙腺前回で大変なことになってました。これまで基本サポート無しだった事変が、まさか最後の最後でこんな豪華絢爛なことをしでかすとは。オケアレンジされた「生きる」があまりに素晴らしくて、一曲目で早くも「伊澤一葉失いたくねええええええ」と頭をかきむしっておりました。天才過ぎる…。

さあ、ご本人たちがどんどんいっちゃうのでレポもスピーディーに進めましょう。

2. 新しい文明開化
3. 今夜はから騒ぎ
4. OSCA
5. FOUL


セトリの曲順、一桁間違えてないかい。と言いたくなるような「終盤戦」がいきなりド頭に。二曲目「新しい文明開化」ってナニソレ。いきなり紙吹雪舞ってますけど(ちなみに前のツアーではこの曲が最後の最後で、やっぱり紙吹雪でした)。「今夜はから騒ぎ」では今度はお札が舞いまくり。これゲットしましたが、事変特製のお札でかなりよく出来てるのです。ヤフオクで売られる気がしてなりません。

「OSCA」では、おおなんとPV通りにイデビアンクルーのご登場! 今夜はとことん御祭騒ぎなのですね…と把握。この曲といえば師匠のベースソロですが、ベースソロのために師匠が前に出てくるシーンで、林檎さんが師匠のエフェクターを踏んであげる(ハイヒールでな…)という光景が。これ何気にすごくグッときちゃいまして、どうやら前回のツアーではやっていたらしいのですが、果たしていつぐらいからやっていたのか確認したいところです。二人の関係が垣間みれるなあ、と。頭ゴシゴシのお茶目ソロをしている師匠を満面の笑みで後ろから見守る林檎さん。よかったなあ…。この曲でしんみりしたの初めてだw

間髪入れずの「FOUL」。文明開化、OSCA、FOULと、拡声器ソングが続きます。今回のステージセットは、メインステージの床が全面スクリーンになっていたらしく、曲に合わせて文字や映像など流れまくりで大変豪華でした。この曲では「F」「O」「U」「L」と表示されたり、とか。

6. シーズンサヨナラ
今回も衣装替えによってセットリストがいくつかのブロックに分けられており、最初のブロックを締めるのは「シーズンサヨナラ」。オケの指揮をつとめる、お馴染み斉藤ネコさんのヴァイオリンをフィーチャーしたアレンジでした。

ここでメンバーは捌け、視線はスクリーンに。

「Bon Voyageへ、ようこそ」
「改めて、東京事変のメンバーをご紹介します」

師匠から始まる、思わず笑ってしまうようなメンバー紹介がアナウンスとともにスクリーンに映し出されます。BGMはなんと豪華なことに生演奏の「カーネーション(歌なし)」。もうこりゃ完全に『林檎博』の事変版ですね、とまたまた把握。師匠の紹介に「フォロワー数も順調に増加中」というのがあって、分かんない人には分かんないだろうなと思ったり。林檎さんの紹介は「一夫多妻ならぬ、一妻多夫?」でした。改めて名前を大写しされると、グッとくるものがあります。

あ、すっかり書き忘れてましたが。最初の衣装はなんていうか、「普通の人は絶対着れない」系の服でした。そのスジの、みたいな。多分、見れば分かる。浮雲さんはカラーバー仕様のサングラス(っていうか大量の穴が開いてる見えるのか見えないのかわからんメガネ、あるよね、あれ)。

7. 海底に巣くう男
衣装替え後の第2ブロック。オリジナルよりも更にスローテンポに、ちょいアダルティでオシャンティな感じに。服装は、キャバレー風とでも言うのかなあ…毎度ながら服飾全く分からないのですみません。男子は白スーツ、林檎さんはまるでパーティグッズのようなピンクアフロを装着しつつオシャンティに振る舞っておられたので突っ込む余地はありませんでした。イデビアンさんたちも一緒だったので尚更でした。

さて。ここで薄暗いステージに異変が。ポジションが、変わって、いないか。ということは。

8. 怪ホラーダスト
9. ほんとのところ
10. sa_i_ta


でたw アルバム「color bars」より、問題作のコーナーw いつの間にかわっちゾーンに座っていた林檎さんがおどろおどろしたピアノを弾き始めると、浮雲さんが応戦。そして派手な紫ガウンみたいなのを羽織ったわっちがおもむろに歌い始め…w 笑ってはいけませんか? いいえ、笑うところです。vox伊澤一葉「怪ホラーダスト」。完全にV系な曲調で「アリーナ盛り上がってるかい!」などと煽りつつ陶酔しまくりの歌いっぷり。わっち流石っす。しかも両脇にはイデビアン扮するショルキー&ギターの似非バンドメンバーがw なんでもありだなw しかしこの曲普通に格好良かったりするのがまたニクい。天才め。

ノイジーな音が飛び交うなか、わっちは持ち場へ、林檎さんはドラムへ、つまり? ドラ息子は? …なんかギター持って出てきたよw はい、vox刄田綴色 「ほんとのところ」。いやもうこの曲は全てにおいてアレなんですけど、でもなんかああも全力でメンバーみんなが「うちの猫が鷹に食われたんだ」と合唱してると「ああそうなんだ」という気になってきちゃって、これも天才と言っていいんでしょうかね。イヤモニ調子悪かったのか気にしてる風だったものの、最初で最後なとしちゃんボーカルは力強くて安定してて、これからもっと歌えばいいよ!と思いました。

この流れで来るとすごく良心的な楽曲に思える、林檎さんと浮雲さんのツインボーカル「sa_i_ta」。ステージ裏から3つのミラーボールが登場し、会場をクラブに変えてしまいます。この曲、かなりクセあるけどすごく好き。「in_a_moment」が超絶クールじゃあございませんか。特にCメロ後のが、シビれる。妊娠レベル。スクリーンの映像もVJっぽくなってて、機械的なカメラワークがかなりイカす。うおーかっこえー。

そんで、おっとこのデジタルな数字は!

11. 能動的三分間
12. 修羅場
13. 絶体絶命


画期的ポップソング「能動的三分間」もこれが聴き納めか…。第二期東京事変デビュー曲「修羅場」もさらっと通過し、最後のスパニッシュなアコギがSEとして流れるなか男子メンバーはステージ捌け。打ち込みなビートに生オケが絡まり林檎さんをイデビアンクルーが囲むと、まさかのバンド演奏じゃない「絶体絶命」。でも東京事変の楽曲を演奏しているのだからいいのである。それにしても椎名林檎という人はすごい、イデビアンと同じ振り付けをさらっとこなしつつ、さらっと歌っている。とってもすごい。

舞台は転換し、オケが何やら平和な音楽を奏で始めると、手前の一段下がったステージに男子メンバーが笑顔でリフトアップwithマイクスタンド。ビロードの真っ赤なスーツでおもむろに、超平和に、4人で童謡を歌い始めますw

14. アイスクリームのうた

最初は林檎さんが作った曲なのかなと思ったけれど、童謡だったようで。僕は知らない曲でした(でも二回聴いただけでほぼ覚えた。キャッチー)。ほんっとに平和なこの曲を4人がそれぞれ楽しそうに、ときにはキザに(主に浮雲さん)歌ってくれるこのコーナー、すっごい幸せ気分だったな。とても解散ライブでやることじゃないw 師匠が満面の笑みで歌詞飛ばしたり、本邦初披露じゃない?!ってな刄田さんのムーンウォーク(超うまい。ちなみにムーンウォークは「能動的〜」のPV用に全員練習してます)などなどありつつ、最後はセンターでじゃじゃーんと決めポーズ。ああ…いいバンドや…(溜め息)。

副業をこなした皆さんが持ち場に戻るまでの間、ジャージに着替えたイデビアンさんたちが謎のピコピコゲームを開始。サクッとGAME OVER。それにしてもイデビアンさんたちの今回の活躍っぷりは半端ないです。一体どんだけ着替えがあったのか、振りがあったのか。プロですな…。そして大画面で見るイデビアンさんたち、思いのほか可愛かったw もっと個性的な顔立ちかと思っててすみませんでしたw

ここから、というかアイスクリームからが3ブロックめ。

15. おいしい季節
16. 女の子は誰でも
17. 御祭騒ぎ
18. 天国へようこそ


真っ赤でゴージャスなドレスを召した林檎さんが…麗しすぎる…の巻…。どこで書こうか迷ってたけどここでいいか、あのー今回なにがびっくりしたって、林檎さんめっちゃ綺麗やな、という(今更)。いやはや、映画館の大画面で釘付けになってても一切欠点が見当たらないような(ひどい言い方ですけど)芸術品のようなお顔をしてらっしゃる…。まぶたの開き具合が左右でちょっと違うんだなーとか相当マニアックな見方までしてしまった。ほんと、この期に及んで言うことではないですが、林檎さんとんでもなく麗しゅうございました。ごちそうさまでした。

