どんな時も自分らしく


2014年3月22日・土曜日・晴れ(暖かい)



まさに春を感じる良い天気だった。
昨日はあれから3人で楽しみました〜♪
撮りためて来てくれたiPad見たり、娘が車椅子押してくれて(看護師さんも同行)、売店までアイス買いに行ったり。
凄い進歩でしょ!ついこの間まで寝たきりだったのに。
不思議だ…。
独りの時はいろんな想いが過ぎり、悶絶としたりもするのに、子供達といると、そんなおもいの一切が消え去り、
私はまだまだこの子らと一緒にこうやって生きるんや!
って想いだけに包まれる。
女は弱しだけど、母は強し
って事でしょうか。。。



龍はずっと絵を描いていた。(幼い頃から絵を描く事が好きで、それは今も続いている)
ちまちました雑貨好きの私とりーは、最近手に入れたお気に入りのはんこセットを押したり、猫写真集見たり。
いつもそれぞれが家でやっているような事を楽しんだ。
各々の事をやっていても、ひとつの空間に一緒にいることが出来るということは、実はとても幸せな事だったんですね…。



そんなこんなで時間はあっという間に過ぎて行き…。
夕方、夫が迎えに来て、3人で帰って行った。



夜は友人と例の息子たち3人も一緒に来てくれる。
放射線照射の時のマスクでも盛り上がる。
やれフェンシングの時被るやつみたい、だとか、スパイダーマンだとか、犬神家の一族のスケキヨみたい、だとか(笑)

「たぁってさ、どんなにキツくても、耐えきれないような事でも、全部笑い話みたくしちゃって、ゲラゲラ人を笑わせるんよね。それってたぁやから出来る事やと思う」と友人。


別に自分では意識してないんやけど。
昔からそんな部分はあったように思う。
今の状況だって、まともに考えるならばとんでもない状況だ。
それこそ余命云々の状態なのだろう。
でも、それをどんなに悶々と考えても、どうなる訳でもない。
オプティミストな自分、悶々とする自分、がんである自分。
そのどれもが自分であり、それは変える事なんて出来ないまさに自分自身の事であり、自分が引き受けるしかない事。


「今」を、今この瞬間を生きるしかない…。と思う。
時は待ってはくれない。「今」と思うはなっからそれはもう過去になっていて、今という時すら無いのかも知れない。
誰もがサラサラと落ちて行く砂時計のような時間を生きている。
明日何が起きるかすらも分からず、皆、不確実な生を生きている。
だとしたら…。


私は私でいよう…。
全身がんだらけでも。
私の心や私の全てががんに侵されている訳ではない。
全てを受け入れて行くということは、諦める、という事では無く、
自分が自分で在ることを再確認して行く、という事でもある。




うむ……。
なんか上手く言葉にならなかった気もするが…。
要するに、ただたんに、


楽しみたい!人生を!



って言いたかったのかも。







昨日、お気に入りのオリーブdeオリーブの薄紫リュック(横浜友人たちからのプレゼント)と、木の香り漂う手作りのバッグ(柳吉はんからのプレゼント)にいろいろ詰め込んで来た娘。
一気に旅気分を満喫した模様❤


ずっと私の車に乗せていたジジ&ぐれりのぬいぐるみも持って来てくれた。




今夜のおうちごはん。
トマトガーリックのペンネ
エリンギのバターソテー
ツナとコーンとレタスとベビーリーフのサラダ。ミントで香りづけ…
イタリアンな夕食…。


だそーです。(長いっ!笑)


因みに昨夜は
もやしと豚肉の久留米風焼きそば
シュウマイ

でした。


夫よ…。
この調子でどんどんレパートリー増やすのぢゃ。(笑)








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緊急講話会のお知らせ

『遊雲さん 父さん』
の著者で、僧侶でもおありになられる有国 智光さんが、明日、がんセンターにいらしてくださることになりました!

この本との出会いは再発した時。
なので、もう5年以上前の事です。
最初の再発が肝転移だなんて…。
奈落の底にいた私を救ってくれた本。(西日本新聞コラム【連載・生きてる…(全27回)】の23回にも書いてます。リンクを貼ってるので、よろしければ是非こちらも読んでいただければ嬉しいです)





『がんのほんとうの怖さは現実の痛みではなくて
「死ぬかもしれない」
という宙ぶらりんさにある。
当然のことのように勘違いしたまま、根拠なくこれからもずっと続くと思っていた生が、死を突きつけられることで、実ははかなく脆いものだったと知らされる。
つまり、がんの怖さの正体は、本性をあばかれた危うい生に対する怯えなのだ』〜遊雲さん 父さんより〜






明日、14時から講話をしていただけるはこびとなりました。
今回の入院が思いもしなかった事ならば、
まさに有国さんとお会い出来る事も、誰が想像出来たでしょうか。
それもこれも、ご縁ということになるのでしょうか。





なにぶん急に決まった事なのですが、お近くの方はどうぞ、いらしてください。
勿論、私も参加します。(車椅子にて)





3月23日・日曜日
午後2時〜
九州がんセンター・2階会議室
福岡市南区野多目3-1-1
092-541-3231)



『遊雲さん 父さん』有国智光 著
本願寺出版社