「須田鷹雄氏は“ダブルスタンダード”か?」というコラム

これ、このテーマで僕へのリンクもあるというのは、おまえも語れと言われているんだろうなあ(笑)。
僕自身は「須田はダブスタだ」みたいなのが盛り上がっていたときには、「そんなこともねーだろ」と思っていたクチなんですが、須田さんの回答聞いてひっくり返ったクチですからね、ただジャーナリズム的立場とビジネス的立場を使い分けるって発言はちょっとどうかとは思いますよね、場合によってはジャーナリズム的見地からビジネス的な思惑をリード出来る可能性もあるわけですから。
まあ僕はこの辺よりも、須田さんが「いつまで『僕は若手です』って振る舞いを続けるのか」ということのほうが気になっているんですよね、自分のテレビ仕事においての日記の記述がどこまでも自虐的というか、卑屈なのもファンとして苛々するというかいい加減鬱陶しいというのもあるんですが(笑)。
いや須田さんの井崎脩五郎鈴木淑子の立て方って、ちょっとやり過ぎだと思いませんか? これは僕が関西で「スーパー競馬」も「噂の東京マガジン」も放送していない地域の人間だからそう思うのかも知れませんが、競馬ファン以外に対する影響度というのを考えるのなら、井崎脩五郎須田鷹雄知名度の差なんて言うのは、数にしたら大きいかもしれないけど、実際の営業的な面で関わってくる比率としたら誤差の範囲じゃないんでしょうか? 競馬ファンというところになってくると、正直、須田鷹雄知らないような人は例え井崎脩五郎鈴木淑子は知っていても、知っているだけで営業的な意味合いは持たないと思うんですが、師匠を立てるのは良いけど、師匠の前に出ようとしなというのは問題多すぎないでしょうか、過去の人の背中に隠れながら、表に立つこともなく自分も一緒に過去の人になってほしくないです。
ここまで須田さんに対して言うのって理解なかなかしにくいと思うんですけど、90年代の前半に競馬にどっぷりだった人で、須田鷹雄に期待していた人は多かったと思うんですよ。
須田さんだけでなく、同時期に競馬ライターとして新進気鋭の活躍をしていた畠山直毅中田潤、そして「優駿」の読者コーナーを担当していた山河拓也といった人たちを競馬マスコミ、エンターテイメントの伝え手として次世代のエースとして期待している人たちは、僕は相当数にいたと思っています。
しかし畠山さんや中田さんは、90年代に競馬雑誌や別冊宝島を読んでいた人なら知っているような形で一時第一線から外れたり、競馬から離れたりということがありましたし、須田さんや山河さんはその後に多くの競馬雑誌が休廃刊になったり、別冊宝島の「競馬読本シリーズ」がすっかり別物になっていく中で、期待されていたような活躍をしようにも場がないというのも事実なのですが、山河さんはある程度最初から期待されていたポジションでの活躍をしているようにも思いますが、須田さんは正直、微妙だとは確かに思います。
もうそろそろ井崎さんや鈴木さんの下から離れる時期だと思うし、「若手お笑い競馬ライター」という楽なポジションを捨てる決断をするべきでしょう。別冊宝島の競馬読本シリーズが好調だった頃に、唯一ダントツで若手だった須田さん、そして日本の競馬ライター史上、おそらく初ではないかと思っているのですが、須田さんはトラックマンも他ジャンルでのライターや作家というのを経ないで競馬ライターになって売れっ子になった最初の世代だと思うんですよ、そういう若手で何かを経ないでいきなり競馬ライターになっていくという道筋を付けて、それにおいてオピニオンリーダーといってもいい存在に僕は須田さんは会ったと思っていますし、それの恩恵は僕は確実に須田さんは受けたし、いまも受けていると思っているので、その立場の責任は果たしてほしいと切に願っています。
酔いどれない競馬」は須田鷹雄の番組と思って少なくとも僕は見ていますし、そういうファンは沢山いますよ、そういうファンを少数派の変な人のように思うのは、あなたのアンチだけで良いのであって、須田さん自身がそんなことを日記に書くのは、ジャーナリストとしてもビジネスマンとしても僕は失格だと思います。
なんか須田さんのこの控えめというか、あまりにも自身のテレビメディアに対する自己評価の低さは、せっかく競馬ライターとして唯一テレビメディア露出のチャンスを多く手にしている状況を活かせていない理由になっていると思います。それってきっかけをくれた井崎さんや淑子さんに一番失礼な状況じゃないのかなあ、須田さんの世代がそろそろ競馬マスコミのフロントに立たないといけない時期が来ると思うんですが、このままだと前のエントリーにも書いたように“ノモケン一人勝ち”の時代がやってきそう。
しかし須田さんの同世代の加島翼さんとか黒須田守さんにしても、やっぱり活躍の場が激減した影響というのを痛切に感じますね、この人たちが第一線に立てていない現状は残念です。まあ何を持って第一線とするかというのも人それぞれでしょうが、とりあえず芸能界とかもそうですが、世間の若手の基準がどんどん上の年代になっているとはいえ、須田鷹雄は若手の顔して師匠の背中に守られるような立ち位置はそろそろ止めてほしい。期待しているファンは沢山いるんですけどね。
MilkyHorse.comの馬法学研究会)

追記:「若手からの脱皮はあるか?」(えむわにの日記)

 おりたさんがわざわざトラバしてきたってことは、「お前ももっと語れ!」という無言の圧力なんだろうなあ(笑)。

いやそういう訳でもなかったんですけどね(笑)、むしろ……。

あんたは言い出しっぺで、この件煽りだした人なんだから、「あんたはもっと語れ!」(笑)。
さらに追記:競馬でメシを喰うこと。(殿下執務室)
これを読むと僕は須田鷹雄は競馬ライターという場所を変える場所にして、真剣に競馬タレントとかキャスターという場所に対して真剣に攻めていってほしいという希望があるのかも知れないとは少し思った、だから氏のテレビ仕事とかイベント司会仕事に対する腰の引けっぷりに対して失望が大きいのかなと言うのも少し思った。ゼネラリスト的に稼ぐはいいけど、全体的にPOG以外はかなり中途半端になり過ぎている印象は確かに否めないですよね。