はい、で、まずは「おいしい季節」。こちら、栗山千明への提供曲だったらしいです。ドラマ「カーネーション」を観るまでは栗山千明に一切興味がなかったので(今は結構骨抜き)未チェックだったのが悔やまれる…。この曲すごく好きで、横アリで一回聴いただけでサビは覚えちゃったなあ。そのうち出るであろうDVD/BDで林檎さんverを聴き直すのが楽しみです。

間髪入れずに「女の子は誰でも」。ここの曲間、横アリ初日ではかなり空いてしまってたんです。完璧な流れのなかで、ちょっとここだけまだ準備不足かな?って感じだったんですけど、さすがに最終日はバッチリだった。このへんはもう林檎さんきれいーきれいーとぼんやりしてました。

ロングドレスをがばっと脱いでまたキャバレーっぽくなった林檎さん。「御祭騒ぎ」は『林檎博』バージョンでしたね。イデビアンもキャバレーっぽい姿で阿波踊りw 管のソロをちょっとカットした代わりに、「としちゃんソロ」と「わっちソロ」が。ラスサビ直前でピタッとブレイクし、「Tokyo? ...Bonjour!」と阿吽の入り直し。格好良かったなあ。横アリからだいぶいろんなところがマイナーチェンジされてて、短いながら成長のあるツアーだったことが伺えました。

レーザーが林檎さんを囲い、スモークがステージを覆うなか、「天国へようこそ」。アルバムツアーではアルバム版、そして今回は配信版を聴くことができました。独特な浮雲さんのギターが好きなんですがしっかりその音が鳴っていて、すごいギタリストだなあと。最後の一言「I am dead」で林檎さんが奈落に落ちていき、少ししてバンドも演奏を終了。スクリーンにはさっきまでのライブ映像が、どうやら逆再生で映し出されているようです。

ゆっくり逆再生されている映像がだんだんと加速していき、最初のブロックへ到達。お金が、紙吹雪が舞い上がっていき、遂に最初の一曲へ。プツっと映像は途切れます。

19. タイムカプセル
20. 電波通信
21. 閃光少女
22. 勝ち戦


しっとりと始まったのは、アルバム「color bars」より、師匠の楽曲「タイムカプセル」。師匠の曲は一貫して純粋で、いい意味で「プロが作った曲ではない」感じがすると思っています。音の動きに人間味があって、計算し尽くされて「いない」、師匠の人となりがそのまま曲になっていると思うのです。この曲、ライブで聴くととても良い。

「電波通信」は映画館だとさすがに危険を感じる、相変わらずのポケモン仕様。でも、曲ごとの照明効果が定まっているというのは結構おもしろい気がしますね。珍しいことなんじゃないでしょうか。電波通信といったらこの照明!みたいなとこありますよね。チカチカと、下から煽るようなムービングライトと。

「閃光少女」、これもまた罪な師匠曲。泣かされる…。「これが最期だって光って居たい」。すげー光ってる、すげーー光ってるよ…。今この歌詞読み返してたらかなりグッときました。本能に訴えかける、いい曲です。続く「勝ち戦」ではステージ両サイドにホーン隊も登場して華々しく。トロンボーンの村田さんがプラスチックの赤いトロンボーン「pBone」を使っていて目立ちまくりでした。ていうかこれ今調べたら1万5千円…なにこれ安い欲しい…。

ほぼ唯一のMCがあったのは…ここだったかしら。わっちが「こんばんはー!」と喋り始め、「映画館にも届いてるかなー?」みたいなことを。もちろん映画館はしっかり歓声を上げましたが、これは届かないよねw 「東京事変は今日で終わっちゃうけど、みんなの中に生きてるから! 聴きたくなったらポチッと、してください。それでも足りなくなったら、椎名さんに連絡して下さい(笑)」ニコニコ顔でテレフォンリンリンな仕草をする林檎さん。ふぇぇ…。

こういうMCが聴けたのはほんとに嬉しい。林檎さんからじゃなくて他のメンバーからというのがいいよね。「連絡してください」のあとに「みんな友達ですから」とわっちが言うと、続けて浮雲さんが「仲間だから」と。うわああああうううううう(感涙)。そんないいシーンを自前の一眼でパシャパシャする刄田さんw こら喋れw(ちょっとだけ喋って「お返しします」つってた)

浮雲さんはいつもの感じで「みんなー、ボンボヤってるかーい?」と謎の呼びかけ(笑) 「ファンの間ではこのツアーのことを『ボンボヤ』って呼んでるらしいですよ」そうなのか。「うきちゃん、さっきのあれ、やってよ」とわっち。「みんな、今日はボンボ、やってるかい!(爽)」なにこれw ていうか文章じゃ伝わりませんわなw

ボンボヤの三段活用、とかいう話になりつつ林檎さんがちょっとした質問を。「ところで、今回フルボヤージュ(※全公演参戦の意)の方っておられるんですか?」『はーーい!!』「すごーい! …でも如何様にして? できないようになっているはずなのに…」『(ざわっ)』「こんな際どいトークも全部収録してますからね?笑」 のくだりが大変よかったです。この際どいトークは是非収録して下さい。

「それにしても今日は私たち、たくさん喋っていますね。普段の私たちでしたらもう終演している頃…」「今日はもうちょっとご用意しているんですよね」などと林檎さん。

あ、すごい中途半端なところで衣装の話入れてもいいですか。4ブロックめの衣装は青ベースの地球儀衣装。すごくダサいのだけれど事変の5人が着るとなんかそれっぽくなっちゃうから不思議。林檎さんの黒ショートなウィッグな最高にかわゆかったです…。あれ、好き。ちょう好き。

23. キラーチューン
24. 空が鳴っている


さあ、もうラスト。「ありがとう。感無量すぎて私は言葉が出てきません」みたいなことを言ってたのは「キラーチューン」の頭だったろうか…。曲が始まってから言ってたはずなので、電波通信かキラーチューンどっちかのはず。つまり上記のMCも場合によっては位置が違うかもしれませんが、まあいいよねなんでも! キラーチューンもホーン隊つき。

「空が鳴っている」は横アリでは「最期の曲、聴いてください」みたいに言ってたけど武道館では無くなったようです。いや、曲が始まってからなにか言ってたけど聴き取れなかった。同じようなこと言ってたのかな。この曲はリリース時に「今の東京事変のテーマソング」みたいなことを言っていた記憶があって、きっと本人たち的に特別な曲なんだろうなあとは思っていたけど、本編最後に入れるほど特別だったかそうか…。

すべてをものにした実感をごらん!
・・・・ノンフィクション・・・・
今まで僕らは世界一幸せになる為に
どれほど加速して来たか分からない
神さまお願いです、あきらめさせて

鐘の音が鳴り響き、東京事変がステージから去る。解散のときが近付いてきました。

アンコールの手拍子、さすがに熱烈。映画館でもずっとずっと手拍子してました。届かないことは分かっていても延々手拍子してしまう、不思議な原動力。しばらくして再登場した東京事変、最後は船乗りの格好(古典的な、ポパイ系の。ちなみにオケはずっとセーラーでした)。林檎さんが「アンコールありがとう!」と言うとすぐにピアノが入り…

25. 丸の内サディスティック
うおお!これ横アリでやってなかったよー!うおおおお!とひとり興奮。あとでセトリを調べたら大阪ではやってたらしいです。28日は「某都民」だったとか。でもやっぱりなんだかんだで最後はこれが聴きたいところよねー!ということで、何気にアッパーなバージョン聴いたのスパトリ以来じゃないかしら…。嬉しかった! マイクのコードつっかえて巻き取る仕草する林檎さんとか、ステージサイドのお客さんにタッチする林檎さんとか、んーむ、えがった。

26. 群青日和
そしてこれ、東京事変、正真正銘のデビュー曲「群青日和」。この曲はほぼずっとアレンジを変えずに演奏してきていて、それがとても嬉しい。ヒイズミさんの鍵盤ソロをそのまま浮雲さんがギターで弾くのもとても好き。なんだろうな、大切にされてるんですよねこの曲って多分ものすごく。

27. 青春の瞬き
最後の最後で…また知らない曲が! 林檎博のときみたいに新曲か?と思ったものの、これもまた栗山千明への提供曲だったようで。いい曲いっぱい提供してるじゃないのーーーとなりました。最後に提供曲を持ってくるというのは、嘉穂劇場の座禅エクスタシーを「日本に生まれて(ともさかりえ提供曲)」で締めたのとなんとなく通じるな。林檎さんにとって提供曲ってどういう存在なんだろう。さておき、オケも存分に入って素晴らしい曲でした。

ここでアンコール1回目終了。今度は照明が四方八方を照らすなか、熱狂の拍手が。おもしろかったことがあって、中継によると会場のほうはまだ普通に拍手してるのに、僕のいた映画館ではかなり早くからアンコールの手拍子が始まってたんですよね。ほんとこれ、絶対会場には届かない手拍子なのに、最初のうちはおとなしく観てた映画館組が徐々にアツくなってきて最終的にはこんな自発的な手拍子までするようになって……! っていうのが妙に、個人的にアツかったです。

