ゼロ年代の日本歴史研究における有力説の盛衰

なんてタイトルをつけると大層な話みたいだが、素人の俺が書くんだからそんな大したことはない。要は俺がネットを始めてから目にした日本史掲示板などで盛んに言われていたけれど、今はそれほどでもなさそうな説について。


(1) 信長馬揃え朝廷威嚇説・三職推任信長意向説
京都御馬揃え
三職推任問題
2001年にネットを初めてから、信長関係のホームページや掲示板をよく巡回していたが、これらの説は非常に有力視されていたと記憶している。その後、堀新氏などの否定勢力が盛り返した。今でも根強く残っているみたいだが、かつてほどではなさそう。


(2) 聖徳太子はいなかった説
聖徳太子 - Wikipedia
大山誠一氏の唱えた説。「学界の大勢」と書いた新聞社もあったほど。しかし「学界の大勢」は既に距離を取っていると思われ、マイルドに消えていくだろうと予想。


って二つしか思い浮かばなかった…


ついでだから、一般的には今も盛り上がっているが、学問的にはそうでもないと思われる説
(1)夫婦別姓は日本の伝統説
(2)江戸時代賛美論


あと、個人的に今後衰退するかもしれないと思ってる説
(1)淀君蔑称説(個人的には絶対に間違ってると考えている)
(2)長篠鉄砲三千挺虚構説(歴史マニアの間では確信してる人も多そうだけれど、「三段撃ち」はともかく「三千挺」はそうでもないと思われ)
(3)「日本」国号は中国大陸からの視点に立った呼称説(今後対中国感情が悪化するから、というのは冗談だけれど疑問はある)
(4)江戸時代の農民は米食ってた説(板倉聖宣説)(貧農史観否定で受容されたのだろうけれど個人的に疑問点多し。いつか書くつもり)



もっとあると思ってたのに、いざ書くとなったらなかなか思い浮かばない…