ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

真・どこでもサカつく計画

サカつくは面白いんだけどゲーム機の前に来ないとやれないのでそこがめんどくさい。しかしサカつくシリーズには(なぜか黒歴史っぽい)Windows版がある。これをモバイルPCに入れれば「真・どこでもサカつく」になるんではないかと思い、ちょっとやってみた。


結論:
ThinkPad s30ビデオチップでは起動しませんですた。orz


まさかビデオチップ相性問題があるとは思わなんだ。RADEON装備のデスクトップに入れてみたら普通に動くし。もう!s30のバカっちょ!ちなみにゲームスタート時に定期的にインストールCDの挿入が必要なのでCDをイメージ化しようと思ったら、どうやってもイメージ化できなかった。やるではないかスマイルビットよ…。

イラク人質殺害事件に思う

正直なところ、私もこのニュースはすでに消費しかけている。ほんの数日前の殺人なのにもう遠い昔のできごと、あるいはなかったことになりかけている。彼の動機があまりにも悲劇性とかけ離れていたからだ。だが収まりのいいストーリーではないからといって現実を無視するのは自分で自分の思考停止ボタンを押すことでしかない。よってここにイラク人質殺害事件について思うことを記す。


外務官僚には「どうしたらいいか分からん」と素直に開き直って欲しかった。できもしない難題に直面して体面を保つ為にうまく立ち回ろうとした結果が、前回と同じ対処法の踏襲であり死体の誤報であり人質の殺害だったのだから。官僚のようなクズが無能で無策でマニュアルがないと何もできないのは私でも知ってる。だからこそ最初の48時間を無為に過ごしたり米軍の連絡待ちをしたりせず、もっともっと必死に泥臭く駆けずり回って欲しかった。したがって私は彼らが全力を尽くしたとは思っていない。今度の出来事を通してもまた「稚拙」しか体現できなかったのは巨大な失敗だったと思う。


細田官房長官が救出できなかったことを反省したのは意外だった。「動機が不純なら殺されてもいい、いやむしろ殺されてしまえ」的な風潮がまかり通っている今にあっては貴重な反省だったと思う。ほんとはどんな全力の努力・過程を取ったにしても救出対象が助からなければ意味がなく、失敗すれば反省するのが当たり前なんだが…。しかし国民・政府が「そいつを助けるか否か審査する社会」というのは恐ろしい…。


小泉はダンマリ・はぐらかしを通すかと思ったがむしろ自画自賛をしていてその方が怖い。「悲劇性が薄いから自画自賛しても世論は受け入れてくれるだろう」ということを計算した上で発言しているのがとても怖い。前から思っていたが小泉は人の感情や命や状況をクッションボールでも扱うように自分のために利用する。何かにつけてニヤニヤしているが彼には感情がないと私は思う。あんな非情な男は見たことがない。


最後に人質についてだが、自分探しは責められる点ではない。彼が愚かだったのは忠告を無視し続けたことだ。そして責められるべきは彼の愚かさであり彼の家族ではない。私は彼に同情はしないが哀れな人だったとは思う。

西部警察スペシャル見ちゃったよ

予告編に女刑事がちらちら出てたのとオープニング最後のテロップ「監督 村川透」でうわーやばいなと*1思ったら、案の定あんまり面白くなくてがっかり。期待してたんだけどね…。

面白くなかった原因

  • 女刑事の存在…西部警察というのは「男の世界」の話である。友情・忠誠・酒・拳銃・暴力・スーパーマシン、そういったものがギッシリ詰まった男のためのおとぎ話なのだ。だから女入れちゃダメ。
  • 風呂敷広げすぎなストーリーとキレイすぎる映像がダメ…西部警察は泥臭くていい、泥臭いからいいのだ。場末のバーに犯人がいて走って追っかけて下水で乱闘とかそういうのがいいのだ。対テロ作戦なんかやっちゃダメ(もしやるなら戦車で特攻くらいして欲しい)。あと映像はフィルムを使わないとさー。最終的には「映画作りたい」んだろ石原プロ的には。ならビデオじゃダメだろ。それとも石原プロのいう映画ってのは「Vシネマ」のことなのかね。
  • かっこよさの方向性を間違えちゃったのがダメ…前述した通り西部警察は「男の世界」の話なのでもっと子供っぽいかっこよさでいいのだ。武器・スーパーマシンにこだわるとか、戦術にこだわるとか。それをどういうわけか「かっこいい=スタイリッシュ」と勘違いしちゃったのがダメ。さらにいうとそのスタイリッシュさも「イケメンと外車並べてみました。どうっスか?」みたいな表面的なものなのであまりスタイリッシュさは感じられない。一番イケてたのはやっぱり鳩村団長だけど団長だからあまり最前線には出てこないし…。
  • 神田正輝はダメだろ…ストーリーを最初に知ったときから「うわーこれはあかん、あかんでえ」とは思っていたんだけど、西部警察らしさが出ればそんなのは吹き飛ばせるだろうとたかをくくってた。でも残念ながらその「らしさ」がなかったので神田正輝のアレなところが際立っちゃってもうアータ。ダメでしょやっぱり神田正輝じゃ。どこからどう見ても神田正輝だし。二丁拳銃しようが銃を横に構えようが「ニ ト ロ グ リ セ リ ン」だろうが撃たれてゾンビみたいに起き上がろうが何しようが神田正輝以外の何者でもないし。せめて内藤剛あたりであれば少しは悪役として成立したろうになぁ…。

爆破シーンなんかは迫力があって良かったんだけどねー。人選ミス(村川透はないよなぁ)というか、石原軍団自身が西部警察が何だったのか忘れちゃったというか、とにかく残念だった。こんなんならTVシリーズは見たくないなぁ…。

*1:昔ならいざ知らず、今の村川透っつったら二時間サスペンスの人だからねぇ。