さあ、これでもうほんとに最後の最後な東京事変が再々登場。なんか喋ったかとか完全に記憶から消え失せてるな。このあたりの記憶、ないな。いま書いてて思ったけどびっくりするほどないな。なので曲いきますね。

28. 透明人間
東京事変が最後に演奏したのは「透明人間」。イデビアンさんたちが出航のテープを大量に投げながら、それはそれは明るく楽しく。東京事変のライブにおいて最後に歌われることが多い(かどうかは調べてないので分からないけれど、多い、はず)この曲。きっとその理由は最後の一節にあるのだと思うが、このシチュエーションにおいて聴くと本当に嬉しい。

またあなたに逢えるのを楽しみに待って
さようなら

最後の「さようなら」を、普段よりもたっぷりと歌ってくれた林檎さん。後腐れなく演奏は終わり、これといって「最後っぽい」何かを発することもなく、5人ともすごく楽しそうに手を振ってステージサイドの下り階段に消えていきました。少なくとも現時点では、あれが最後の東京事変の姿でした。あまりにもあっさりと。またいつでも会えるから、と笑っているかのような。


「ハンサム過ぎて」をBGMに、リハ写真とクレジット。クリップ集にしか入ってないし、何気なく聴いてたこの曲だけれど。最後に映された和訳を見てハッとした(和訳たぶん合ってるはず)。

はいおつかれさま
これでぜんぶおしまい
テレビを消して
こちらへいらして

エンドロールが東京事変5人の名前に達し、流れ去ったとき、砂嵐だけを残してテレビは消えた。


東京事変。2003年に椎名林檎のバックバンドとして誕生。2004年、正式にバンドとして活動開始。2005年、メンバーチェンジを経て現在の東京事変となる。2006年2月19日、日本武道館でおこなわれたライブ「DOMESTIC! Virgin LINE」にて処女航海を果たしたのち数々の果敢な航海を繰り返し、2012年2月29日、同じく日本武道館にて「Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」を開催。航海の終わり? それとも始まり? それは本人たちのみぞ知る。

我々が死んだら電源を入れて
君の再生装置で蘇らせてくれ
さらばだ!

椎名林檎



最高に格好良く、綺麗な想い出だけを残していってくれた東京事変。しばらくはそれぞれの再生装置をフル稼働させて、でもそのうち足りなくなったら、みんな椎名さんに連絡しようね(笑)

2012-02-26

IDS! EVENT 2012 "winter songs" / Zepp Tokyo(2012/02/26)

坂本真綾ファンクラブ「アイドリングストップ!(IDS!)」のイベント(ファンクラブ向けライブ)に行ってきました。福島、岩手、愛知、大阪、福岡、宮城、北海道と来て、東京が最終日。この日は一日三公演でしたが、12:30開演の一回目、19:30開演の三回目に参加することができました。一日三回もやるとナチュラルハイになる、と本人がラジオで言っていたので、急遽三回目のチケットを譲っていただけたのはラッキーでした。そのへんはまた後述します。

会場のZepp Tokyoは、5年前くらいに初めて東京事変を観に来て以来。久々に来たと思ったら事変はもう間もなく解散。時の流れとはなんとも。さて、事変はどうでもいいとして、入場するとプレゼントがいただけましたよー。お馴染みノルディック柄の小さいクリアファイルと、その中に手作り感満載の簡単なパンフレット(というか「しおり」かな)。its以降ずっと使われているこのノルディック柄、可愛いので今後もいろいろ使っていただきたいものです。

今回は着席ライブということで、Zeppに敷き詰められた椅子たち。ちょっと新鮮(やっぱりライブハウスというとオールスタンディングのイメージが)。一回目の席は自分の身長と座高を恨む感じの非常に見にくい席でしたが、三回目は位置こそほぼ変わらないものの、ちょうど段の変わり目の先頭だったので今度は完璧に、何も遮るもの無く堪能することができました。

ステージには、富岡と同じ配置でキューカンバーズの楽器がセッティング済み。客席の頭上にはミラーボールが。ほぼ定刻通り、客電が落ち、キューカンバーズのメンバーがステージへ。軽くチューニングをしたところで、真綾登場。では本編です。

1. Driving in the silence
アルバム「Driving in the silence」タイトルチューンからライブはスタート。喉絶好調、キューカンバーズもいい演奏! 一応説明しておくとキューカンバーズというのは坂本真綾のFCライブ用お抱えバンドで、そのバンド名は4人中3人がキュウリ大っ嫌い!というところから付けられたもの。

キューカンバーズ are...

嘉多山信(ギター)
宇戸俊秀(ピアノ)※キュウリ嫌い
笠原あやの(チェロ&コーラス)※キュウリ嫌い
中北裕子(パーカッション)※キュウリ嫌い

編成を見て頂くと分かるとおり、アコースティック編成のバンドです。僕はアンプラグドがあんまり好きではないので(プラグドな曲をアンプラグドで演奏するという行為が、あまり好きではない)今回もそこまで演奏そのものには期待をしていなかったのですが、いろいろと覆されてしまいました。そのへんはまた追って。んで、続くイントロは聴き覚えないな、なんじゃろなと思っていたら。

2. 冬ですか
おーおー、ここで来ますか! itsの日替わりメニューに入っていたのでやるかなーと思ってはいましたが、もう冬ですか。オリジナルのスカパラ感は薄れて、いい感じのポップなアレンジになってました。あのスカパラ感(しかもスカパラではない、というとろが)あんまり好きじゃなかったので、このバージョンのほうが好みでございます。ね、早速いろいろ覆されてる。

(ところでわたくしこの「冬ですか」というタイトルにさほど何も感じず今まで生きてきたわけですけども。この日、坂本さんは言いました。「なんせ『冬でスカ』ですからね、『スカ』ですからね」。……ぬおおおおそういうアレだったのかあああ全く気付かなかった何故か全く気付かなかったああああああああ)

ここで最初のMC、というかおしゃべり。今回は基本2曲やって喋る、2曲やって喋る、という流れでした。この最初のMCが、三回目はやたら長かった気がする(嬉しいことです)。

ようこそー、IDS!会員のひとー、FCライブはじめてのひとー、そんな感じで始まって。去年銀河劇場でitsをやらせてもらって、それが東京だけだったのもあって今回のFCライブはいつもよりも多く回っております、などなど。各地の想い出(盛岡冷麺キュウリ抜き、福田パンでどっかーん、ツアー中は普段呑まないけど博多ではつい呑んじゃった話、冬好きとか言ってるけど北海道行ったら「ごめんなさい」な気持ちだった話)などなどなど。

一回目だったかな。銀河劇場の話をしているとき「チケット取れなかったー!」と叫ぶ女子がいて。それに対する真綾のレスポンスが「…あっ、そう」で大変安定でしたごちそうさまでした。

アルバム「Driving in the silence」は本人的にとにかく冬限定らしく、「冬が終わったら棚にしまって、次の冬がくるまで決して開けないように…!(おどろおどろしく)」「間違ってシャッフル再生なんかしちゃって真夏に『homemade christmas』とか流れちゃってごらんなさい?!」などと強調しておられました。ところでこのアルバム曲も全て収録されているitsのDVD/BDは5月発売。どうすればいいのか公式アナウンスください。

…さて(序盤から文字数稼ぎすぎてるなーと思ってるところ)、次の曲は「Sayonara Santa」なのですがそれについて坂本さんのお話はまだまだ続きます。中学一年生になって初めてサンタさんが来なくなった話を、一切のセルフツッコミなしに淡々と話す坂本さん、じつはかなりピュアな子だったのね…しみじみ…!と思ったり思わなかったり。未だにサンタさん信じてます的な印象を受けたが大丈夫だろうか(過保護)。ラジオではもう流してないけど、別にそーんなクリスマスソングってわけでもなくてちょっと甘酸っぱい初恋みたいな曲なのよーっていうことで。

3. Sayonara Santa
あの軽快な四つ打ち感、アコースティックでやるとどうなるの…?といまいち想像がつかなかったけれど、どっこい、とても良かった。ミュートかけたアコギと、白玉のピアノ、被さるチェロ、うん、すごく良かった。

4. Melt the snow in me
続けて。こちらも素晴らしかった。とにかくキューカンバーズの演奏(特にギターとチェロかな)が良くて。前述の通り僕はアンプラグドというものがどうも好きではなかったんですね。「原曲を超えない」と思っていて。でも今回のライブでのDits曲は「原曲を超えていた」と言っても過言ではないし、言い方を変えるなら「このバージョンで音源欲しい」みたいなニュアンスかな。それぞれの曲の、新しい魅力が生まれていたんです。正直、銀河劇場よりも圧倒的に良かったんです。

