2016.5.15

〜 十年一昔、バプテスマの恵みを思い出す 〜
 富山小泉町キリスト教会に赴任して早くもそろそろ10年目に入ります。古くからのことわざに「十年一昔」という言葉がありますが、その言葉通り、わたしたちの教会を取り囲む状況は全く変わってきたことに驚きを覚えます。10年前の教会の周りには田んぼが多く残っていましたし、家もそれほど多くありませんでしたね。田んぼや自然がなくなったせいか、毎年目にしていたキジの親子も見えなくなりましたし、鳥たちの鳴き声も、今頃のカエルたちの大合唱も聞こえなくなりました。自然が大好きなわたしから見たら寂しいことです。 また町のどこからも見えていた十字架塔も次々と建つ家々に囲まれて見えなくなっています。このように激しく変わっていく世にあって、わたしたちの教会はどのような変化を遂げてきたでしょうか。                       
“だから、キリストと結ばれる人は誰でも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。”(Ⅱコリント5:17)“新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。”(マタイ9:17) 本日バプテスマを受けるN兄とは5回に亘る聖書の学びの時を過ごしました。10年前の幼い幼稚園児の姿はもうありません。しっかりとした神様への信仰告白ととても誠実で真摯な一人の信仰者の発見に感謝と喜びの賛美を献げるのみです。大きい身長がどこまで伸びるか分かりませんが、神への信仰においてもますます伸びていき、神と教会の誇りとなる望兄を夢みていきたいと願います。神の家族の皆さんはバプテスマを受けた時の感動を覚えていますか。その時と比べて皆さんの信仰はどのように変わっていますか。シャローム