津波一週間後の塩釜・多賀城の状況

今朝の仙台は薄曇り。
昨日とは打って変わって、山や海は霞んでまったく見えません。


さて昨日、実家の宮城野区福室から多賀城を通って弟が住んでいる塩釜まで行ってきました。
ちなみに塩釜は、高校2年から予備校卒業までの3年間住んでいたこともあり、今回の津波の被害でどのような状況になっているのか非常に気になっていました。また、TVなどではあまりこの地区が報道されず、状況がどうなのかと心配されている方々が多いと感じていましたので、敢えてありのままの状況を、なおかつ正確な場所が地元の人にも分かり易いように掲載したいと思います。場所のリンクをクリックするとgoogle mapが表示されます。
昨日までは仙台市中心部の比較的平穏な様子を載せてましたが、津波から一週間経った昨日でも、沿岸部はまだまだ復旧が追いついていないのが現状です。これもまた現実ですから、敢えて今日はその様子を正確に掲載しようと思います。


地震当日、仙台港付近からの津波は私の実家の400mまで迫りました。日頃、この辺は海に近いと言う感覚はないのですが、いかに今回の津波が内陸深く到達したかと言うのを実感しました。
実家を出発して車で5分。仙台港近くの蒲生二本木交差点(クリックでgoogle mapを表示)。コンテナが流れ着いています。この辺は工場や倉庫が多い地区なので、そこから流れ出した物が散らばっている状態です。

近くのキリンビール仙台工場からのアルミ容器。

工場の周りには、車とビールケースが散らばっています。


この付近から北を見るとアウトレットの観覧車が見えます。

この辺りは超大型店が軒を並べており駐車場も広大です。そこに停めてあった車が軒並み流されて産業道路さらに先の国道45号方面に流されたようです。写真右手が三井アウトレットパーク仙台港

正面入り口。駐車場には車がほとんど残っていません。どの大型店も駐車場の車は残らず流されており、がらんとした広さが津波の怖さを物語っています。



産業道路を塩釜方面へ多賀城のイオンが見えています。











産業道路多賀城付近の動画です。


産業道路をそのまま進み、塩釜に入りました。貞山運河が横を流れる芦畔町付近


塩釜港のマリンゲート。駐車場の車は流されています。


塩釜港の岸壁。


千賀の浦緑地から交差点方向とマリンゲート方向。

創業享保5年(1720年)の志ほかまで有名な丹六圓は無事でした。壱番館裏からこの付近は比較的きれいな状態です。


塩竃神社の表参道までは水が来なかったようです。もちろん塩竃神社は無事です。


仙石線本塩釜駅



海岸通り商店街


グランドパレス塩釜付近は無事でした。



尾島町消防署付近はきれいな状態ですが、45号線方目はわずかに下るので被害に遭っています。



45号線にぶつかり、尾島町交差点を左折。私が以前住んでいた付近です。私が住んでいた頃も大洪水があったのですが、今回も水が引けるのに一週間掛かったようです。



塩釜郵便局前

こうして一台一台車を撤去しています。




45号線を仙台方面へ。塩釜三小下のNTT付近から多賀城の砂押川までは無事。




45号線は砂押川を渡ったところから中野栄までが津波の被害に遭っています。


このように、あくまでも私が行った範囲では、塩釜、多賀城とも、家ごと流されているような地域は見当たりませんでした。
ただ、津波から一週間経ってもまだまだ手つかずの場所が多く、やっと水が引いた地域も泥がかなり堆積しており、この地域の方々の復興が簡単では無いことは間違いありません。
自分が生まれ育った地域がこれだけの被害を受けてしまったことに改めてショックを感じると同時に、津波で被災されたの方々を思うと心が痛みます。



実家付近に戻る頃、夕日がやけに奇麗でした。地震津波で被災した地域が早く復興できるよう、みんなで力を合わせて行きたいと思います。


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