ちょい語りすぎたので立て直して、Dits曲まだまだ続くよーということでお次は「たとえばリンゴが〜」。暖炉を囲んでみんなでゆるゆるセッションしちゃうぞー的なこの曲、銀河劇場のときは「このあとステージ上で誰かがおもむろにギターをつま弾き始めます」と言って始まっていましたが、今回は「誰かがチェロをつま弾き始めます」にw 「たまたま家にチェロがあった場合、の例です」あまりねえよw

5. たとえばリンゴが手に落ちるように
6. 今年いちばん
「今年いちばん」も絶品だったなあ…。チェロが良くて良くて…。二週間前ぐらいに小林賢太郎さんの舞台でやはり生のチェロ演奏を聴いていたんですが、チェロいいですね。今後やってみたい楽器のひとつです。しかもかなり上位です。あ、そういえば最初の口笛は真綾本人がやってたっぽいです。

基本的に歌詞を書くときは風景やにおい、触感などのイメージがある、という真綾。まあ我々的にこの曲は「ぎっくり腰」のイメージしかないんですが。駅まで送っていくよ…。……で、イメージというと次の曲が真綾的には結構特筆すべきものだったらしく。

7. みずうみ
おお意外な選曲。チェロあやのさんのコーラスも入って、これもとってもいい演奏でした。真綾の歌唱がYccmツアーの頃よりも安定してて、こういう曲はむしろ後ろでバンドがばかすか鳴ってないほうが歌いやすいのかな。

8. 極夜
これ、特筆すべき曲その1。この曲をアンプラグドで、あそこまで雰囲気を出して演奏できるとは…。歪ませてなどいないけれど歪んでいるかのようなチェロの重低音、シーケンスのように正確なギターのアルペジオ、ランダムに様々な音を聴かせるパーカッション、それらをまとめるピアノ、名演だった…。真綾本人も「これ、アコースティックで出来ちゃうんだね?!」と驚いていましたが、うん、驚きだったし感動でした。ちなみにこの曲の当初のタイトルは「白夜」だったそうな。調べたら白夜は夏だということで、冬の極夜に変えたとのこと。

ようやくここまで来たぞ…。「ここからは『winter songs』というタイトルは忘れてください!」と真綾。来年で発足10周年なIDS!を記念して何かやろう!というプロジェクトを進めているところですが、その一環として今回は初めて「ファンクラブイベントらしいこと」をやりたいと思います、そのためにはみんなの協力が必要です、協力してくれるかなー? 的な流れ。

「じゃあ、今日は日曜日で、他にもいろいろあったけど、Zepp Tokyoに来て坂本さん観てよかったー!っていう人、手あげて! 全員あがってるよねー?笑」「じゃあそのまま手あげててください。IDS!会員だ、っていう人! あー残念、来年お待ちしておりますので」「じゃあ…、in the silence行けなかったよー!っていう人! おうおう、すみませんでしたね〜〜」「今日ここまで2時間以上かかったよ!っていう人!」……みたいな、質問は毎回その場でテキトーに考えてたんだと思いますが、つまり徐々に人数が減っていくわけです。そして最終質問。

「じゃあ、これからステージに上がって坂本さんとタイマンで喋る心積もりのある人!」おおお。「いま手を下げた人には、隣の人は『この意気地なし』って言ってあげてください」むしろ坂本さんに言われてえw で、ここから最終戦は10人程度で真綾とジャンケン大会。「あのーこれ最後なんでー、なるべく空気の読める人でお願いしますね」無茶です。

そんなわけで勝ち残ったのは、一回目は女性、三回目は男性でした。このツアー中、勝ち残ったのは殆ど女性だったそうな。「女性は長生きだということが証明されました」「生死を分ける場面で生き残るのは女だということです」disられる男たち。どうぞもっと。

このコーナー、端的に言うとキューカンバーズのレパートリーのなかから、くじ引き(多分10曲分くらい)で「今日の一曲」を決める、というコーナーでした。一回目の女性は「風待ちジェット」を、そして三回目の男性は「やさしさに包まれたなら」をセレクト。ちなみにこれまでの同枠がどうだったのかというと…

福島:やさしさに包まれたなら
岩手:やさしさに包まれたなら
愛知1:走る
愛知2:奇跡の海
大阪1:風待ちジェット
大阪2:プラチナ
福岡1:プラチナ
福岡2:Get No Satisfaction!
宮城:Get No Satisfaction!
北海道:Get No Satisfaction!
東京1:風待ちジェット
東京2:マジックナンバー
東京3:やさしさに包まれたなら

だったようです。

かなり省略してるんですがこの男性、最後にふさわしくとっても面白い(いじられまくりな)人でしたw お名前、西くん。「最初に買ったシングルは『tune the rainbow』。しかしIDS!入会は去年。そして『DOWN TOWN/やさしさに包まれたなら』は持ってない」という不思議な西くん。最後を楽しく飾ってくれて感謝!

9. やさしさに包まれたなら
10. Remedy
「やさしさ〜」は元々とっても好きなカヴァーなので、富岡ぶりに聴けて嬉しかったです。そして続けて「坂本真綾さんからのリクエスト」で「Remedy」。転調するとこで一旦落としてクレッシェンドするアレンジがとても良かった。

ここでは毎回ちょっと昔話コーナー。一回目のときは「風待ちジェット+Remedy」ということで、「震災後のYccmツアーで追加された曲」という話。三回目のときは「『魔女の宅急便』の舞台リスボンで聴いたユーミンの『やさしさに包まれたなら』、そしてそのあと偶然訪れた丘で『Remedy』の風景を見たこと」。多分ほかの曲のときもうまいこと繋げてるんだろうなと思いました。融通の利くトークに、伊達に長年パーソナリティやってないなあと感心。

最後の曲「誓い」の前に、この一年を振り返る話。華々しくYccmが始まろうとしてからもう一年経つんですね。ツアー開始直後の震災。沢山の葛藤。最初は「これはもう続けられない」と思ったけれど、「予定していたツアーを中止します」というメッセージは自分の意図と違う意味のメッセージを発してしまうのではないか、「諦めなきゃいけない」というメッセージになってしまうのではないか。考えて考えて、途中からは「何が何でも完走する」に変わって。そんなときに、ただ自分の独白のように作った曲である、と。

この曲の歌詞に「そして冬が終わる」という歌詞がありますが、歌う前にそれについて真綾が触れたとき、鳥肌が立ちました。あれから一年が経とうとしていて、実際に冬も終わりを迎えようとしている。今ようやくこの「そして冬が終わる」という一節が、本当の意味で心に響くようになりました。

11. 誓い
この演奏がまた………本当に素晴らしかった。てっきり「コツ、コツ、コツ」から始まるのかと思いきや、ゆったりと静かに。オリジナルよりもかなり遅くされたテンポが絶品で、こーれはほんとに音源欲しいなあというアレンジと演奏、歌唱でした。ギターソロをなぞるチェロのソロも鳥肌もの。上手に文章化できないけれど、とにかく感動しました。

何度も引き合いに出してしまって申し訳なくもありますが、銀河劇場のときは楽しみにしていたこの曲をそこまで味わえなかったなという消化不良感があったんですね。でも今回は全身でどっぷり味わうことができました。大満足です。曲の成長が早すぎやしないか。

さあ、アンコール(毎度ながら手拍子がやたら速い)。しばらくして単独で真綾登場、しばらくおしゃべり(このパターン多いですね)。いろいろ面白いこと喋ってた気がしますが忘れちゃったな。話題は再びIDS!10周年の話になり、ファンクラブ宛に送られてきた「10周年記念でやってほしいこと」の中間報告会はじまり。

一番多かったのは「みんなで歌詞を考えて曲を作る」という案だそう。「みなさん作詞にこだわりがあるようで」「サライ式ですよね?」「著作権とかどうなってるのか気になるところではありますが」「意見が多かったり読み上げたりしたからといって、採用されるというわけではありません。おもしろいの読んでるだけ!」など、どうやらこの案はかなりボツ案のようです。まあポケ空あるしな。

「その他、頭のおかしい意見をご紹介していきます、『銅像を作る』(爆笑)」「これ驚愕なことにもう一通同じのがあったんですよね、『パッと浮かんだのは銅像です。ポーズはもちろん仁王立ちで。ストラップも作っちゃいましょう』」「みんなで人文字を作って上空から撮影する。どこでやるんでしょう」などなど他にもだいぶ爆笑ものが多かったのですが忘れちゃったな(二回目)。最終的にどうなるのか、楽しみです。

それではぼちぼち演奏ということでメンバーをひとりずつ呼び戻して…と思ったら、なにか様子がおかしい。こそこそ現れて何かを置いていくチェロあやのさん。「…えーーー! なにこれすごい! どうしたのーー! 皆さんこれはすごいことですよー!」なんだ見えないぞ。「あやのさんがキュウリ持ってきたー!しかもトングで!」なんだそらww

