今日の二冊 053, 054

神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)

読了。
本屋うろついてて、なんとなく買った一冊。
かなり当たりだった。


  • あらすじ

広告代理店から食品会社に転職した主人公が、早速一悶着起こしてリストラ要員部門の「お客様相談室」に飛ばされる。
そこで待っていたのは、DQNクレーマーの群れと変な課員、ダメ上司。

まず、それなんてショムニというのがふぁーすといんぷれっしょん。


それはさておき、クレーム処理に奔走する主人公の姿勢には感心させられた。
どんなところに飛ばされても腐っちゃダメってことですな。
昔の偉い誰かが言ってたけど掃き溜めの中にも美点を見いだす って奴ですよ。
とはいえ、ホントにダメなところはダメだけど。
職種は違えど同じリーマンとして共感できたところは多い。
主人公の直属の上司 篠崎を始め、各キャラがかなり味わい深い。
まさしくショムニ
これ、ドラマ化、映画化したら面白いだろうなぁとか思った。


最後に、プライベート部では主人公の昔の女関係が出てくるんだけど、こっちの方はうじうじ回想ばっかり。
正直共感できませんでした。はっきり言って蛇足。
最後の最後で再会したので、まあ救いがあったけど。


とはいえ、全体としては涙あり、笑いあり、感動ありで気力が沸いてくる一冊かと。
脱力喰らいまくってオーラバリアが消えちゃった人にお勧め。
もちろん、ハイパー化したい人にもオススメ。


もう一冊

読了。
サクサク読めますた。


舞台は古代中国風の彩雲国。
ちょっと十二国記に似てるかな。
まあ、あれほどシリアスじゃないけど。
とりあえず一巻読んでみた限り、世界観とかキャラとかとっかかりとしてはまずまずの感触。
美形キャラ多くて、男女問わずうほっ!な展開が多いかも…w
とりあえず続けて読むことにしますかね。