今日の二冊 053, 054
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/03/20
- メディア: 文庫
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本屋うろついてて、なんとなく買った一冊。
かなり当たりだった。
- あらすじ
広告代理店から食品会社に転職した主人公が、早速一悶着起こしてリストラ要員部門の「お客様相談室」に飛ばされる。
そこで待っていたのは、DQNクレーマーの群れと変な課員、ダメ上司。
まず、それなんてショムニ?というのがふぁーすといんぷれっしょん。
それはさておき、クレーム処理に奔走する主人公の姿勢には感心させられた。
どんなところに飛ばされても腐っちゃダメってことですな。
昔の偉い誰かが言ってたけど掃き溜めの中にも美点を見いだす って奴ですよ。
とはいえ、ホントにダメなところはダメだけど。
職種は違えど同じリーマンとして共感できたところは多い。
主人公の直属の上司 篠崎を始め、各キャラがかなり味わい深い。
まさしくショムニ。
これ、ドラマ化、映画化したら面白いだろうなぁとか思った。
最後に、プライベート部では主人公の昔の女関係が出てくるんだけど、こっちの方はうじうじ回想ばっかり。
正直共感できませんでした。はっきり言って蛇足。
最後の最後で再会したので、まあ救いがあったけど。
とはいえ、全体としては涙あり、笑いあり、感動ありで気力が沸いてくる一冊かと。
脱力喰らいまくってオーラバリアが消えちゃった人にお勧め。
もちろん、ハイパー化したい人にもオススメ。
もう一冊
- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 文庫
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サクサク読めますた。
舞台は古代中国風の彩雲国。
ちょっと十二国記に似てるかな。
まあ、あれほどシリアスじゃないけど。
とりあえず一巻読んでみた限り、世界観とかキャラとかとっかかりとしてはまずまずの感触。
美形キャラ多くて、男女問わずうほっ!な展開が多いかも…w
とりあえず続けて読むことにしますかね。