続くパーカッションゆうこりんも鼻をつまみつつやはりトングでキュウリを持参。どうやら一番キュウリ嫌いらしいピアノ宇戸さんも、マスクしつつなるべくキュウリから体を遠ざけつつトングでキュウリ持参。「これ…!宇戸さんは相当のものですよ! 今日もし息子さんいたら息子さんも泣いてますよ! あーらあらみんなどうしたの大人になって……お母さんは嬉しいわ…!」なるほどこれが噂のナチュラルハイか…w(あ、ちなみにこれは多分最終公演のみの小ネタです)

ところで、べつにキュウリ大丈夫なギター嘉多さんはどうするのかと思ったら、とりあえず手ぶらで登場。そしてステージ上のキュウリをおもむろに食うw いつの間にか全員マスク着用のアンチキューカンバーズたちw やたら仕込んでんなw なおそのあとすぐキュウリはスタッフにより回収されていきました。演奏に支障をきたすらしいです。

はい、そんなわけで大層な小ネタを挟みつつ、「今日じつは全くシングル曲をやっていないので、付き添いで来た方などはぽかーんとしてるかもしれませんね。これからやる曲は最新のシングル曲です。憧れの松任谷由実さんに曲を作っていただきました」と、「おかえりなさい」をアンコール一発目に。

12. おかえりなさい

「今日は次の曲で最後なんですが。みんなにとっては13曲。でもわたしたちにとっては…39曲!笑」。ギターの嘉多さんは河村隆一氏のサポートで「104曲演奏ライブ」というギネス記録に挑戦したことがあるらしく、「39曲なんてちょろいもんでしょ?笑」と真綾。「同じセットを3回とはまた違うよお…」と嘉多さん。

「さっき西くんに曲を選んでもらいましたけど、今回、わたしがすごく好きなのに全然選ばれてない曲があって。しかもその曲はその曲のためだけに楽器がひとつ必要なんですよ。……最後だからやってもいいよね?」おおお!

13. 奇跡の海
というわけでまさかの真綾の欲求解消、一曲追加! これはピアノの宇戸さんが笛を吹くんですよね〜。富岡で経験済みだったんですけどあのときは状況が状況だったので、しっかり聴くのはこれが初めて。見事な笛でした。そして真綾も気合い入りまくりで、ここまでどんだけセーブしてたんだよ!と言いたくなる声の張り。一日39曲歌ってきてこれはすごいなあ…。緑の照明も綺麗でした。

14. ポケットを空にして
そして今度こそ最後、本日40曲目! わたしの文章もどんどん早足になっているのがお分かり頂けるでしょうか、だって風呂入りたいんだもん。「これを最後に歌うと、ああまたライブやりたいなという気持ちになれる曲です。みんなの声をいっぱい聴かせてください!」。一回目ではちらほらとしか立たなかった客席も、さすがに最後だということで総立ち。最後に相応しい和気あいあいのポケ空となりました。ゆうこりんの「ひゅうぅ〜〜ん」という不思議な笛?が、なんか良かったなあ。

たくさんたくさん拍手を送って、二時間にわたるライブ終了。IDS!イベントは今回が初めてだったのですが、正直もっと「いっぱいトークして、ちょっとオマケ程度に歌うよ」ってな感じなのかと思ってたんですよね。でも実際は、確かに曲数こそ少ないけれど手抜きのない素晴らしい演奏で、もちろんトークもたくさん聴けて、本当に大満足でした。一回目だけでも満足だったけど、最後も観れて更に良かった。

2012年、最高の坂本真綾初めでした。

アンコールはじめあたりで「えー、重大発表はありません(笑)」と断っていた真綾ですが、なんだかんだで今年も坂本真綾に振り回されるのでしょう。振り回してください。

2012-01-10 坂本真綾との(一方的)馴れ初め話

坂本真綾との(一方的)馴れ初め話

なにかライブレポ以外のものを書いてみようかなあ、ということでiPadのタイピング練習がてら雑記を書いてみる。題して「坂本真綾との(一方的)馴れ初め話」。なおこの原稿(ライターっぽい!)を書いているのは高崎行き湘南新宿ラインの車内である。今日は冬季青春18きっぷ最終日。うまいこと休みが取れたので、懐かしの富岡製糸場(昨年夏、坂本真綾が野外ライブを開催した)まで行ってみようというプラン。ただし、真の目的は車内でこういったゆったりな時間をとることだったりする。グリーン車は快適です。


坂本真綾との出会いを語るためには、まず菅野よう子との出会いから語らねばならない。と言ってもこれは大して長い話にはならない。というのも僕が菅野よう子と出会ったのは比較的最近なのだ。せいぜい5年前ぐらいだろうか。菅野よう子好きな友人が強引に押し付けてきた「COWBOY BEBOP」「WOLF'S RAIN」「攻殻機動隊」などのサントラが出会いだ。僕はアニメをほとんど観ずに育ってきた人間だったので、最初はそれがサントラであるということもいまいち認識していなかった。まあ実際この三作はいずれも一般人の感覚からすると到底「アニメの音楽」とは思えないようなクオリティなわけで、菅野よう子との出会いとしては申し分のないセレクトだった。友人に感謝。

さて、あまりここを突っ込みすぎると話が「菅野よう子との馴れ初め」になってしまうのでそこは少し端折るとして、この三作のなかで坂本真綾がフィーチャーされているのはどれかというと「WOLF'S RAIN」であり、僕が好んで聴いていたのもこのサントラだった。サウンド曲調ともに好みのドンピシャだった。そしてこのサントラの二枚目最後に収録されている「cloud 9」という曲に惚れた。僕と坂本真綾との出会いだった。

当時の僕は椎名林檎やYUKIが好きで、音楽的嗜好が女性ボーカルに傾いていた頃だった(それまではB'z一筋みたいな人だった)。男性の歌声からは得られない女性の歌声の魅力にゾッコンだったが、いかんせん椎名林檎もYUKIも濃かった。聴くのに少なからず気合いがいる、悪く言えば「疲れる」声だった。そんなときに出会った坂本真綾の声。「あ、こんなさらっとした声のひとがいるんだ」。これまで自分の中になかったタイプの歌声に、僕は惚れた。その後しばらく坂本真綾の楽曲が僕のライブラリに増えることはなかったが、耳が求めているときにはちょくちょくこの「cloud 9」を聴くようになった(意外と「gravity」は聴いていなかったな)。今になって思うとこの「cloud 9」は全坂本真綾楽曲のなかでも異質な「さらっと感」な曲だと思うので、最初に聴いたのがこの曲だというのはなかなか興味深い。

運命的な出会いを果たしたように思われたが、じつはここから特に進展もなく数年が経過する。二回目のきっかけは、もはや伝説の超プレミア菅野よう子ライブ「超時空七夕ソニック」のチケットが取れたことだった。このまたとない機会を万全に楽しむため、チケットが取れてからライブまでの二ヶ月間ほど、僕は異常なまでの予習に精を出した。菅野よう子の作品をひたすら買い集め、関わったアニメもほぼ全てレンタルで鑑賞し、ライブ前夜にマクロスプラス劇場版とエスカフローネ劇場版を二本立てするぐらいの超ハードスケジュールでその日に備えた。その流れのなかで当然ながら坂本真綾の作品も買い揃えていった。結果、ワルシャワフィルを従えた坂本真綾が僕の初ナマ真綾となったわけだが、もったいないことにまだこの時点ではわたくし、坂本真綾ファンではないのであった。

なんのかんの言っても自分は菅野よう子ファン(シャレではない)。菅野よう子の使用する声帯楽器としての坂本真綾が好きなだけで、パーソナルには興味がない。そう思っていた僕は、既に菅野よう子から独立していた「現在の坂本真綾」にはこれっぽっちも興味がなかった。むしろ、嫌悪感や拒絶感すら覚えていた。そんな僕に、三度目のきっかけが現れる。ベストアルバム「everywhere」のリリースである。唐突に店でポップを見かけ、おお真綾じゃん、なにベスト出すの? ふーん。え、作曲しちゃったの? いやいやいや勘弁してくださいよ…あーあ。…ってなぐらいの、本当にそんな反応だった自分。今からすると考えられないのだが、真実だ。だが、何故かここで僕はこの「everywhere」を購入する。懐かしかったからというのと、到底買う気にはなれない独立後の曲もちょっと聴いてみっか、という思いからだ。で、聴いた。どっこい、良かった。

坂本真綾 15周年記念ベストアルバム everywhere(初回限定盤)(DVD付)

坂本真綾 15周年記念ベストアルバム everywhere(初回限定盤)(DVD付)

これもまあ今になって思うと、「ループ」がsunset sideになっててよかったなあとかいろいろヒヤッとする部分もあるのだが、そこも含めて真綾の選曲がお見事だったのだな。往年の菅野曲に紛れた独立後の楽曲たちは、悪くないどころか、菅野曲にはない軽さを持っていてすごく良かった。坂本真綾のファーストインプレッションは「軽い」だったわけだけど、今になって思うと菅野よう子の楽曲は基本「重い」のである。「疲れる」のである。薄皮一枚剥がれた感じのスカッとした「現在の坂本真綾」にもまた、僕は惚れた。

