ふとんのなかから

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫にかかったあとだらだらしている人のブログ

ジェニーはティーン☆ロボット 第6話A

第6話A 見えない敵の巻(SEE NO EViL)

あらすじ(ネタバレ有):
ジェニーが部屋でティーン雑誌のグラビアアイドル・イアンに見とれているとウェイクマン博士がやってくる。新開発の目を持ってきたのだ。だがジェニーはウェイクマン博士が部屋に入るときノックしなかったことに怒る。ウェイクマン博士はそんなことにかまわず新しい目をジェニーに勧める。イアンと同じ青い目なことにジェニーは少し関心を持つがやっぱり欲しくはない。そんなジェニーにウェイクマン博士は「イーサンをアップで見られるわよ」としつこく取り替えを勧め、ジェニーは仕方なくそれに応じる。


新しい目はたくさんの新機能を持っていた。見たこともない眺めにジェニーは喜び、新しい目を気に入る。だがその目には一つ欠点があった。新しい目はとても巨大で、それをつけたジェニーは異様な顔になっていたのだ。ジェニーはそのことに気づかず、ウェイクマン博士と街に買い物に出かける。


街の風景を見て楽しむジェニー。だが巨大な目玉を蛇のように伸ばして歩くジェニーを見て街の人々は怖がっていた。そしてジェニーは鏡の前を通りかかったときついに自分の不気味な顔に気づいてしまう。きっとこれは特殊なモードなんだろうと思ったジェニーはウェイクマン博士にこれは何の設定なのか尋ねるが、それがノーマルモードなことを知るとびっくり。ジェニーは自分の娘を酷い姿にしても何とも思わないウェイクマン博士に不満をぶつけるが、ウェイクマン博士は「大切なのは性能よ。わがままは許しません」と取り合わない。


口論の末、ジェニーは新しい目を取り外してしまった。ウェイクマン博士は「目が見えずに仕事はどうするの」と怒るが、じゃあ古い目を返してと言うジェニーの要求には応じない。売り文句に買い文句、ついにジェニーは目が見えなくても戦えると言いだし、盲目のまま飛び出してしまう。当然ながらジェニーは電柱や信号機に激突してばかり。その姿を見てウェイクマン博士は「しょうがない子ねぇ…」と嘆くのだった。


そのころブラッドとタックは3Dのスリラー映画を見ていた。そして映画の中の女優が悲鳴をあげると、なんとジェニーがスクリーンを破って登場する。目が見えないので悲鳴を聞いて何か事件が起きたと勘違いしたのだ。観客は大ブーイングでジェニーにポップコーンやジュースをぶつける。


ジェニーはブラッドとタックにいきさつを話し、タックのアイディアから二人を”盲導人”になってもらうことにする。だが二人の指示はとんちんかんでいまいち役に立たない。そこへ事件発生を知らせる悲鳴が。ジェニーはブラッドに手を引かれて現場へ向かう。どうやら透明人間がいろんなものを強奪してらしい。ジェニーは空から追跡するが、二人の指示はやっぱりちぐはぐで信号機にゴン!


やっと三人は透明人間に追いつく。ジェニーは透明人間と対決するが、攻撃は全く当たらない。さらにブラッドとタックが敵に捕まり空中で猛烈な勢いで振り回されてしまう。二人はジェニーに「目をつけて!」と叫び、ジェニーは仕方なく自動誘導でウェイクマン博士にところに向かう。


さっきはいらないと言ったジェニーが今度は目をつけると言いだしたのでウェイクマン博士は嫌みを言うが、今は聞いている暇はない。ジェニーは巨大な目をつけると透明人間のところにジェットで急行する。そしてジェニーは目の機能で透明人間の正体が巨大な目のお化けであることを見抜く。ブラッドとタックの捕まっていた空中に本体があったのだ。


目のお化けはあれこれと勇ましい口上を述べるがジェニーはお化けに向かって足で砂をかける。目に砂が入ったお化けは悶絶し、目薬売りの目薬を取ろうとするがなぜかチリソースを掴んでしまい目にふりかけて絶叫。さらにお化けは虫眼鏡やとがった枝をつかんで目を痛めてしまい大悶絶する。こうしてブラッドとタックは解放され、ジェニーは目のお化けをやっつけるのだった。


三人はジェニーの部屋に帰ってきた。タックは新しい目をかっこいいと言うがブラッドはそうは思わない。ジェニーは「もういいわ」としょげるがそこにウェイクマン博士が古い目を持ってくる。改良して新しい目と同じ機能を持たせたのだ。だが小型化したので付属装置をお尻につける必要があるという。顔が元に戻るなら何でもいいとジェニーは喜ぶが、付属装置のせいで今度はお尻が巨大になっていた。鏡で顔を見ているジェニーはお尻に気づかないが、その格好をみたタックは大笑い。

