本能とそうでないものとをどうやって見分ければいいのだろう?

というような疑問を「○○は人間の本能《だから正しい》」というありがちな論法 - ビジネスから1000000光年とか子供を産み育てることは人間の本能 - Joeの救いようのない話を読んで、ふと思いついた。
で、例によってウィキペディアで調べてみた。

本能(ほんのう)とは、動物(人間を含む)が生まれつき持っていると想定されている、ある行動へと駆り立てる性質のことを指す。現在、この用語は専門的にはほとんど用いられなくなっているが、同様の意味を持つ語として遺伝的基盤がある、生物学的基盤がある、等が用いられる。特定の行動や心理が「学習の結果」か「本能」かと言う単純な二分法は19世紀末以来「氏か育ちか論争」として論じられてきたが、動物行動学では行動生態学の発展によって、心理学では認知心理学発達心理学、行動遺伝学の進展によって、ほとんど見られなくなりつつある。

むぅ。「本能とそうでないものとをどうやって見分ければいいのだろう?」などという問い自体が疑似問題っぽいみたいだ。これは勉強になった。