改めて惚れ直したこの日、武道館では坂本真綾30歳と歌手デビュー15周年を記念するスペシャルなライブがおこなわれていた。もうちょっと早く惚れ直してあの武道館に行っていたら、人生変わったかなあ。さておき、期せずして偏見の解けた僕は独立後の作品もようやく集め始め、当時出ていた初のライブDVD(かぜよみツアー)で好き度がまたぐんと上昇。そして程なくしてリリースされた先日の武道館ライブDVDを観て、これまで感じたことのない衝撃を受ける。上手い…素晴らしい…非の打ち所がない…。正直、七夕ソニックで観たときもかぜよみライブのDVDを観たときも「CDには敵わない」という印象だったのだが、このときの印象は「CDより上手い」だった。そして信じられなかった。そこで、もう一度本物を観て確認すべく僕は坂本真綾のファンクラブに入った。すごい斜めな入り方をして申し訳ないと思っている。

そんなこんなしている間に、15周年キャンペーン中の坂本真綾さんはとにかく活発な活動をされていた。僕も僕でシングル、アルバム、エッセイとしっかり買わせていただき、昨年ついに放送500回を迎えたレギュラーラジオ番組「ビタミンM」も聴き始めた。Twitterでファン仲間が増えたこともあり、いつぞやの斜めな見方はどこへやら、もうすっかり完全な真綾ファンだった。そしてライブツアーが始まり、僕にとっての初ライブも目前!と思っていたとき、東日本大震災が発生。始まったばかりのツアーをどうするか、沢山の重すぎる決断を強いられていたであろう坂本真綾は、強かった。悩みに悩み抜いて予定通り決行された2011年3月31日のライブを見届けた僕は、終演後すぐに「またひとり、一生ついていかなきゃいけない歌手が増えた」とTwitterに書き込んだ。2010年3月31日、斜めな気持ちでベストアルバム「everywhere」を買ってからたった一年後のことである。

そこからはもう、見ての通り。結局2011年は生の坂本真綾を5回も観に行った。結婚報道にも祝福の感情で対応できた。いつの間にやら、坂本真綾という「個人」を心から応援できるようになっていた。早いものであと数ヶ月もすれば32歳。歌手活動も17周年。You can't catch meな彼女はこれからも沢山びっくりさせてくれることと思うが、いつまでも食らいついていければきっと楽しい。


ところで今は帰りの湘南新宿ライン。数ヶ月前にびしょ濡れの「にいづまあや」を祝福してきた富岡製糸場は、なんとも懐かしかった。一日かけて坂本真綾のことを考えていたのかと思うとあいたたたな気分がしなくもないが、正直なところ幸せである。そんなところで筆を置く。否、……タッチパネルから指を離す…?

2011-12-13

坂本真綾LIVE 2011 "in the silence" / 天王洲 銀河劇場(2011/12/13)

コンセプトアルバム「Driving in the silence」発売を前にして、「3rdコンセプトアルバム『Driving in the silence』(2011年)、『30minutes night flight』(2007年)、『イージーリスニング』(2001年)の全ての収録曲を演奏する奇跡のライブ開催!」との謳い文句で突如発表された鬼のようなライブ。銀河劇場はキャパ746席。×5公演で、参加可能人数は4000人にも届かず。なんとまあ貴女…というような企画だったわけですが、どうにか運良くチケットを手にすることができたので初日行ってきました。今回あまりうまいこと感想を書ける気がしないのですが、なるようになってみましょう。

銀河劇場は、小林賢太郎氏の舞台を観に来て以来半年ぶりぐらい。天王洲という場所だけあって、なんとも雰囲気のいい会場です。緊張感高まります。今回のチケットは「プレゼント付き」ということで、入場時になにやら頂く。なるほどクリスマスですね、という感じの靴下っぽいなにかと、ポストカード。ポストカードのほうは1日100名限定で直筆サイン入りだったそうです。かなりの確率。さすがにここは外れました。これ以上運使うと死にます。なんせこの日はただでさえ前から2列目…。

入場すると、ステージには白い垂れ幕。スピーカーからはそわそわさせるヒーリング系サウンド。二階三階席は身を乗り出したりしないでね、というようなアナウンスが入り、まあ一階席でも立つことはないんだろうなと思いながらそわそわ待っていると、恐らく定刻通り客電が落ち、開演。

Maaya Sakamoto
Live 2011
in the silence

タイプライターのように、幕の中央に文字が打たれていく。

easy listening

おお…いきなり容赦ない始まり方。なお今回はラジオなどで「アルバム3枚分をリリース順、収録順に全曲やります」という情報が本人の口から出ており、異例のセトリ完全ネタバレ公演となっております。MCはあるの? アルバム間のつなぎは? ポケ空やるの? などなどそのへんは未知ですが、次第に分かることでしょう。というわけで、2001年リリース1stコンセプトアルバム「イージーリスニング」スタート。

幕はまだ下りたまま。どこからともなく飛んでくる白い鳥。そして大きな白い鳥かご(というかシルエットだったので基本全て白です)。鳥かごがどんどん大きくなっていき、ステージ全体を包むように。そして2列目だからモロに見える。幕の後ろに、本日の「鳥」がスタンバイ。マイクを持ち…

easy listening

01. inori
02. blind summer fish
03. doreddo 39
04. afternoon repose
05. bitter sweet
06. another grey day in the big blue world
07. birds

アルバム通りだから当然と言えば当然だが、SEもなくカウントもなく歌声からライブはスタート。「inori」。幕はまだ下りたまま。初日でしかもボーカルのソロからということで、さすがの坂本真綾もかなり緊張していると思われる。伝わる。途中一箇所、歌詞を飛ばす。やむない。ひたすら打ち込まれるバスドラムの四つ打ちに、客席も静かに高まる。ラスト、フェードアウト部分はわりとヒネリのない終わり方だったような記憶。

拍手が沸き起こるなか2曲目「blind summer fish」。ここでようやく幕が上がる。服飾のことは全く無知なので表現できないが、真綾は「イージーリスニング」のイメージカラーをそのままミニドレスにしたような、まあ売り物ではないであろう服をお召しに。髪型はここ最近のステージ仕様と変わらず。今回のサポートメンバーは以下の通り。

河野伸(Piano & Keyboards)
海老沼崇史(Bass)
石成正人(Guitars)
坂田学(Drums)
三沢泉(Percussions)

沖祥子(1st Violin)
下川美帆(2nd Violin)
梶谷裕子(Viola)
森田香織(Cello)

KAZCO(Chorus)
ハルナ(Chorus)

なんと豪華な。銀河劇場のステージにこの人数はかなりきゅうきゅうではなかろうか。ステージ上、向かって左側から順にストリングス(後列)、キーボード&グランドピアノ(前列)、パーカッション、ドラム、コーラス(後列)、ベース&ギター(前列)、という感じの配置。要は武道館と同じ配置…かな?

そのまま「dreddo 39」へ。照明が一気にカラフルになる。セットというセットはなく、スクリーンなどもないため(そりゃ、スクリーンなど必要ない狭さの会場でやってるわけですからね)、演出は基本的に照明のみ。真綾ライブの照明演出は毎度安定のクオリティなので結構楽しみにしてます。

ベースをウッドベースに持ち替えたりなどしているなか、ここでMC。そうか入るかMC。「もう二度とないかもしれないライブの初日へようこそ」「初日ならでは、の緊張感でお送りいたしております(笑)」「今回ライブをするにあたり、この3枚の曲たちを混ぜて演奏することは考えられませんでした」「まずは、『イージーリスニング』の世界を味わってください」 てな感じの。例によってMCは全く覚えてないのでニュアンスです。

これは生で聴けたら至福、「afternoon repose」。ただ、もともとあまり調子が良くないのか未だ緊張が続いているのか、やはり喉の具合は絶好調とは言えない。何気に富岡なんかでもかなり調子良かったりしていて、不調気味な真綾はご無沙汰だったので、ちょっと心配に(と言うほどこの曲が調子悪かったわけでもないが、流れ的に今書いておく)。5日間、無理はしないでほしいけど良い方向にシフトしてくれるといいな。

ラスト、コーラス2人とのハモりが格好良かった「bitter sweet」からの「another grey day in the big blue world」。この曲じつはタイトル覚えてないので、どうにか覚えようと今回はコピペを禁じて努力の直打ちをしているところ。この曲は格好良い、格好良いが、願わくば次は佐野さんのドラムで聴いてみたいところ。ちょっとこの件に関してはあとでねちっこく書くかも。

再びMC。この「イージーリスニング」というアルバムは「かごの中の鳥」というコンセプトで創られており、歌詞にも普段なら使わないような言葉、言い回しなどを多用している。「鳥」という単語も頻出するが、アルバム最後の曲はまさにその「鳥」がタイトルになっている…ということで、このブロック最後は「birds」

