不登校が予想される子どもが出している4つのSOSサイン

不登校になる前兆は、気をつけていれば目に見えてわかります。

今回は、特に顕著的に出る4つの兆候についてです。

一体どういう状態が、不登校の前兆なのでしょうか?

理由なく欠席することがある

先日の記事、「さみだれ不登校」にある症状です。

いきなり不登校になるということはあまりなく、

不登校、それも長期的に登校ができなくなる生徒に多くあります。

わがままを言うようになる

「学校に行きたくない」などにとどまらず、

モノをほしがったりとか、あらゆること全般において、

わがままが多くなります。

学校での出来事を語りたがらなくなる

「今日は学校でなにがあったの?」と聞いても、

「別に・・・」とか「何も・・・」という具合に、

学校で何があったかなどを話さなくなる傾向が強いです。

家で勉強をほとんどしない

学校の課題なども手をつけず、家で勉強することがほとんどない傾向があります。

その代わりマンガやゲーム、その他趣味に費やしているなどの場合が多いです。



お子様は今どういう状態でしょうか。

2つ当てはまるようであれば、今後不登校になってしまう可能性が高いと思われます。

お子様が出すSOSサインに気づいてあげてください。

「さみだれ不登校」とは?

不登校にも色々と種類がありまして、その中の一つに「さみだれ不登校」と呼ばれるものがあります。

一般的に思い描く不登校とはちょっと違って、習慣的に登校はしているものの、週1〜2度理由なく欠席する不登校生のことを指します。

実は、不登校が深刻化する前兆となっている場合が多く、非常に心配される状態です。

文部省の定める「不登校児」から外れている恐れもあり、支援の対象外とみなされている場合も多い

彼らは、まったく学校へ通学しないというわけではなく、むしろ学校に来ている場合が多いこともあるため、

文部省の「学校基本調査」で統計的に集計される「不登校児」としての括りには入っていない子どもの方が多いと思われます。

また、不登校とはみなされにくいことから、あまり適切な対応がなされません。

そのため、「さみだれ不登校」の子ども達は、深刻な状態になってはじめて気づかれることになります。

本格的に不登校になる前兆でもあるが、早期解決ができるチャンスでもある


そうなってしまってからでは、学校復帰や進学を目指すのは長期的な目標とせざるを得なくなります。

できる限り深刻化する前に、しっかりとした対応策を用意し、行っていく必要があります。

さみだれ不登校」である状態であれば、普通の不登校生より断然早く解決できるでしょう。

不登校の前兆はとかく無視されやすいですが、むしろ確実に見落としてはならない状態であることを認識しなければなりません。