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第6話A スタッフ
STORYBOARD:CHUCK KLEIN
DIRECTED:ROB RENZETTI

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感想:

衝撃のジェニー盲目化とかまぬけな目玉のお化けとか見所はたくさんあるけど、何だかんだいいながらジェニーのことを思いやっている、ウェイクマン博士との親子関係がほほえましい。やっぱりウェイクマン博士にとってジェニーは大切な自分の子供なんだよね、ちょっと感覚がずれてるだけで。何というか博士はもっとジェニーのことを機械としてしか見てないような気がしてたんで、これは意外だった。


オチの「もう知り(尻)ません!」はやっぱり日本語版オリジナル。原語だとジェニーは「What?」としか言ってない。ひょっとしてアドリブなのかなぁ?謎だ。



イアン君のグラビアを見ながらジェニーさん「この青い瞳、たまんないわあ〜!」こういうとき部屋に親が入ってくると気まずい。



ワーオこれはヤバイ絵だ。放送コードぎりぎりかも(笑)。別にジェニーの頭がいかれたわけではありません。これが目の仕様なのです。後先考えずに実装しちゃう技術者っているよね、ゲイツとかゲイツとかゲイツとか。



そして盲目ロボ娘誕生。目の部分が大穴になってて怖い…。



でか尻ジェニーとそれを笑うタック。ウェイクマン博士が「何で笑ってんの?」みたいな顔をしてるのでこの後また一悶着あったと思われます。

ジェニーはティーン☆ロボット 第6話B

第6話B 泥だらけのパーティーの巻(The GREAT UNWAShED)

あらすじ(ネタバレ有):
車のスクラップ工場に男が駆け込んでくる。今スクラップ作業をしているレンタカーのどれかの中にダイナマイトを忘れたというのだ。作業員たちは慌てて逃げ出してしまう。そこにジェニーが現れダイナマイトを探し始め、無事発見する。しかし男が置き忘れたダイナマイトは全部で二つだった。もう一つを探しに行ったジェニーは爆発に巻き込まれてドロドロに汚れてしまう。


そのときちょうど学校の始業ベルが鳴る。ジェニーが足を引きずりながら学校へ向かうとみんなはいつも以上におしゃれしていた。ドン・プリマがパーティーの招待状を配っていたのだ。パーティーにもちろん誘われたいジェニーはブラッドのアドバイスに従って”クール”に振る舞おうとするが、ロッカーにもたれた拍子にドアを突き破り、体がはまりこんでしまう。


そんなジェニーの前に傘を持ったブリットとティフが立ちはだかる。派手なロボットガールがいなければパーティーの主役は自分たちになる、という思惑から、ジェニーを隠してドン・プリマに誘われるのを阻止していたのだ。そのころブラッドは招待状をもらって大喜びするがジェニーを紹介しようとするとさっきまでいたのに見あたらない。「あたしはここ!」ジェニーはロッカーの中から首を伸ばしてアピールする。


ドン・プリマはこの前の、ジェニーの家でのパーティーを覚えていた。しかしブリットの「ドン、今回はフォーマルパーティーにするんじゃないの?」という問いかけがジェニーの希望を奪う。ジェニーの体は塗装が剥げ、汚れきっていたのだ。そして思わず右手でほこりを払おうとすると左腕がとれてしまった。「あの子には汚いっていう感覚がプログラムされてないのね」と高笑いするブリット&ティフと一緒にドン・プリマは黙って行ってしまい、ジェニーはしょげかえる。


放課後、ジェニーはカフェテラスでブラッド、タックと話していた。タックは「ウェイクマン博士に体を直してもらえば」と言うが、ちょうど定期検査の時期と重なるので修理となればしばらくは家から出られなってしまう。そこでジェニーは車の修理工場に修理を頼んでみることにする。


大男の修理工たちはおっかない雰囲気を漂わせていたが、ジェニーが「もしよかったら、初めてフォーマルパーティーに行くロボットの女の子を修理してくれないかなぁ」と頼むと答えは「喜んで!」。修理工たちはレディを扱うようにジェニーに優しく接し、ジェニーの体をどんどんきれいにしていく。そして赤い塗装を施されたジェニーは以前と見違えるほど美しくなった。通り過ぎる車までクラクションで口笛を吹いてしまう。