コンセプトは知っていながら、この「birds」が「かごの中の『鳥』」であるという認識は全く無かったため(恥ずかしながら)、おおおそうなのかと今更な感動。流し聴きがちな曲だったけれど、今度しっかり流れを意識して聴いてみよう。そう思わされただけでも価値のあるライブ。

歌い終わり、ステージを去る真綾。バンドは延々と演奏を続ける。ギターソロが入り、サビのコード進行に戻り、と予想を超えてエスカレートしていく演奏。正直、かなり圧巻。これは良い…。延ばしに延ばした後奏が終わると共に、素早く幕も下りていく。本編内を明確にブロック分けして幕で仕切りなおす方式は先日の東京事変ライブでも観ることができたが、個人的にとても好み。メリハリがあるし、各ブロック間の映像演出のおかげで客側としても全くダレずにノンストップで楽しめる。今回もその恩恵を強く感じた。

幕には再び「かごの中の鳥」。鳥がかごから飛び立っていくと、一旦遠ざかった鳥はその姿を飛行機に変えて戻ってくる。

30minutes night flight

休憩を挟むことなく、2007年リリース2ndコンセプトアルバム「30minutes night flight」スタート。幕の中ではバンマス&Keyの河野さんが「30min〜」のイントロダクション部分を長めに演奏中。いや演奏してないかもしれない。どうも河野さんは同期大好きらしく、流せるもんはシンクで流しちまおうというスタンスらしい。アコギを弾いている姿のほうが多かったかもしれないぐらい。思うところがあったりなかったりなのだが、まあ河野さんのことは大好きなので何も言うまい。

30minutes night flight

08. 30minutes night flight
09. ドリーミング
10. 記憶 - there's no end
11. 僕たちが恋をする理由
12. セツナ
13. ユニバース
14. 30minutes night flight - sound of a new day

音源通りのフレーズに差し掛かり、バスドラムの八つ打ちからの四つ打ち。「30minutes night flight」。そしてステージ後方、00:00:00からまさかのカウントアップ開始w 始まる前に「東京事変の『能動的三分間』のごとくライブ中ずっとカウントダウン出てたら嫌だなw」などと勝手な妄想をしていたのだが、まさか現実になるとは。やたら事変と被るのは偶然か。ただし、まあわりと予想通りではあるがこのカウントはしばらくすると自然消滅。30分後まで姿を隠しているのであった(せこー)。あ、申し遅れましたがこのアルバムはその名の通り「30分間の夜間飛行」がコンセプトです。

武道館と同じく、今回も石成さんのハイセンスなリバースエコーソロが光る。リバースエコー(リバースディレイ)というのはギターにかけるエフェクトのひとつで、逆再生された山びこが返ってくる、という不思議なアイテム(一般的には原音は出力しない)。指と音が合ってなくね?と思ったら、それが正解。

音源では幾層にも重なったコーラスからシームレスに次曲へ繋がる部分。コーラスを残してバンドがフェードアウトするアレンジなので、さてどうするかなーと思っていたが、バンドの演奏をスパッと切ったうえでのコーラスソロに。うーむ絶品。これが生で聴けたのは嬉しい。そしてもちろんシームレスに「ドリーミング」へと突入。

この曲は「地味に好きな曲ランキング」で上位に来るタイプの曲なのだが、やはり良い。そうそう書き忘れていたけれど30minステージにおける真綾の服装は、秋冬めいたタータンチェック柄のラフ(?)なワンピ。これが非常にわたくしの好みであり、しかもこのあたりから坂本さんたらステージ上を右へ左へ動き回りつまるところ目が合うぐらい目の前までも来てくれるようになったりなんだりして骨抜きだったでござる、…である。顔の筋肉が緩もうとも、なるべく文体は固く保ちたい。

どんどん演奏は続いていく。「記憶 - there's no end」。これは冗談ではなく記憶に無いぐらいの地味曲ポジションだったのだが、よく聴いたら妙にいい曲だった。というか多分ライブ映えするのだろう。途中のコーラスワークも印象的。続く「僕たちが恋をする理由」は、先日の富岡でも披露されたばかり。河野さんとのデュオで始まり、後半からストリングスが入ってくる。後ろにオリオンが投影されていたようないないような…。

曲は好きなんだけど歌い方がどうも好きになれんなあと思っていた「セツナ」。果たして今の声で歌うのか、それとも音源のイメージのまま歌うのか(真綾はこっち派な気がする)じっくり聴いてやろうと思っていたらコーラスチームに手拍子を煽られ、坂本さんにおかれましてもまた目の前来てくれちゃったりして結局冷静には聴けませんでしたとさ。ライブ向きだと思うのでまた別の機会に演ってもらいたい。

意外と記憶に残っていない「ユニバース」が終わると、特にアウトロを延ばすこともなく再び幕が下りていく。「30minutes night flight - sound of a new day」が流れるなか、セコい感じで再登場したカウントアップは残り約1分。30:00:00でプツッと音が切れると、カウンターの向こうから謎の白線が近づいてくる。おお、地上だ。滑走路だ。飛び立っていたことなどすっかり忘れていたがいつの間にやら着陸のときが来たらしく、我々を30分乗せてくれていた飛行機は滑走路に無事着陸。

操縦席の視点から少しずつ引いていくと、乗っていたはずのそれは飛行機ではなく自動車になっていた。ブロロロロと音を立てて走る真っ赤な(はずの)ジャガー。

Driving in the silence

遂に三枚目に達してしまった。終わりが迫ってくることが正確に予測できるこの感覚、なんとも言えない。不思議なライブだ…。ここで幕には初めての実写映像が流される。恐らくアイルランドで例のジャガーから撮ったのであろう、静かな車窓。それをしばらく観ていると、幕の後ろで河野さんがピアノを弾き始める。うっすら河野さんに当てられるスポット。幕ではずっと車窓が流れ続けている。少しすると三沢さんのパーカッションソロも加わる。足に付けた鈴をドンドンと踏み鳴らす。そんな演奏がしばらく続いたところで、耳馴染みのあるピアノのフレーズ。2011年リリース3rdコンセプトアルバム「Driving in the silence」スタート。

Driving in the silence

15. Driving in the silence
16. Sayonara Santa
17. Melt the snow in me
18. homemade christmas
19. 今年いちばん
20. たとえばリンゴが手に落ちるように
21. 極夜
22. 誓い
23. Driving in the silence -reprise-

三回目のお色直し。真綾の衣装は、ウェディングドレスのような真っ白なドレスに、真っ赤なビロード(かな?)のミニポンチョ。そうくるかーと思わず息をのむような、素敵な衣装。一曲目「Driving in the silence」、冒頭のコーラスは倍ぐらいに延ばし、気持ち新たに最新アルバムの世界を歌い始める。…が、初演の緊張があるのか、だいぶ馴染んでいた喉もまた元通りの不調気味に。少々心配。

そのままカウントなし、アカペラの歌い出しで「Sayonara Santa」。音源ではかなり声質を弄ってあるので、ナチュラルな声で聴くとかなり雰囲気が違う。そしてまたもコーラスチームから手拍子を強いられるw 曲の途中で、舞台袖から小さなシャボン玉が無数に! サプライズではないだろうが、真綾も思わずびっくりしたような表情を見せ、手に取ろうとしながら歌ってみたり。シャボン玉演出は初体験だったなー。曲の最後はバンドがスパッと切っており、格好良かった。

眠りについてしまいそうな心地良さの「Melt the snow in me」では、石成さんがE-BOWを使用。なんとなくサウンドハウスにリンクを貼ってみたけれどこれもまた妙なアイテムで、弦に蒼い光を当てると音が出ます。永遠に出続けます。みたいなモノ。有名どころでは、Coccoの「強く儚い者たち」のギターはこの音です。使いこなすのは難しいアイテムだと思うのだけれど、流石の石成さんは完璧に使いこなしており、本当にプロだなあとつくづく。

「お久しぶりです(笑)」 ここでかなりご無沙汰だったMC。「今回は本来ならばMC無しで通したかったんですが、あまりに自分がいたたまれなくなるのでどんどんMCを増やしていきました(笑)」「本当は安室ちゃんみたいに『ありがとう』だけのライブがやってみたいんですけど」 この「安室ちゃんみたいに」発言はまたあとでも登場。よっぽど安室ちゃんみたいになりたいようだ。

「これまで冬にアルバムを出してもクリスマスソングはなんとなく気恥ずかしかったりして避けてきたのですが、16年目にして初めて! クリスマスソングというものを作りました」 ということで「homemade christmas」。石成さんがマンドリンで、河野さんがアコギ。海老沼さんのチョッパーなベースもバキバキで格好良し。ベースをウッドベースに、マンドリンをアコギに持ち替えて「今年いちばん」。この曲も生が至福。寝る…。

