そろそろディスコミュニケーションツールがほしい

インターネットを介したコミュニケーションツールは多数開発されているが、それに比べるとディスコミュニケーションツールのほうはまだほとんどない。いや、あるのかもしれないが実例を見たことがない。
ディスコミュニケーションツールなどいらないという人もいるかもしれない。確かに合理性だけ追求するなら、そんなものは不要だ。コミュニケーションをとりたくなければネットにアクセスしなければいいのだから。だが、人間はそんなに簡単な生き物ではない。
たとえば、壊れた扇風機は暑くないときに使えるし、穴のあいたコップは喉が渇いていないときに役立つ。同様に、誰とも繋がりたくないときのためのツールがほしくなることもあるのだ。
自分あてにしか送れない電子メール、書いた文字がすべて?に変換されるチャット、到達するのに125年かかるメッセンジャースワヒリ語のスパムコメントのみ受け付けるウェブログなど、そういったツールは技術的には不可能ではないはずだ。
ぜひ開発してもらいたい。