次の日、学校に来たジェニーはドアを開けるのを少しためらうが、思い切って中に入るとみんなは口々に「ステキ」「かわいい」「美しい」と褒めてれた。そして今度はドン・プリマもジェニーに招待状を渡し、ジェニーは嬉しがる。しかしこうなるとブリットとティフは面白くなく、ジェニーを再び汚くするため”マッドスリンガー”の家を訪ねる。


マッドスリンガーは”どんな相手でも汚くして不幸にさせる”老人の男だった。パーティーの当日、ジェニーはドン・プリマの家に向かうが、その途中でマッドスリンガーの罠にかかってしまう。そしてドロドロ爆弾の爆発に巻き込まれ、せっかくきれいだった体は台無しに。「これじゃパーティーに行けないわ!!」ジェニーは激怒し、巨大ハンマーで壁をぶん殴りながらマッドスリンガーに迫る。


あまりの激怒ぶりに恐れをなしたマッドスリンガーは許しを請い、ブリットとティフに頼まれてやったことを思わず白状してしまうが、それがジェニーをさらに怒らせる。いよいよ道の行き止まりに追いつめられたマッドスリンガーは腰を抜かし「実はわしもこの年までパーティーに呼ばれたことがないんじゃ」と告白する。そしてついに頭上のジェニーの右手が振り下ろされると、そこにはパーティーの招待状が。「それじゃ、私の代わりに行ってくれる?」マッドスリンガーは喜んでそれを受け取った。


ドン・プリマのパーティー会場。ブリットとティフは奇抜な格好で目立っていた。そこにマッドスリンガーが登場、汚いインクをあちこちにぶっかけながら「退屈なパーティーを盛り上げるためブリットとティフに呼ばれて来た」と言いふらす。ブリットとティフはみんなから白い目で見られ、ジェニーの復讐は成功する。


そのころブラッドとタックはドン・プリマのパーティーに向かっていたが、道を歩いているとどこからかジェニーの声が聞こえてくる。ジェニーはしょんぼりしながら、パーティーで過ごす様子を一人芝居していたのだ。「遠慮しとく、レモネードは、いらない…」「じゃあ、水ならどうだい!」ブラッドとタックはジェニーを元気づけるためジェニーに水をかける。水かけ遊びにはいつの間にか修理工たちも加わり、水かけパーティーへ。元気が出たジェニーはブラッドにバケツの水をかける。ブラッドは「なぁ、汚れが落ちたらドンのパーティーに行こうよ」と言うがジェニーは「でも、きっとあのパーティーは、退屈だと思うよ」大いに笑う二人。水かけパーティーはしばらく終わりそうにない。

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第6話B スタッフ
STORYBOARD:BERNIE PETTERSON
DIRECTED:TIM WALKER, ROB RENZETTI

第6話 脚本
WRITTEN:MIKE BELL, ZEKE K, CHUCK KLEIN, BERNIE PETTERSON, ROB RENZETTI

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感想:

告白します。これ見て泣きました。本放送では何ともなかったけど、何度も見て(何度も見てるんです)るうちに悲しさが伝わってきてね、もうだめですよ。特に修理工場で修理して欲しいと頼むところと最後の一人芝居のところは感極まった。RENZETTIは本当に意地悪だなぁ、ジェニーを持ち上げたり落としたり。いつもは何があってもわりと落ち込まないジェニーが今回マジしょんぼりするのがねぇ、きついんですよ本当。脚本がいいのかなぁ。ストーリーボードのBERNIE PETTERSONて人は上手いような気がする。それとも脚本のCHUCK KLEINの方か。今後ちょっと注目することにする。



オウ、セクシーショット!って酸で塗装をはがしたところなんですけどね。隠し方が乙女ちっくでよし。ハァハァ。



仮面ライダーV3のふしで)あーかいあかーいー赤い塗装だジェニーさーん♪誰か書くだろうと思ったらなぜか(?)誰も書かないのでここで私が書いておきたいと思います。通常の三倍かわいい!!赤いだけに。



かわいいので車にまでヒューヒュー言われてます。ここでいう”ヒューヒュー”のリズムはタモリ倶楽部のオープニングのアレ。



「今日はパーティだから、邪魔しないでね〜♪」邪魔されるんだよなぁこれが。涙なしには見られねぇ…。



大激怒〜!別に扁平足と言われたわけではありません。マッドスリンガーのアホじじいは寿命が5年くらい縮んだことでしょう。



今回やたらめったら着替えてる二人のラストの格好。ティフの白雪姫の色が微妙にくすんでるのが”昔の映画の色”を再現してて凄い。まぁニコロデオンの画質が悪いだけかもしれないけど。