「はい、また喋ります(笑)」 再びMC。あんまりクリスマスっぽくないとの指摘を受けた次の曲について解説を開始。「クリスマスの日に、仲間内や家族なんかで暖炉の前に集まってだらだら。そんななか一人がギターを爪弾きだすと、まわりもスプーンやらなにやら叩いたり歌い始めたりして− そんなシチュエーションを思い浮かべて作った曲なんです」 てなわけで「たとえばリンゴが手に落ちるように」。暖炉の前のお客たちは手拍子を担当。坂田さんもドラムから立ち上がり、横にあるパーカッションを叩く。のどかで、いい曲。

石成さんがギターを持ち替えている間、気付くと赤いポンチョを脱いだ真綾。上半身は黒いため、一気にシックな雰囲気に。そしてその雰囲気に相応しい曲、「極夜」。この曲で印象的だったのは、「明るくならない照明」。なるほど、極夜だものな…。ずっと薄暗いまま、どこかからわずかに光が漏れている程度の雰囲気のまま進行。曲が激しく盛り上がっても明るくならない照明というのはなんとも斬新。曲の終盤、朝日のような深いオレンジ色の光に包まれるのも非常に美しかった。なお、気になるドラムはあの変態プレイを完全無視したオーソドックスなプレイ。好みが分かれるところだろう。

いよいよライブもクライマックス。ソファー音が鳴り響き、「誓い」へ(正確には、ソファー音の代わりに小さいハンドドラムを叩いていたのだが、ここはむしろ音源そのままの音を流して欲しかったという個人的意見)。本来ならここで「涙腺が」とか書く予定だった。が、しかし、妙に構えてしまったためかこれといった感情を抱くことなく曲が過ぎていってしまい、正直じつに悔しい。気付いたときには歌い終わった真綾がペコリとお辞儀をし、去っていくところだった。誓いというのはそう生半可なものじゃない、ってわけか。

予想通り、バンドは延ばしに延ばしたアウトロを情熱的に演奏し続けている。歌い終わった真綾がお辞儀をして拍手喝采、バンドはそのまま演奏を続ける− これは完全に予想通りの流れだった。なんというか、最前列レベルの近さではなくて一歩引いたところからこの光景を観たかったなという気持ちがある。多分ちょっと近すぎた。願わくばこの公演、後ろの席からもう一回観てみたい。がらりと違う印象を持てると思う。

情熱的な演奏もいよいよ終わり、最後の音を延ばしながら幕が下りる。ジャガーが走り去り、repriseが流れるなか幕に文字が打たれる。

Merry Christmas!

鳴り止まない拍手は次第にアンコールの手拍子に。会場が小さいだけあって、未だかつて聞いたことがないほどピッタリな手拍子。しばらくすると幕が開き、黒いミニドレスの坂本真綾31歳登場かわええ。これはかわええ。静まりかえった客席からひとり「かわいい」と呟く女性の声。「かわいい?! ありがとう(笑)」と真綾。

「今年はいろんなことがあって、でもどんなときでも自分は歌うことが大好きなんだなということが分かった」「今年リリースとか多くて、みんな大変だったでしょう?(笑)」「今年の大きな目標はこれで終わってしまうけれど、来年もまた特別な一年にします!」

「はー。コンセプトアルバムのライブということで坂本さん世界作るのに必死で、ようやく気が楽になった(笑)」「そろそろ、もう一回バンドメンバーを呼んでみたいと思いまーす」「初めましての方から『あっ、この人DVDで見たことある!』って方まで」 てなわけでメンバー呼び込みタイム。

まずはお馴染みギター石成さん。そして「ついにこの日が来てしまいました…。今回のメンバーのなかで最年少です!」とベース海老沼さん。なんと26歳! 若い! 「ビッグになっても坂本さんとやってくれるかな〜。今のうちに優しくしておこうね〜」とのことw 続けてドラム坂田さん(前日がお誕生日だったとのこと)。ひょこっとお辞儀をしてドラムへ急ぐ。シャイなのかしら。

「暗くて見えないから2人いっぺんに呼ぶよー、コーラスKAZCO、ハルナー!」 元気に出て来たふたり、立ち止まっていきなり謎のキャイーンポーズを決めるw 「なにそれ!(笑)」と真綾。ハルナさんはYccmツアーでお馴染みだけど、KAZCOさんは武道館のメンバーだったんですね。髪が真っ赤になってたりで分からなかった。谷間の目立つ服を着ていたので、「胸に目がいっちゃうんですけど」と真綾がボヤくとドヤ顔で寄せ上げするKAZCOさんw

続けて呼んだパーカッション三沢さんも可愛くキャイーン。危険な流れができはじめるw 沖祥子カルテットの4人も1人ずつ呼び込み。1人ずつキャイーンポーズを決めるw 「みんなやるの?!(笑) これ…嫌だなあバンマス呼びたくないなあ…。バンマス…河野伸!」 冷静に、しれっとニコニコ出てきた河野さん……キャイーン。どさくさに紛れて真綾も同時にキャイーンw 「私も一緒にやってしまいました。はい、ということで…」 謎のコーナーを終えて無事全員集合。

「ここまでコンセプトアルバムの曲を演奏してきましたが、せっかくなので、今年リリースした2枚のシングル曲も聴いていただこうと思います」おおーーー! というわけで「Buddy」。生はこの日が初、だよな? これはやっぱりライブいいですなー。ちなみにこの日は客席にsfpメンバーが居たとのこと。

生「Buddy」良かった、良かったのだが、ただ、ドラムが物足りなかった。言ってしまうと坂田ドラムが個人的には全編通して非常に物足りなかった。おいしいとこ全部もってく、ひたすらニヤケさせ系ドラムな佐野康夫に慣れすぎているという不幸。やはり坂本真綾のライブには佐野ドラムが必要不可欠だと、失礼ながら本編中ずっと思っていた。じつは今回どうも「大満足!」とまでいけなかった節があり、それはこのことが主な理由だと考えられる。これもやはり近すぎたのが悪かったかもしれない。もっと全体を鑑賞するべきだった。

ねちねち終わり。

続けて「おかえりなさい」。これは富岡での印象が強すぎてちょっとやそっとでは更新されない。喉もあのときほど絶好調ではなかったので、僕にとっての「おかえりなさい」は、あの濡れ真綾が一番である。

演奏が終わり、ちょっと「うーむ」な気持ちになりつつもふと石成さんを見ると、アコギからエレキに持ち替えていた。あれ、ということはポケ空なしか? 果たして何の曲をやろうというのだ?などと思っていたところに爆弾発言。「五日間同じセットリストでやるつもりだったんですけど、スペシャルなライブなので、最後に一曲ぐらいその日しかやらない曲をやろうと」 なにいいいい日替わりいいいいいいい?!

どよめく会場。「冬の曲を、何か一曲やります。ドキドキしてるだろおー(笑) あの曲かなー? あの曲かなー?」「というわけで、今日はこの曲でお別れです!」 本日いちばんぐらいの心拍数で迎えたアンコール3曲目。…これはなんだ…? あれっ、知ってるような…知らないような…。…分かった「真昼が雪」だ! おお!

まさかの日替わりアンコール、本日の一曲はアルバム「少年アリス」より「真昼が雪」。もとが打ち込みメインのアレンジなのに対し、この日の「真昼が雪」はかなりアレンジされており、ファンキーで非常に、非常に格好良かった…! これといって思い入れのある曲ではなかったけれど、大満足でした。いいものを聴いた…。なおこの翌日は「冬ですか」だったそうな。あと三公演、果たしてどの曲が来るのか…。あの曲が、あの曲が来たら僕は死んでしまう(悔しくて)。

本当にポケ空なしで、メンバー全員前に並んで終演! ついに「ポケ空なし」という選択肢を使ってきたかー。今後どんなふうにポケ空の有無が使い分けられるか、興味深いところである。全力で手を振って、さようなら真綾。また2月に会おう。

encore

24. Buddy
25. おかえりなさい
26. 真昼が雪

貴重な公演に参加できたのでなるべく細かく書こうと思いつつも、徐々に私情が入ってぐちゃぐちゃしてくるのはじつに自分らしくて嫌いではないです。もうちょっと仕上げないといけない気はするものの、ひとまず書き終えた今とてつもない眠気に襲われているので一旦ここで締めることにします。


【追記】無事全公演が終了しました。気になる日替わりラストの全貌が明らかに!

1日目: 真昼が雪
2日目: 冬ですか
3日目: Rule~色褪せない日々
4日目: 木登りと赤いスカート
5日目: ポケットを空にして

3日目にかなり大本命な「Rule」が登場。なおこの日は収録日だったようです。そして4日目、個人的にハンカチ噛んでも噛んでもやりきれないほどの大好きな曲「木登りと赤いスカート」が…。聴きたかった…。最終日は、意外とも納得とも言える「ポケ空」。やっぱり一番最後はこれで締めたかったんでしょうね。基本着席鑑賞だった今回のライブですが、この曲ではオールスタンディングになったとか。さぞやいい雰囲気だったことでしょう。

というわけで以上、いろいろな意味で果てしなく稀なライブの記録でした。