世の中びっくりするほど「コミュニケーションが図れていないことに気がついていない人」が多い。それで昔読んだこの本のことを思い出した。
理解の秘密―マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special)
- 作者: リチャード・ソウルワーマン,Richard Saul Wurman,松岡正剛
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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コミュニケーションの大前提は「表現は程度の差はあれ誤解される」ことだと思う。だから言葉を発するときには誤解の程度が低くなるように気をつける。当然相手に合わせて言葉を選ぶことになる。相手がよく知っていることであれば端折るし、あまり知らないことについては詳しく話したり、とりあえずイメージをつかんでもらうために例え話を持ち出したりする。
専門的なことを専門用語でしか話せない人や、同じ話を同じような話し方で何度も話す人は、
- 他人に興味がない
- コミュニケーションというものについて無知
- 単にずぼら
のどれかだと思う。まあそもそも話すことすら積極的にはやってこなかったワタシみたいな人間よりは社会的に価値ある人々なのかもしれないけど。